先日、長男(9)と2人で「リアル桃鉄で沿線めぐり(近鉄版)」をやってきました。遊びにもこだわり、戦略などは欠かせません。
ただ、想定外なこともありました。そこで今回は想定外への対策も含めて体験記としてまとめてみます。
(ネタバレしたくない方は、記事を閉じていただければ。)
リアル桃鉄とは?
リアル桃鉄は、近鉄が開催している桃鉄との体験型コラボイベントです。(関東では東武鉄道で同イベントが開催されています。)
ゲームの桃太郎電鉄さながらに、電車に乗って駅に止まってイベントをこなしつつゴールを目指すというもの。
開催期間は、2024年4月19日〜2024年8月18日までです。
同じ近鉄でも地域(スタート駅)によって利用する区間が変わってきます。
●「名古屋・津編」
近鉄名古屋駅~伊勢中川駅
●「大阪・奈良編」
大阪府内・奈良県内の当社線全線
大阪難波~近鉄奈良、高の原~橿原神宮前、長田~学研奈良登美ヶ丘、布施~三本松、大阪阿部野橋~壺阪山、生駒~王寺、平端~天理、西田原本~新王寺、河内山本~信貴山口、道明寺~柏原、古市~河内長野、尺土~近鉄御所、鳥居前~生駒山上(生駒ケーブル)、信貴山口~高安山(西信貴ケーブル)
●「京都・奈良編」
京都府内・奈良県内の当社線全線
生駒~近鉄奈良、京都~橿原神宮前、生駒~学研奈良登美ヶ丘、関屋~三本松、二上山~壺阪山、生駒~王寺、平端~天理、西田原本~新王寺、尺土~近鉄御所、鳥居前~生駒山上(生駒ケーブル)
今回プレイしたのは、近鉄名古屋駅からスタートする「名古屋・津編」です。
このときはサイコロの目がよければすぐにゴールできそうだと考えていましたが、これが想定外のはじまりでした。
まぁ、それはおいおい語っていくとして。
イベントに参加するには、駅で1日乗車券とリアル桃鉄参加券を購入する必要があります。
- おとな(中学生以上) 2,800円(参加券1,000円含む)
- 小児(小学生) 1,900円(参加券1,000円含む)
販売されている駅は、近鉄名古屋、桑名、近鉄四日市、白子、津、伊勢中川の6駅。(イベントきっぷはネットでも買えるのですが、郵送で5日かかるとか…。)
で、肝心の桃鉄の画面は?というと、スマホと連携します。
きっぷと一緒に受け取るビスタカード。
この裏に記載されているQRコードにiPhoneのカメラをかざして、
桃鉄の画面が表示されたあとに、
認証コードをスマホの画面に入力し、ユーザー情報を入力、ゲーム説明を読み終わると、
ゲーム画面に切り替わります。サイコロやカードで止まった各駅に張ってある二次元コードを読み取ると次の駅にすすめます。このあたり、よく考えられているなーと。
決算までの6ヶ月以内でゴールに到着するのが目標です。
ゴールは四日市に。到着してランチで四日市の名物の「とんてき定食食べようか」とこのときは話をしていましたが、まぁなめてましたね。
さっそく、名古屋駅のQRコードを認証して、
ゴールの四日市に向けての旅が始まりました。
リアル桃鉄の想定外な3つの戦略ミス
リアル桃鉄を実際にやってみて気付いた想定外を3つ挙げてみます。
<想定外1>乗る電車は2つあった…
最初にサイコロを振って出たのが「1」。米野駅です。ゲームの桃鉄なら最初はサイコロを振るでしょうし、「1かぁ、まぁとりあえずは」となるところですが、今思えばこのリアル桃鉄ではけっこうなダメージだったなと。
で、米野駅に到着して
改札を出てすぐのところにあったQRコードを認証すると、4択クイズのイベント発生。
正解するとカードルーレットに。カードを使えるのは桃鉄と同じです。ちなみに出たのは「虎につばさカード」を1,000万円で買える権利でした。
か、買うのか…。
で、ランチのことも考えて早く先に進んだほうがいいな、と最初からもっていた「ひのとりカード」を使うことに。サイコロを2つふれます。
サイコロを降って「4」と「3」がでて「7」。これで一気に「近鉄弥富駅」まで急行で飛ばせる、と喜ぶ親子2人。
ただ、この後に現実を突きつけられます。
電車が来て乗ろうと思ったら、見事に素通りしていくのです。
米野駅は「普通」しか停まらない駅、ひのとりカードを使って「7」すすめるとしても、各駅停車でないとそもそも電車に乗れないのです。
踏切が鳴って電車が来たと思ったら、反対だったりと。
時刻表を見ると、1時間に3本っすか…。
15分くらい待って11時33分の普通にようやく乗れました。
さらに乗ってから気づいたのですが、普通に乗り続けると各駅停車を繰り返すことになります。米野から各駅停車駅ばかりですが、近鉄弥富駅に最短で着くには、近鉄蟹江で急行に乗り換えるルートです。
近鉄蟹江駅から急行に乗ったとして富吉と佐古木の2駅しか飛ばせませんが、それでも少しでも早いほうがいいですから。
ということで。桃鉄のゲームの中の電車と現実の近鉄の電車の2つに乗っているといいうのが1つ目の想定外です。
・桃鉄の電車→サイコロを振ればすすめる
・近鉄→駅に停まってくれないと乗れない
通常の桃鉄では最初からカードは持っていませんが、リアル桃鉄では「ひのとりカード」を最初から持っています。
こんなことならいきなり使っておけばよかったなと。戦略ミスです。
ということで、遊びにも戦略は必要です。
<想定外2>周りに何もない?
