じぶんで仕事をする場合、経理をまとめて確定申告をしなければいけません。
ただ、その中で意外と知られていないこともあるなと思ったものを3つ挙げてみました。
経理はじぶんでやっていい
フリーランスでも、会社でも、じぶんで仕事をするとなれば、税務申告が必要ですし、経理もまとめる必要があります。
そうすると、「間違っていたらイヤだしお願いしないといけない…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、結論から言えば経理はじぶんでできます。
…というか、経理はじぶんでやったほうがいいです。
なぜなら、数字がわからないとデメリットが多いからです。
もし
- 売上がいくらか?
- 利益がいくらか?
- わかるのは通帳の残高だけ
という状況で、毎日仕事をしていたらどうでしょう?
地図を持たずに洞窟にいるようなイメージです。
だって、現状どこにいるかもわからないのですから。それってすごく不安なことです。
というと、「だからお願いしたいんだよ?」というでしょうね。
ただ、丸投げすればすぐにわかるとも限りません。
入力の仕事をやってくれる方はたいてい他の方の経理入力も受けています。
そうすると、じぶんがどんな状況なのかを知るにも順番待ちになる可能性はあります。
それに経理をじぶんでやっているのと、丸投げしているのとでは数字のことをわかる深さはまるで違います。
経理を任せていて、利益が出ているからお金があると思っていたら、「実はなかった」みたいなことも耳にするはなしです。
じぶんでやっていれば、
- お金の残高がどれくらいかるか?
- 利益がどのくらい出ているか?
- 税金をどのくらい払いそうか?
- 未入金の売掛金がある
といったこともタイムリーにわかります。
望むなら経理はじぶんでできますし、やるのをおすすめしています。
科目は自由につくっていい
会計ソフトを使うとなると、科目の初期設定がされています。
ただ、用意されている科目しか使っていけないわけではありません。
じぶんで自由に科目をつくって構いませんし、つくれるようになっています。
たとえば、交際費や減価償却費など税金の申告書をつくるのに必要な科目もあるのですが、一部です。
それ以外は自由に科目をきめていいのです。
たとえば、売上高にまとめなくても、仕事別の売上の科目をつくっておけば、売上の内訳を確認することなく、科目ごとに数字を確認することができます。
- コンサル売上
- セミナー売上
- 動画販売売上
- 出版売上
のように。
こちらの記事にもまとめています。
新しい仕事をやったら経理の勘定科目をつくってみよう。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG
会計ソフトで入力しなくてもいい
じぶんで経理をやろうという方が考えるのは、「経理の入力がタイヘンだなー」ということ。
会計ソフトの入力画面は、日付から科目、金額、税区分、借方、貸方と入力の枠が目白押しです。
「ここに1つずつ入力していきましょう」と言われたらわたしもやりたくありません。
ネットバンクやクレジットカードなどのデータを連携させて入力を減らしましょう。
さらにデータ連携ができない取引も、会計ソフトの画面で入力しなくてもExcelに入力してインポートすることもできます。
ルールがキビシイ、やり方が1つしかないと思うと敷居が高くなりますし、やりたくもなくなる可能性があります。
経理をするのにExcelを使うかどうか? インポートをやってみよう。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG
会計インポートでダブリに気づくための対処術。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG
最終の申告の時点では1円まで合わせる必要がありますが、やり方、過程に決まりはありません。もっと自由で良いものです。
じぶん好みのやり方を見つけていただければ、経理のハードルは下がりますので、ぜひ挑戦してみていただければ。
わからないところだけをコンサルティングで聞いてみるというのもいいでしょうね。教えてくれる方はネットを探せば意外といらっしゃいます。わたしも含めて。
【編集後記】
昨日は法人決算、株価評価などを。その後に打ち合わせ。夜に待っていたフロアタイルがようやく到着。棚や照明が届いたら部屋のリニューアルを進めていこうかと。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
BetterTouchTool