カメラ入門 レンズキットを買うのをおすすめしない理由。

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「カメラを始めてみたい」とカメラを買うときにおすすめしないのが、レンズキットを買うパターン。

その理由をお話します。

目次

カメラを買うときの選択肢

スマホでもいい写真は撮れるかもしれませんが、カメラの映りとスマホのカメラの映りとでは、やはり違いはあります。

一番の違いは背景ボケ。スマホにもポートレートモードはありますが、そのボケはつくられたボケですし、ボケてほしくないところが背景扱いになったりとズレもあります。

カメラの場合はその背景ボケが自然な感じで出せるのです。

わたしもカメラを買うときもそのキレイさにハマりました。今もですが。

察するにきっと同じような理由からカメラをはじめてみようという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

で、いざカメラを買おうとするとき、2つの選択肢があることを知ります。

レンズキットはやめておけ

2つの選択肢とは、

  • カメラボディのみ(別途レンズを購入が必要)
  • ボディ(本体)+ズームレンズ(レンズキット。レンズと本体がセット)

という2つです。

レンズキットにはレンズがついているので、すぐに写真を撮ることができます。さらにそのレンズはズームレンズなので、焦点距離やF値にも幅があります。

「カメラに付いているならおすすめレンズなのでは?」
「レンズが小さいからいいかも?」

と思われるかもしれません。

ただ、レンズキットを買わなくて大丈夫です。というか、カメラを買うならボディ(本体)とレンズを別々に買ったほうがいいです。たとえ、割高になるとしても。

特にカメラ入門者の場合、カメラの違いを何で感じるか?
…といえば、おそらく前述したように背景ボケでしょう。

背景ボケをさせる方法はいくつかあるのですが、その最たるものの1つがF値です。

たとえば、F値が3.5よりも1.8のほうが明るいレンズ、F値が小さいほうがピントが合っている部分以外がやわらかくボケます。

ただ、レンズキットについてくるレンズはF値が低いかというとそうでもないです。

たとえば、SONY α7Ⅳのレンズキットは、F値は3.5-5.6まで動くレンズ。

F値は3.5-5.6、焦点距離はFE 28-70mmだと、28mmの広角域ではF値は3.5ですが、70mmという中望遠だとF値は5.6になります。F3.5はともかくF5.6だと暗いですし、ボケにくいと感じるでしょうね。

背景ボケをさせる決め手はF値以外にもあるのですが、これからカメラをはじめて使うという方は、あえてレンズを別で買うのがおすすめです。

1本目は単焦点レンズを買おう

では、1本目はどんなレンズを買うか?

単焦点レンズを買いましょう。わたしもレンズキットは買わずに、ボディ(カメラ本体)だけを買い、レンズは別で単焦点レンズを1つ、ズームレンズを1つ買いました。

どちらか1つを買うなら、単焦点レンズでしょうね。単焦点レンズはF値も小さく明るいのが特徴。

ズームレンズはF値はもっとも小さくてF2.8。F2.8なら明るいレンズだといえます。
ただし、ズームレンズでF2.8のものは値段は高いのです。

ただ、単焦点レンズならよりF値がもっと小さいレンズがありますし、安めのレンズもあります。

F値でいえば、F1.8くらいだとかなり明るくおすすめです。

コスパのいいレンズ、SONYのレンズでいえば、

・FE 35mm F1.8 (広角レンズ) →73,870円(70,800円)
・FE 50mm F1.8(標準レンズ)→31,095円(28,800円)
・Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(標準レンズ)→105,930円(77,800円)
・FE 85mm F1.8(中望遠レンズ)→60,320円(57,800円)

などがあります。(カッコ書きは執筆日現在でのマップカメラでの中古価格)SONY純正でなければもう少し安いのもあります。
さらにこれらのレンズにはどれも軽いという魅力があるのです。

最初はカメラの重さも感じやすいでしょうから、軽めのレンズがいいかと。

なお、85mmは最短撮影距離がちょっと遠目なので、使いやすさからいえば1本目ではないかなと。

カメラ入門 SONY 35mmF1.8(SEL35F18)と85mmF1.8(SEL85F18)の比較。コスパと軽さの単焦点レンズ。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 OFFICIAL BLOG

ただ、コスパは本当にいいと感じていて2本目としてはおすすめです。わたしが買ってよかったレンズの1つ。
マップカメラなどで中古のレンズを買うのも選択肢です。

実際、わたしもマップカメラで中古で買いました。

ちなみにこれらの写真も、「FE 85mm F1.8」で撮っています。

ということで。
カメラを使い始めた当初は、F値の小さいのを買ってみるのがおすすめです。背景ボケにするパターンは他にもいくつかあるのですが、これはまた別の記事にしようかと。

レンズキットのレンズを買うデメリットは、次のレンズを買わなくなること。
いろいろなレンズを試してみてこそ、カメラの楽しさがわかってきます。

これからカメラをやってみたいという方には、参考にしていただければ。


【編集後記】
昨日はオフ。朝から庄内緑地公園へ。初めて行きましたが、けっこう当たりでした。広場でテントを張る人、バーベキューやる人もいる中、広場でボールを蹴ったりと楽しめました。帰りは名古屋駅に寄って買い物など。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
庄内緑地公園


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