豊田市の王滝渓谷という場所に行ってきました。
いろいろありましたが、結果的には楽しめたかなと。
今回、この王滝渓谷で体験したことをまとめてみます。
王滝渓谷とは?
王滝渓谷は、豊田市の市街を抜けてさらに奥を進んだ山にある自然を楽しめるスポット。
川もあってバーベキューなども楽しめる場所です。
この王滝渓谷にはクルマでしかいけません。(最寄りのバス停から降りて36分)
実際、キャンプ場にたどり着くまでには、クルマ1台通れるくらいの道もありますから。
駐車場はキャンプ場専用の市営駐車場があり、無料です。
で、駐車していざキャンプ場に足を踏み入れてみると、来る時期を間違えたのか?ほとんど人がおらず。
家族で川遊びを楽しんでいる方がちらほらという感じでした。まぁ、バーベキュー目的で来たわけではないので。
そして冒頭の写真の橋をわたると、キャンプ場があり、その奥に森があります。
この入り口付近でも小鳥の鳴き声が近く、鳥の写真や花の写真を撮ることはできます。
この奥に入ったらもっと珍しい鳥がいるかもなーと森の中に入ることにしました。
いったいこの森に何があるのか?という好奇心もありますので。
森を抜けたその先に見えたもの
王滝渓谷の森を抜けた先には?
王滝渓谷の地図をサッと見てから中にはいっていきます。これを見ても歩き方の参考にはなりませんが、位置関係の目安として。
まぁ予想通りのやまみち。すでにある道らしき場所を歩いていきます。
ただ、地面は雨が降ったあとなのか、やわらかくてちと歩きにくかったなと。
分岐点ではいっぽうを選びすすんでいくと、明るい場所に出ることに。どこかで道を間違えたのかもしれません。
すると、目の前に見えたのは、まるで隔離されたような住宅地。さっきまで見ていた光景とはまるで違いました。もはやここがどの辺りかもわかりませんし、クルマの停めてある駐車場にどうやって戻れるのかもわからずです。
ここはどこ?居場所を教えてくれたのは…
「土地勘がまったくない場所でどうするか?」
「あてもなくなんとなく歩くしかないか?」
「いま来た道を戻るにも覚えていないし…」
…ともやもやしていたときにふと思い出しました。
クルマにAirTagをいれているのを。
さっそく「探す」アプリで見てみると、予想通り確認できました。もし、スマホがつながらない地域だったらと思うと…。
かなり離れた場所まで来てしまったようです。先程いた場所がクルマの少し上の白い場所あたりですから、山を越えてしまったのかもしれません。
一応、カメラにもAirTagをつけていて持ち歩いているので、同じ場所に表示されています。
さて、ここからどうやって戻るか?
そのまま経路をチェックすると、歩いて37分かかるとか。まぁ歩けない距離ではないのですが、もっと早く戻れないものかなと。悟空の「きんと雲」のようにクルマを呼び寄せることができればいいのですが、そういうわけにもいかず。
こんなに大回りしなくてもいいでしょ?と思いつつも、適当に山道に入ったら迷宮入りする可能性もありますし、余計に時間がかかる可能性も。とりあえずナビどおりに進むことに。
最初の道、iPhoneのMapアプリで見ると上に向かって右に曲がっていく地点。この写真の丸の柵のあるところでとある光景を目にします。
柵の向こうにやぎがいたのです。どうもヤギを飼っている家のようです。
ここに人が通るのが珍しいのか、困っているとわかるのか、わたしのことをずっとみてきます。なかなか都会にいては目にすることのない光景でしたね。
ちなみにこのあたり、ヤギ以外はヒトを見かけませんでした。
コンビニどころかお店すらなく。それくらい隔離された感のある場所でした。
ふりだしに戻る?
で、ヤギのポイントを通り過ぎて、20分ほど歩いたときにスマホを見たら、ショートカットできそうな細い道があることに気づきます。
確かに右手を見るとけもの道のような穴を発見。いちかばちかでこの道をいくことに。
この道がけっこう急でもうすでにカメラで撮る余裕はなくスマホで。
20分くらいはさまよったかと。気になってスマホを見ると、実は最初にいた場所に戻る感じになってしまっていました。「ふりだしに戻る」はやりたくないので、あわててもとの道に戻ることに。
このとき、山で迷った人の気持ちとか、「食料はリュックにあるドリンクしかないや」とか考えていたのはここだけの話です。これくらいじゃ迷わないでしょうけど。
森の中では鳥の鳴き声はするものの、木が高すぎて鳥を見つけることができず。(ご興味ある方に現地から小鳥の鳴き声を共有します。)
今回、森の中で動画を撮っていてきづいたのですが、iPhone15Proで動画を撮ってみたところ、手ブレしたときにズレを抑えるように黄色い線が表示されるので、バランスはとりやすいなと。
どうもマップの道よりも手間で曲がってしまっていたようです。
川を見つけてショートカット。「あと29分」が「あと2分」に
今度は左手側に川が流れているようなので、その川を見つけることにしました。ナビでは到着まであと29分。
すると、水の音とともに川を見つけることができました。あとはこの川に沿って進んでいくことに。
川沿いに進んでいくと、ようやく最初にいた場所あたりに戻ってこれました。川沿いに6分程度歩いてきただけですが、ナビの所要時間は「あと29分」→「あと2分」に…。まぁ、ナビはきれいな道しか想定していないですよね。
そこまで歩いてきた道もようやく光がみえてきました。
なんだかんだで迷宮入りしてから1時間ほどかかりました。
今どこにいるのかもわからず、どっちに進めばいいかもわからずスリルもありましたが楽しめたかなと。
今回の旅の収穫
今回の遠征、それなりに収穫はありました。
・行ったことないところに行く
・誰もいないところに行く
・写真撮影
人が誰もいないので山を歩いていても、「大丈夫かいな?」と思ったこともありましたが、まぁ明るいですしなんとかなります。隔離された住宅地ではちょっと焦りましたが、そういう場所で暮らす方もいることを知れたのも収穫。
あとは写真撮影。鳥の写真を撮るのも目的の1つでした。
やってみるとさすがに高い木の上にいるのはキビシイですが、それでも橋や階段などから鳥を見つけやすいところもあり、鳥を見つけては望遠を最大にして写真を撮るというのを楽しめました。
こんな写真が撮れました。
こちらはオオルリのオス。鳴き方が特徴的で癒やされます。やはり橋の手前の木で見かけました。
オオルリのメスは茶色。入口の橋手前のところにある木にとまっていたところを。木までの距離が遠いので葉や枝をかわしてピントを合わせる必要がありましたけど。
最後はまったく見たことのない鳥でヒヨドリ。森の迷宮から抜け出した後、クルマに戻ろうとしていたときに横の茂みからガサガサと音がして近くの木に止まりました。「おおっ」とびっくりしながらも、落ち着いて近距離で撮影できました。
という体験から今回得た教訓は
・気になったらやってみる
・ITが解決策になる
・決まった道を行かなくてもいい。ときにはイバラの道をいけ
の3つです。
ディズニーランドも楽しいですが、ときには人がいない場所に行くのも楽しめます。
これから王滝渓谷に行こうという方には参考にしていただけるとうれしいです。
【編集後記】
昨日は午後からひとりで豊田市の王滝渓谷へ。山歩きと写真撮影を兼ねて。迷いましたがなんだかんだで夕方まで楽しめました。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
王滝渓谷
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