近鉄名古屋→米野→近鉄弥富と来たところで、12時30分頃に。ランチを食べることになったのですが、近鉄弥富駅の駅周辺にはお店がありません…。
駅のこ5分ほど歩いたところに見つけたのがマックとかつや。2択です。
「唐揚げが食べたい」というのでかつやにしました。わたしは四日市で食べる予定だったとんてき定食を。
その後も、伊勢朝日駅、
川越富洲原駅も。周りにちょっと寄ってみようかと思えるスポットはなく。
ゴールの四日市駅こそ
立ち寄れる近鉄百貨店やモールがありましたが、
それ以外の駅は正直言ってぱっとしません。リアル桃鉄自体は楽しめただけに惜しいなぁというところです。
ただ、妻と長女へのお土産に買っていった四日市名物の長餅が好評だったのは収穫でした。
<想定外3>追加で6ヶ月やろうとすると…
リアル桃鉄。通常は6ヶ月で決算を迎えることになり、ゲーム終了です。
ただ、希望すれば、あと6ヶ月を追加で楽しむことができます。つまり12ヶ月ということです。
その場合、四日市駅をスタート駅にして、改めてゴールの駅を決めることになります。
「面白かった」というので、もう半年やろうと試みたのですが、この画面が出た瞬間、イヤな予感が…。
やっぱりかー、というべきか予想通りというべきか。
津駅はこのゲームの最南端。四日市よりもさらに名古屋から離れることになります。もっと楽しみたい方向けの6ヶ月追加です。帰りの名古屋駅がゴールになるという都合いいシステムではないでしょう。
津に行って帰ったら確実に夜になります。津駅がゴールに決まった瞬間、顔を見合わせてゲームをリタイアしたのはいうまでもありません。
リアル桃鉄をやるなら対策も必要
ということで、リアル桃鉄をやってみたわけですが、ゲーム自体は楽しめます。
ただ、駅で電車を待つという試練もあります。そこでこれからリアル桃鉄を楽しみたいという方向けに準備したほうがいいものを挙げてみました。
水分補給の対策
なんだかんだで長旅です。改札を出てコンビニを探そうにも駅を降りてすぐに見つからないことも。
これからの夏に向けてもドリンクはあったほうがいいでしょうね。ファミマで買った水は軽くてよかったです。
ランチを食べた後はけっこう重宝しましたね。
充電リスクへの対策
リアル桃鉄の生命線は、スマホ。スマホの充電が切れたらどんなにゲームを続けたくても終了します。
最近のスマホならある程度充電していれば大丈夫でしょうが、それでも何があるかはわかりません。
念のため持っていくのをおすすめします。
待ち時間対策
お伝えしたとおり、サイコロ運によっては待ち時間も多くなります。ここでぼーっとひたすら待たなくてもいいように対策しておきましょう。
わたしはパソコンを常に持ち歩くので、待ち時間にその日のブログを書いたりと待ち時間でもやることがありました。
長男(9)の対策を忘れていたので、スマホをわたしてKindleを読んでいました。その日はキャプテン翼を。
もちろん、この待ち時間の回数も想定外でしたが、いつでもどこでもの環境をつくっているのが功を奏しました。
別の目的もつくる
せっかくなら、別の楽しみもつくりましょう。半日の電車旅、リアル桃鉄のプレーだけを目的にするともったいないです。
もちろん、ゲームも楽しめるのですが、わたしの場合は
・普段乗らない近鉄に乗る
・知らない街に行ってみる
・写真のトレーニング
・ブログネタにする
などは当初から目的にしていたことです。
写真だと、待っている時間に前ボケの写真を撮ったり、
シャッタースピードを下げて、急行電車が通過する瞬間を撮って動きのある写真も。
電車がガラガラだったので、電車に乗っているときにも撮ってみました。
仕事もプライベートも、複数の目的があるとより楽しめます。
子どもにとってもいい体験になるかと。
ということで、リアル桃鉄の体験記をまとめてみました。それなりに戦略も必要ですが、混雑しませんし楽しめるイベントです。
ご興味あれば、ぜひプレイしてみてはどうでしょうか。
ちなみに行ったのは4月28日(日)でしたが、電車内はガラガラでした。
近鉄だから…というのもあるかもしれませんけど。
【編集後記】
昨日は個別コンサルティング。WordPressでのしくみづくりについてでした。終わってからはカフェの外のテーブルでブログや新セミナーの企画などを。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
WordPressでとあること