相続はデリケートな話題です。
ただ、相続のことは元気なうちに話をしておいたほうがいいのも事実。
そのための話題の切り出し方の一例をお話します。
相続はデリケート
相続は人生の終着駅。
誰にでもあるものです。
とはいえ
「生きているのに亡くなった後の話をするなんて」
「縁起が悪い」
ということで、なかなかデリケートな問題。
子どもからは話題に触れにくいということもあるでしょう。
とはいえ、相続の対策をするなら早いほうがいいというのは間違いありません。
10年もあれば、どの財産を誰に渡すかを決めてもらったり、分けやすいように財産を整理するなどできることも多いです。
それを踏まえると、両親が元気なうちに話をしておきたいものです。
相続を家族で語るには?
相続を前向きに捉えている方ならまだしも、そうでないケースもありえます。
そこは個人差があるものです。
両親を傷つけることなく、相続の話をふってもらうにはどうしたらいいのでしょうか。
まずはじぶんごとでなく、他人ごととして触れてみること。
- わが家ではなくよその家の話
- 相続ではなく相続税の話をする
というのがおすすめです。
相続税の話題は、TVや雑誌などメディアでも取り上げられることは多いです。
ま、若干煽り気味なのは気になりますが。
それでもメディアを目にすることで、触れやすくはなるでしょう。
「こんなにもめることあるのかな」
「うちは相続税かかるのかな?」
というように。
親世代の方は、年齢を重ねるにつれて相続に関心がある方も多くなります。
そこで自分ごとに置き換えて考えていただける可能性はあります。
相続税がかからなくても、相続は誰にでもあるものですから、きっかけにもなりやすいです。
どこかでは相続と向き合う
避けがちな相続の話題ではあるのですが、いずれは経験することです。
早いか遅いかの違い。
それであれば、家族みんなが元気なうちに相続の方向性を話し合えるほうがいいでしょう。
「どう分けるか」
「相続税がかかるか」
もし、話をしないまま相続を迎えたときには、相続後に期限が迫った中で考えることになります。
ただ、生前に話をしておくことで
- 親がどういう意思があるかを遺言書にのこしてもらう
- 誰がどの財産を相続するか
- 生前贈与をする
といったことをすすめることができます。
それが結果的に
「もめない」
「払えるか」
「相続税の節税」
といった相続対策にもつながります。
デリケートな話題ではあるのですが、いずれはやってくる相続。
相続を考えるのは早いほうがいいのは確かです。
他人ごとをきっかけに話を切り出してみてはいかがでしょうか。
【編集後記】
昨日は午後からセミナー開催。終わってから長男(7)が読みたがっていた三国志のマンガの予約メールが届いたので、図書館に。夜はオンラインセミナー参加でした。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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