仕事を効率化するとなれば、ITやネットを利用したいところです。
ただ、「ネットだとデータを盗まれないか?」、「不正請求されないか?」とネットの利用を不安視する声はいまだにあります。こうした声について思うところをまとめてみました。
ネットを使うとトラブルになる?
「ネットを使うとデータが抜かれたら困る」
「ネットで不正請求されたらどうするの?」
という声はこれまでに何度も耳にしていきました。新しいことをやろうとすれば、ITやネットを利用するのが前提。
少なくとも紙を使う仕事ではありません。
ではネットを使うことで危険になるのか?
正直なところ、何とも言えません。ただ、紙を使うからと言ってリスクがないとも言えません。
・紙が破れるリスク
・紙を間違えて捨てるリスク
・紙をコンビニなどに忘れるリスク
などはあるわけです。データなら破れることはありませんし、間違えて捨ててもDropboxなどを利用して復元ができます。データをネット上に保管しておけば、どこかに忘れるというのもありません。
Dropbox Plus の値上げをかなりの値下げと感じた理由(ワケ) 1TB→2TB・スマートシンク・巻き戻し | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG
では、実際にネット上のトラブルにあうとどうなるのか?
先月、実際に体験したのでレポートします。
クレジットカードが不正利用された件
ネット上のトラブルとは、クレジットカードの不正利用。
毎朝、経理をやっています。そのときにクラウド会計に見覚えのないデータが3件流れてきたのに気づきました。総額82,966円です。
「なんだこれ?」と思って、ChatGPTにそのままコピペしたところ、どうもアメリカのLyft(リフト)という相乗りサービスを利用された可能性が高いなという結論に。
もちろん、アメリカに旅行した覚えもありません。これで不正利用されたことが確定しました。おそらく何らかの方法でネット上でクレジットカードの情報を盗まれたのでしょう。
ただ、不正利用だとわかった以上、黙っているわけにはいかず。徹底的に戦うだけです。
Amazonカードの管理会社である三井住友カードのサイトから不正利用の申請をし、
利用明細から不正利用の明細にチェックを入れて、個人情報を入力して申請。
その後、SMSでメッセージが届きました。SMSでこのひとことは怪しすぎます。なんで不正請求されたのを知っているんだ?と思ってしまうほどに。
リンクをクリックしたら、三井住友カードのサイトにジャンプしたので、そこでようやく安心。後でマイページを見たらたしかにSMSで送るとは書いてありましたが、しれっと書かれているので誰も気づかないかと。
不正請求の明細の内容を確認し、
Amazonカードを利用できなくなる、このカードでの決済を選んでいるサービスは変更手続きが必要になりますが、仕方ありません。
翌日には補償手続きが完了したと連絡がきて、結局、カードの利用明細から不正請求の分が消えていました。利用されてから早めに気づけたのでいったん引き落としされることもなく終わりました。
という話をすると、「やっぱりネット取引は危ないじゃん」「ほら、言わんこっちゃない」と思われるかもしれません。
ただ、本当にそうなのでしょうか?
ネットを利用していなくても、スキミングといってカードをスキマーにとおして情報を抜き取ってカードが偽造される可能性もあります。
そして、不正請求されたのに素早く気づけたのはネットを利用していたからだという事実を見落としてはいけません。
もし、紙の利用明細だったら?気づくのは口座振替された後の可能性もありますし、明細をチェックしなければ気づいていない可能性もあります。
ネットを利用していたから、被害がゼロで済んだと見ることもできます。
何にでもメリット、デメリットはあるもの。
デメリットよりもメリットが大きければ、メリットを得たほうがいいでしょう。わたしはそういう考えです。
もしもネットでカード決済がなかったら
逆に「もしもネットを使えなかったら?」と考えるほうが怖いです。
ネット上で買いものしたくても、カード決済を選べないということです。
振込みでもいいのかもしれませんが、モノを買うたびに振込先情報を確認して振込む手間、振込手数料などを考えると、やはり手軽に決済できるクレジットカードも使っておきたいところです。
また、わたし自身もネットから仕事の依頼をしていただきます。そのときの決済にもクレジットカードと振込みを用意しています。
クレジットカードを利用される方が7割という点を考えると、決済のしやすさは落ちるでしょう。となると、クレジットカードを利用しないという選択肢はないかなと。
現金での受取りは、決済の選択肢にも入れていません。
現金での受取りとなれば直接会う必要があり、お金も数えないといけない。数え間違えるリスクもあり、万が一お金が足りなくてもお客さまに「足りないです」とも言いにくく、時間やメンタルでの損が多すぎるというのが理由です。
何をするにもリスクを恐れすぎると、もっと大きなものを失います。
ネットを利用した仕事の効率化もできませんし、自らの手でやることが増えます。とくにひとりを選んでいるのでそのダメージは大きなものです。
食べていけないリスクを考えすぎていたら、独立もできていなかったでしょうしね。
ネットでの取引を恐れすぎないようにしましょう。
仮に不正請求された場合でも気付けるかどうかのしくみが大事です。今回の事例のようにじぶんで経理するのも、実はリスクヘッジにもなります。
【編集後記】
昨日はお客さまを訪問しての個別コンサルティング2コマ。夜は妻と長男(9)と3人で健康の森のお風呂へ。行ってみたものの、内容と値段があっていないような。かき氷は美味しかったですけどね。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
天然温泉 もりの湯
フィット アクセサリーモード
ミニストップ てづくりサラダ