ひとくちに仕事といっても、ふたを開けてみると必要でない仕事、お互いのためになくしたほうがいい仕事もあります。
仕事を増やすばかりでなく、減らす、手数を減らすということも大事です。
看板1つで完結する
冒頭の写真は、街で見かけた駐車場の看板です。
通常、駐車場を借りるときには、
・借りたい駐車場を見つける
・空車がないかを問い合わせる
・空車が出たら連絡をもらう
・契約するのに窓口に行く
・契約する
といったことが必要です。
ただ、この看板によると
・表示のQRコードを読み込めば空車情報がわかる
・空き待ち予約ができる
・契約はWebで完結
・決済はクレジットカード
と、店頭に行く必要なくすべて完結します。
もし、ここの駐車場を借りたいという場合、その場で情報を確認でき、契約までネットで完結します。
素晴らしいなと。
借りたい側は、
・問合せしなくてもいい
・店舗に行かなくてもいい
・予約するのに書類を書かなくていい
というメリットがあります。
いっぽうで貸す側は、
・問合せを減らせる(一応電話番号も書いてあったので)
・店舗での対応を減らせる
・契約書を用意し、はんこをもらわなくてもいい
不要な仕事をなくすことが、お互いにとってメリットになります。
その仕事は必要か?
通常、仕事は増えていくものです。
たとえば、新しい仕事をはじめれば、これまでの仕事に上乗せされますし、新しいお客さまと仕事をすれば、やはり仕事量は増えます。
仕事量を増やしていくという方向性はどこかで限界がきます。人を雇わないのであれば。
やっている仕事を見直してみると、前述したように、
・お客さまにとって影響のない仕事
・今となってはやらなくてもよくなった仕事
というのもあるものです。
いっぽうで、じぶんでやるべき仕事もありその区分けが必要です。
・必要なところは人が対応する
・ネットのしくみ、プログラミングなどで自動化する
・なくせる仕事は思い切ってなくす
ひとりを選ぶならどの視点も欠かせません。
力をいれるところ
なくしていい仕事は、やらなくても影響ないこと、他の方法で代用できることです。
たとえば、電話対応や郵送手続きはなくせる仕事です。
メールやデータでのやりとりに変えることができるからです。
また、データを何度もコピペをしているなら、プログラミングで自動化すればコピペをしなくてもよくなったり、コピペの回数を限界まで減らすことも可能です。
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ネットから仕事の依頼をいただくなら、スケジュールを公開しておくことで、予定の確認をお互いにやり取りする必要もありませんし、実際に依頼があった場合にも、自動で返信メール送ることができます。
気づいたら決済まで終わっているということも。決済メールを送るという仕事はなくせます。
入金後にネットバンクやカード会社からメールが届くしくみにしておけば、わざわざネットバンクに見に行く必要もありません。
ネットを利用することですべてをじぶんで対応する必要はなくなります。
ただ、あえて自動化せずに残している仕事もあります。
手間がかかるとしてもじぶんでやりたい仕事です。
たとえば、入金確認後のお礼メールは、じぶんで書いて送っています。
お礼はありきたりの文章ではなく、自らの言葉で伝えるということにこだわっているからです。
書く、話す、つくる(しくみも含めて)というのはじぶんがやらないといけない仕事という位置づけです。
AI、ChatGPTにお願いしても、わたしが使わない言葉、表現が入ったりと納得ができるものはなく…。
なので、手間がかかるとしてもじぶんで対応します。
というわけで。仕事のどこにこだわるかの見極めが大事です。
なくせる仕事はなくしてみる、なくせないなら一部でもなくせないかを考えてみましょう。
ひとりを選ぶなら特に「仕事をつくって見直す」の積み重ねは大事です。
【編集後記】
昨日は法人の決算など税理士業を中心に。その後外出し、カフェの外のテーブルでブログを書いたり、本を読んだりと。帰りに新規開拓でパンを買っていき、長男(9)の工作教室のお迎えに。絵がだんだんレベルアップしているなと。絵は完全に父を超えられたなと…。
【昨日の1日1新】
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