小さな会社はメガバンクと取引するのはやめておけ。

2025年4月2日2025年4月3日

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小さな会社がメガバンクと取引しているケースはあります。
ただ、小さな会社がメガバンクと取引するのはおすすめできません。

その理由をまとめてみました。

メガバンクで箔が付く？

小さな会社がメガバンクと取引をしているケースもあるでしょう。
ここでいうメガバンクは、いわゆる都市銀行。全国にあるような大きな銀行です。M◯FGとか。み◯ほとか。

たまにメガバンクの預金口座を入金口座にされている会社を見かけることがあります。
メガバンクが入金口座だと、きちんとした会社だと思われるなどの理由からでしょう。

ただ、実際はそんなことありません。
メガバンクの口座が入金口座じゃないからといって、信用されないということもないでしょう。
逆に小さな会社がメガバンクの預金口座を入金口座としていて、なにかメリットがあるかといえば、特にないでしょう。

振込料も高ければ、ネットバンクの基本料も高い。
仕事を前提とした場合には、やりにくいわけです。

もし、大きいからとか、昔から利用しているからという慣習だけで選んでいるとしたら？
取引する銀行を見直すのがおすすめです。

メガバンクはどこを見てるか？

なぜ、メガバンクの取引をおすすめしないか？

結論から言えば、メガバンクは小さな会社のほうを見てくれないからです。

メガバンクが見ているお客さまは、上場しているような大きな会社です。
大きな会社はお金を借りるとしても、金額の規模も大きいですし、リスクも少ない。

銀行からすれば、貸しやすい会社です。

ところがそれに比べると、小さな会社はどうか？
大きな会社が借りるお金と比べると、融資額はさすがに違います。
それでいて、リスクも大きな会社に比べると、高く映ります。

お金を借りるとしても、かなりキビシイ条件で出てきます。
リスクをとりたくないから、保証協会なしでお金を貸そうとすることが多いかと。
で、ピンチになったときに、追加でお金を貸してくれるとも限りません。

つまり、小さな会社にとって、都市銀行は仕事でやりとりできる銀行ではないのです。

じゃあ、小さな会社はどの銀行と取引するのがいいのか？
主には、信用金庫や地方銀行。政策金融公庫も含めて、でしょうね。

振込手数料も安いですし、ネットバンクの基本料も無料だったり、有料だとしても安いです。
お金を借りるとしても、メガバンクに比べると条件がやさしいのです。

プロパーといって保証協会をつけずにお金を貸してくれるケースもあり、お金を借りた後に積極的に狙えます。

万が一、ピンチになったときでも、追加でお金を貸すことにもメガバンクに比べると前向きです。

どこの銀行と取引するかは、仕事を続けるためにも、こちらから積極的に考えたほうがいいでしょう。

銀行にお金を借りたらおわり…ではない

また、銀行からお金を借りる場合、一度借りたら終わりにしないようにしましょう。
銀行にはちょっと変わった考え方があり、決算書でどれだけ数字がよくても、お金を借りた実績があるかどうかを重視します。
つまり、お金を借りたことがない銀行、お金を一度返してしばらく借りていない銀行には警戒します。
だから、借りて実績をつくること、会社の方向性を示したり、一度借りた後にも利益を出して、返せるという信用を積むことが大事です。

そうすれば、次はもっとお金を借りやすくなります。

たとえば、銀行からプロパーでお金を借りていたとして。

返済が進めば残高は減っていき、毎月の返済が終われば銀行からの借入れは終わります。
ただ、それで無借金経営にならずに、お金を借り続けるのがおすすめです。

また、返済がある程度進んできたら、折り返すようにお金をまた借り直すこともできます。
銀行と接点をもっておくわけです。

別に銀行の営業をするつもりはありません。
そのほうがいいと思うからです。

無借金経営からなるべく銀行のお世話にならずにお金を返したい…という考えもあるかもしれません。

ただ、小さな会社であれば、なかなか無借金経営というのは、カンタンではありません。
銀行からお金を借りると借りないのとでは、安心感が違います。

もし、無借金で手元のお金だけで過ごすとなれば、不安もあるでしょう。
資金繰りがキツければ、夜も眠れないかもしれません。

お金を借りる場合には、手元のお金は増やすことができます。
ムダに使わなければ、そのお金で借りたお金を返すこともできます。

お金が一度に口座に入金されて、毎月ちょっとずつ返すのが通常。
すぐには減りませんから。
使わなければ、そのお金で借りたお金を返すこともできます。

お金がなくなったら、仕事ができなくなるわけで、その視点で考えてもお金を借りておくことには意味があります。

ただ、お金を借りるにしてもこちらを向いている銀行から借りるのがいい、するとメガバンクより信用金庫などのほうがいいということになります。