クルマを持っているなら、ときどきは洗車をするでしょう。
ところが洗車はめんどくさい。
また、洗車したら拭き上げが足らずに水シミができてしまって、残念な気持ちになったことがあるのではないでしょうか。
水シミの悩みとおさらばしたいなら、純水洗車にこだわってみましょう、というはなしです。
(洗車に興味がないというのであれば、この記事を閉じていただければ。)
「キレイにしたつもりがなっていない」という現実
洗車をする場合、大きく3つの選択肢があります。
- 業者の方にやってもらう
- 洗車機にかける
- じぶんで洗車する
業者の方にお願いする場合はともかく、じぶんでやる場合には気をつけないといけないことがあります。
それは洗車したあとのクルマの水分を拭き上げること。
そうしないと、写真のように水シミが残ってしまうのです。

クルマを洗車したあと。運転席から順番に拭いているうちに、まだ拭き取っていない助手席側やルーフが乾いてしまった…というのはよくある光景かと。
1パネルずつ(パーツごとに)洗車したほうがいいといわれるのは、水シミができてしまうのを防ぐためです。
とくにこういう洗車場は、洗車→泡→洗車などのメニューごとに時間の縛りがあったりと、慣れないうちはクルマ全体を洗車せざるを得ないかと。

わたしも一度や二度でなくあります。
なぜ、このような状況になるのか?
理由の1つは天気。
天気がいい日に洗車をすれば、太陽で水分がすぐに飛んでしまいます。
そうなるとスピードをあげないと水シミにすぐになってしまいます。
そうなると、天気は晴れよりも曇りの日などを選んだほうがいいです。
もう1つはクルマを洗っている水。
通常、洗車をする場合には水道水を使います。
この水道水に不純物が入っているのです。
具体的には、ミネラル成分(カルシウムやマグネシウムなど)が含まれています。
洗車後に水滴が残ったままにしていると、水分が蒸発してこのミネラル成分が残ってしまうのです。
これが水シミが残る原因。
雨はどうか?
実は雨水は蒸留水。
なので、乾いても跡形は残らず意外にも「水シミ」になりません。
ただ、雨水でも黄砂を含んでいると、その黄砂にミネラルがたくさん含まれています。
洗車せずに放置しておくとやっぱり「水シミ」になる、というなんともややこしいはなし…。
なので、水シミが付かないようにするには、
・洗車後の水分をしっかり拭き取ること
・黄砂を含んだ雨が降ってきたら洗車する
となり、結局のところは洗車がカギを握ります。
もれなく拭くというのもカンタンではありません。
どこかしら忘れることもあるでしょう。
きっちり洗車したのに、水シミとなって汚れが残ってしまったとなれば、いったい何のために洗車をしたのか?
ということになります。
特にこれから黄砂や花粉が多くなる時期ですから、なんとか対策しておきたいところ。
その解決策は水道水でなく「純水」で洗車することです。
解決策は「純水」
「純水」とはいいましたが、そもそも「純水」とはなんぞや?という声もあるでしょう。
「純水」というのは、文字どおりミネラルなどの不純物を取り除いた水です。
これを聞いてピンときたあなたはなかなか鋭いです。
そうです。
「純水」で洗車をすれば、洗車後の水シミは残りません。
ただ、洗車後に放置しておくのはよくない。
洗車後に水分は拭き取っているうちに、他のところが乾いてしまって水シミができてしまった…などの心配は無用です。
ゆっくり拭き取ればいいし、ちょっとくらいしなくても問題ないかと。
水道水を「純水」に変えるだけで洗車は一気にラクになります。
とはいえ、その純水とやらはどこにあるのか?という方もいらっしゃるでしょう。
ここでの選択肢は2つ。
- 純水の洗車機にかける
- 純水器を手に入れる
のどちらかです。
「純水の洗車機なんてあるの?」と思われるかもしれません。
実は、純水対応の洗車機はあります。
わたしの住んでいるところだとかなり限られていますけど。

わたし自身も純水洗車をやってみました。値段は通常の洗車機とほとんど変わりません。
それでいて水シミも出ません。

洗車場なら洗車機にかけたあと、タオルで拭きあげる、ブローがあれば水分を飛ばしてしまってもいいでしょう。
そのまま置いていても水分は蒸発してくれるのですが、何もしないでクルマを置いておくのは避けたほうがいいかなと。
じぶんで純水をつくるという選択
中には洗車機よりもじぶんで洗車したいという方もいらっしゃるでしょう。
わたしも最近はこっち派です。
洗車機に通さないなら、純水器を手に入れることです。
Amazonで売っています。
値段はピンキリで、2万円前後から3万円くらいです。
買ったのは「サンエイ化学 カートリッジ純水器 10L」。


高さはわたしの足と比べると、ひざよりちょっと低いくらい。まぁ、もっと足の長い方はいますから、わたしの基準です。
重さは10kgでちと重めですが、洗車のストレスを考えると、まぁ許容範囲。
この純水器の中にイオン樹脂が入っていて、中に取り込んだ水道水を純水に変えて出すわけです。
ただ、ちゃんと純水になっているかは何ともわかりません。
同梱のTDSメーターで、水質を測ることができます。

まずは水道水。黒いケースに水を入れてフタをすると、

31ppm。不純物があるということです。

で、今度は純水器を通した水でも測ってみると、0ppmとなり、純水になっていることが確認できました。

ちなみに純水器を通していても0ppmにならなくなれば、そのときは純水器の中にあるイオン樹脂を交換する時期だということを意味します。
ちなみに。このメータによると、50ppm以下の水は飲めると書いてありますが、果たして…。

実際に自宅の窓にも砂ほこりが付いていたので洗ってみたら、やはり乾きもいいし、水シミも残らず。
また、この純水でクルマの窓にちょっとの純水と脱脂シャンプーをつけて拭いてみましたが、キレイになりましたし、乾きも早かったですね。
ということで、ご興味あればぜひ試してみてはいかがでしょうか。
じぶんで洗車をやるという方の参考になればうれしいです。
【編集後記】
昨日は健康診断、いろいろネタになることもあり、楽しめました。
去年は血圧でひっかかりましたが、今年は何もないことを祈ることにします。
夜には旅行の準備もちょっとすすめました。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
肺活量検査
タイムズ精算
純水器で洗車
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