画像の背景を削除することができます。ただ、背景を削除しないほうがいいケースもあります。背景があってこそ映えることもあるからです。
画像の背景は消せる
小学校では、iPadを使う授業があります。iPad、カバーがついていてムダに分厚いで、子どもたちのためにも軽くしたほうがいいような…。それはそれとして、iPadで勉強したことを写真や文章を書いてデザインする授業。
先日、長男(9)が触っていたのがCanvaでした。パソコンでも使えるあれです。
学校の授業で最近使い始めたらしく。写真の背景色とテキストを入れる背景があわず、画像が浮いた感じに。そこでスポイトで色をとって色を合わせようとしていましたが、「どうやってやればいいかわからない」というので、やり方を教えました。
そのときに目についたのが背景除去。あれこんなのあったっけ?と思ったらパソコンだと有料プランのようでわたしは使ったことがなく。
背景を削除して背景透過にすることで色を合わせる問題はあっさり解決しました。
確かに画像の背景を消すことはできます。Photoshopだと、
背景を削除というボタンがあり、クリックすると
被写体を認識して、背景を削除してくれるのです。ちょっと削除しきれていないところもありますが、一瞬で被写体がどこなのかを想定して削除してくれるのは、AIの進化だといえるでしょうね。
ただ、これがいいのかどうか。背景を削除しないほうがいいケースもあります。
背景を削除するデメリット
背景を削除すると、景色が映らなくなります。その写真を見て何を思うか?
背景が真っ白なので、右(下)の写真だけ見たら、どこで撮ったのかもわかりません。周りにヒトが多かったのか?少なかったのか?も、朝なのか?夜なのか?もさっぱりわかりません。
そういう写真が楽しめるかどうかです。たとえ、背景がボケていたとしても、背景があることでその場所の雰囲気、状況も伝わります。同じ1枚の写真でも伝わることは減るでしょう。
ただ、背景があればいいかといえば、そうでもありません。
先程の写真の背景をAIにつくってもらうこともできます。こんな感じで。ただ、背景から読み取れるものはありません。
他にも2つ候補を挙げてくれたのでそれはどうか?背景はわかるのですが被写体が合っていません…。こういう場所に神社がある場所もどこかにあるのかもしれませんけど。
これはもうやりすぎ感があります。
…背景は海外?。ミスマッチもいいところです。
背景があったとしても飾られた背景だとしたら、写真としては浮いたものになってしまいます。やはり背景と被写体が一体化する写真だと、その場所の状況もはっきりわかりますし、しっくりきます。
写真と同じようにじぶんの背景もしっかり伝えておきたいものです。
背景が見えるように出しておく
じぶんにも背景がありますから、それを外から見えるようにしておきましょう。
どこにいて、どんなことをやっているかがわかる背景もありますが、
プロフィールも含めて過去にどういう道を歩いてきたかをみせておくのも背景。
仕事をしているといっても、それぞれに辿ってきた道は違うわけですから、背景が違えばそれは個にもつながることです。
たとえば、
・会社員時代に残業に苦しんだ
・会社員を辞めて税理士試験に3年専念
・その後に会計事務所に2つ勤務
・2015年に長男(9)が産まれた
・その4ヶ月後に独立
などなど。独立までの背景に限っても、まったく同じ人は2人としていません。失敗談からどう現在に結びつけたかを語るにもやはり失敗談の背景は欠かせないでしょう。
背景を見せないのもありかもしれませんが、共感を抱いていただける、より個を出せるのは、背景が見えるほうかと。なお、背景がじぶんに合ったものでないと先程のAIのようなミスマッチを生んでしまいます。ボロが多少出るくらいでも被写体であるじぶんにふさわしい背景を外に出しておくことです。
背景ボケでもいいので、ちょっとずつ出しておきましょう。
【編集後記】
昨日は確定申告、相続、セミナーの受付け。午後にマクロの見直しやRPAの設定などを。夜は長男(9)といっしょにiPadでCanvaを使ってデザインを楽しみました。この分野なら教えられることはあります。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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