「利益を出せば税金は払うもの」という割り切り。

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利益を出せば税金を払わなければいけません。

払いたくないと思われるかもしれませんが、税金を払わないことはいいことか。
そうでもないのです。

 

目次

税金がかからないのはいいこと?

 

税金を払いたい。
お金が減らしたいと思えるかどうか。そう思う方は少ないでしょう。

 

なにせ税金を払えば少なくないお金が出ていきます。
ガクンと預金残高が減ることになり、誰もが痛みを感じるはずです。

 

いっぽうで利益を出したいとは誰もが思うはず。
利益が出れば、それだけのお金は増えます。(使わなければ)

 

利益と税金は相反するもの。

 

赤字になれば、税金を払わずに済みます。
ただ、赤字ということはもうけがないことを意味します。結果、お金も減ります。

 

確かに税金を払うことには痛みを伴うのですが、税金を払わないことがいいことか。

 

お金を増やしたいなら、税金を払うことは避けられません。
だからこそ、税金は払うものと考えたほうがいいでしょう。

 

お金を増やすために税金は払うもの

 

税金は利益(もうけ)にかかります。

利益×◯%で税金は計算されます。

ということは、税引前利益が142だとして税率を30%とすれば、税金は42。

でも利益100は残りますし、それだけのお金を増やすことができます。
利益以上に税金を払うことはないのです。(会社の場合は例外あり)

 

もし、税金を払いたくないからと経費たくさん使えば、右のように赤字は100。
税金もゼロです。(会社は赤字でも均等割の7万円あり)

 

ただ、経費に多くお金を使ってしまったため、本来残るはずのお金は残りません。
こうして税金を払うことを過度にきらうと、お金が減ってしまうのです。

 

ということで、利益を出さないとお金も増えません。

利益を出してお金を増やしたいなら税金を払うことは避けられないわけです。

 

税金を払えるのはいいこと

 

税金を払うことでお金は減るのですが、税金を払うことで得られることもあるのです。
過度な節税をせずにいったん税金を払えばお金が増えます。

 

税理士だからそんなこと言うんだろうと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
お客さまでも過度な節税をしないで税金を払う道を選ばれています。

 

また、税金を払うことを過度に恐れると利益を出すことを恐れてしまい、のびのびと仕事ができません。

 

それよりも前向きに利益を出していくべきですし、そのおまけとして税金を払うんだというくらいで考えておいたほうがいいでしょう。

 

利益と税金は毎年1回の計算ですが、仕事をつづけるためのお金は将来に向けて必要なものです。

税金のかからない範囲の利益では、お金が貯まらないわけですから、できる節税をしつつ、毎期、毎年に税金を払ってお金を貯めていくという方向性を意識したほうがいいでしょう。

 

とくにひとり社長、フリーランスは将来のお金をじぶんで用意しないといけないわけですから。

 


【編集後記】
昨日はお客さまと打合せ。雑談もしつつ。夕方に長男(7)の自転車の練習。散歩しながらということでもらった「おさんぽけん」1回を使いました。あと7回…。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
ファンタオレンジ アイスバー


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