仕事ではいきなり100点満点を狙っていません。部分点から狙っていって精度を高くすることもできます。
カンペキを目指さない、その理由をまとめてみました。
セミナー動画のトラブル
セミナーの収録をしたのですが、動画を編集しようと確認してみるとあることに気づきました。
それは動画の音声が2重で収録されていること。初めてのことです。
結果、音声にエコーがかかったような状態になっていて。タイムラインの下の帯を見ると、同じ波長が2つできているのがわかります。
トラブルはいつだって想定外。
ただ、トラブルへの対処は慣れています。エコーだからダメというわけではありませんが、声をもう少し聞き取りやすくしたいなと。
そこで最初にやってみたのが、Premiere Proでステレオ音声をモノラル音声に変えること。タイムラインでの操作ではなく、メディアの動画を右クリックして、変更→オーディオチャンネル。
チャンネル形式をステレオから
モノラルに変更し、L(左)かR(右)の聞きやすい方の音を採用。その状態でタイムラインにドラッグ&ドロップします。
次に「リバーブの除去」をしてエコーを減らすようにやってみましたが、これはそれほど効果が感じられず。
そこでもう1つの方法を。AdobeのAuditionに動画をアップロードし、「モノラルに変換」、「リバーブの除去」をそれぞれやってからファイル書き出し。ただし、Auditionで書き出せるのは音声ファイルのみです。
結果的には、Auditionのほうがエコーは消せたかなと。
で、Premiere Proで映像ファイルと音声ファイルのリンクを解除、Auditionで書き出しした音声ファイル(緑)をタイムラインにドラッグして音を聴き比べながら、
もともとの音声ファイルを削除して、Auditionで編集した音声をのせていったんの決着としました。2つあった帯は1つになっています。エコーは若干残りましたが、声はある程度聞きとりやすくなったかなと。
動画を送るときにはひと言添えて送らせていただきました。もし支障があれば、と。
カンペキがいいのは確かですが、カンペキを目指しすぎるデメリットもあると考えています。その1つがスピードです。
…というと開き直りと映るかもしれませんけど。
カンペキが足を引く
毎回満足行く結果が出せればいうことはありませんが、満足にたどり着くまでには時間がかかることも多いです。
カンペキを目指せば追求しすぎて時間がかかります。結果として動きは遅くなります。
それはこのブログやメルマガを毎日書いていても感じることです。書くときには全力を出すとしても、ある程度のところで手放すことも必要だと。
お客さまの質問にどこまで整えて答えるか?準備に時間をかけすぎては回答スピードが落ちます。
それよりはお客さまが望む8割〜9割の答えを素早く出すというほうがいいかなと。
お客さまが何を求めるかは、それぞれです。考え方も違えば、環境も違う。カンペキを目指せばきりがないですし、アテもありません。
お客さまから相談を受けたことにカンペキな回答を目指して2ヶ月も3ヶ月もかかっていては、たとえ精度の高い答えでも不満が残る結果になるでしょう。
だからこそ、ざっくりと、素早く出すというのを目指しています。
わたしが相談する側だとしても、ある程度のスピードで8〜9割のほうがうれしいです。
セミナーでも、コンサルティングでも、じぶんはどうやっている。じぶんならどうするという答え方しかしていません。わたしの中での正解は、他の方の正解ではありませんから。
わからないことがあるからやらない?
新しい仕事をやるときにも、カンペキな準備を目指さないようにしましょう。
「やったことがないから」
「わからないことがあるから」
と言っていては、いつまで経っても新しい仕事をはじめることはできません。
やってみたい仕事で何をやるかのイメージがわくなら、細部を知らなくても問題ありません。
積極的にやってみましょう。
やってみることでその都度にわかることを増やせるというのも、新しい仕事をやることの魅力です。
特に独立後は「どうやって答えを出すか?」「わからないことをどう解決するか?」も自由です。
やりたい仕事ならとりあえずやってみる。
たとえわずかでも可能性があれば、チャレンジできるのが独立後の仕事。
ゼロから仕事をつくれるのもまた独立後のいいところです。
【編集後記】
昨日は法人の月次、ランチは妻と一緒に友人夫婦と。旦那さんが東京に単身赴任することになったので、また再会を約束しました。その後は相続の打合せ。夕方に長男(9)のサッカー教室へ付き添いで。雨だったときは体幹トレーニングで刈谷の事務所でスタートも18時30分からです。
【昨日の1日1新】
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