じぶんで経理をするにあたって、必要なものは何か。
用意したい環境についてまとめてみました。
経理するのに必要なこと
じぶんで経理をやってみたいという方にとって、経理の敷居は高く感じるかもしれません。
経理には硬いイメージもありますし、入力もタイヘンだという印象も。
確かにラクではないのですが、腕を磨いてみることにメリットもあります。
- お金、利益などの現状がわかる
- この先の見通しをしやすくなる
- 数字をもとに判断できる
といったこともメリットです。
現状がどうなっているのかがわからないと不安です。
右も左もわからないままに進むことと同じですから。
- 気づけばお金がなくなりそうでお金の準備がタイヘンだった
- 目の前に税金をつきつけられる
といったこともあります。これは不安でしょう。
それを避けるために、経理をやってざっくりつかめるようにするのがおすすめです。
日々数字に触れれば、少しずつ少しずつ数字で現状をつかめるようになります。
とはいえ、経理をやるにしても何が必要なのかがよくわからないという声もあるでしょう。
そこで、イメージしやすいように、どんなものが必要になるか?をまとめてみました。
経理をするのに必要ないもの
まずは必要ないものを挙げてみます。
紙
経理をしたら紙をプリントしないといけない、伝票を使わないといけないと思われているかもしれません。
でも、紙はなくても経理はできます。
紙はかさばりますし、なるべく減らしたいものです。
紙でなくデータで保管しましょう。ExcelやPDFファイルなど。
お客さまに出す請求書も、請求書ソフトから送ったり、メールで送れば問題ありません。
例外は紙で受け取った請求書やレシート。
受け取った紙をスキャンしてデータにすることもできますが、これはこれで手間なので紙のまま保管すればいいでしょう。
これもノートに貼り付ける必要はなく、フォルダケースにポイっと入れて保管しておけば大丈夫です。
その後にそうそう日の目を浴びることはないでしょうから。手間は最小限で。
電卓
Excelで表をつくって、プリントして電卓で集計するという方もいらっしゃいます。
これは2度手間なので、やめましょう。
電卓を使わなくても集計はできます。
電卓だと叩き間違えもありますし、途中で混乱することも。
前述したようにデータを集めてExcelで集計しましょう。
集計したいデータを範囲指定すれば、右下に合計が表示されますし、
ピボットテーブルなどでも集計が一瞬でできますし、集計ミスもありません。
ということで電卓は必要ありません。
「やったことないから」という心配
「経理をやったことがないから」という心配は、多くの方が抱かれることでしょう。
でも、できないことではありません。
・じぶんの取引だけ
・データ連携できるので入力を減らせる
・パターン化できる取引がほとんど
だからです。
確かに簿記の知識はあった方がいいのは事実ですが、簿記をしらないと経理が始められないわけでもない。
経理をやっていく中で少しずつ身につけることもできます。
経理するのに必要なもの
次に経理をするのに必要なものを挙げてみます。
パソコン
スマホでも経理をしようと思えばできるのですが、操作性はパソコンのほうがだんぜん上です。
また会計ソフトには、Excelデータをインポートして仕訳データを取り込むこともできます。
それができるのはパソコンだけです。
数字のチェック、ミスのチェックも画面の大きいパソコンじゃないとやりにくくて仕方ないですから。
ということで。パソコンは必要です。
Excel
Excelは経理に利用することができます。
前述したように仕訳データを会計ソフトにインポートするならExcelは必要です。
クラウド会計でデータ連携の対象になっていないシステムがあったとしても、CSVファイルがあればExcelで仕訳データをつくって、Excelで取り込むといったことができるのです。
経理をするのにExcelを使うかどうか? インポートをやってみよう。 – GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
ExcelはMicrosoft 365 Personalなら年額12,984円(税込)で利用することができます。
クラウド会計ソフト
じぶんでやるなら会計ソフトは、インポートやネットバンク等のデータ連係ができるものを選びましょう。
となると、選択肢はマネーフォワードやfreeeなどのクラウド会計のソフトになります。
クラウド会計だと最初の利用30日間は無料で利用できるので、試しつつじぶんに合うソフトを選ぶのもいいでしょうね。
なお、弥生会計のデータ連携はおすすめしません。使いにくくて…。
ネット環境
クラウド会計を利用するならネット環境は必須です。
ネット環境があればどこでも利用できるのです。家でも旅行先でも。
反面、ネット環境がないことには機能しません。
クラウド会計は修正後に画面更新をしないとデータが反映しないわずらわしさはデメリットなのですが、それでも利便性を考えるとクラウド会計に軍配が上がります。
ということでネット環境は必須となります。
ネットバンク
多くの会計ソフトでネットバンクのデータを連係することができます。
預金取引のデータをイチから入力しないでいいわけで、預金残高が合わないということは基本ありません。
通帳記帳の手間もかからずです。
また、ネットバンクを利用したいのは、支払い処理の効率化もでき、振込料も通常の銀行に比べると安いです。
ただ、メガバンクのネット銀行は月額利用料が高いのでおすすめしません。
利用するならネット専業銀行と信用金庫やゆうちょ銀行のネットバンクがおすすめです。
クレジットカード
クレジットカードが経理になぜ必要なのか。
現金取引をなくせるからです。
現金払いをすると、受け取ったレシートをもとに経理の入力が必要になります。
そこで、今まで現金払いをしていたものをクレジットカード払いする、電子マネーで支払うように変えてみましょう。
それによって、クレジットカードのデータとして連係することができ、イチから入力する必要がなくなります。
まぁ、現金払いをゼロにすることはキビシイですけど、かなり減らせるはずです。それだけでも経理の敷居は下がるってものです。
スマホで決済
スマホは電子マネーで決済をするときに使います。
- モバイルSuica
- QUICPay
- 楽天ペイ
- LINE Pay
などなど、決済をすれば取引データを連携できます。
でも、現金払いをすればレシートから入力することになります。
経理を踏まえると、キャッシュレス決済に慣れたほうがいいいかと。
トレーニングの時間
もっとも必要なのはトレーニングする時間です。
道具を準備しても明日からすぐに経理できるようになるわけではないです。
日々触れていって少しずつ慣れていくものです。
ただ、一度身につけたらその効果は仕事を続ける限りは続きますから、じっくり取り組んでみる価値もあるでしょう。
ということで、経理に必要なもの、なくていいものをまとめてみました。
これからじぶんで経理をやってみたいという方の参考になればうれしいです。
【編集後記】
昨日はオフ。オンラインセミナーに参加、その後はブログカスタマイズを。夕方は3人だったので夕食をつくったりと。
【昨日の1日1新】
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