じぶんで経理をやるという意気込みはあっても、敷居を高く感じてしまいがちです。
その敷居を下げるためにも、カン違いされやすいことをあげてみました。
経理を少しずつ始めてみよう
じぶんでしごとをしているなら、数字をざっくりでもわかるようにしたいものです。
その近道を挙げるとすれば、経理をやること。
経理をやっていたって、売上が立たないでしょと軽視されがちです。
ただ、それは間違いです。
経理をじぶんでやってみることで数字がどうつながっているかもわかってきますし、経理がわからないとこれからどうする?の判断をするにも難易度が上がります。
その点、数字がわかれば数字をもとに判断ができますし、じぶんの現状もつかみやすくなります。
そうはいっても、経理をやることは敷居が高いと感じることでしょう。
確かにカンタンではありません。
ただ、敷居が必要以上に高くなっていることも多いです。
その敷居を下げる意味でも経理でカン違いされやすい点についてとりあげてみます。
カン違いしやすい経理のこと
経理をじぶんでやるにあたって、カン違いされやすいことに次のようなものがあります。
イチから入力しないといけないわけじゃない
経理をやるというと、すべて入力しないといけない、それがタイヘンだという声もあります。
ただ、過去に比べれば入力する量は減っています。
というのも、クラウド会計ソフトであれば、ネットバンクやクレジットカードなどのデータを連携できるものもあり、イチから入力する必要はないからです。
さらにExcelを使ってクラウド会計ソフトにインポートすることもできます。
入力するものがゼロにはならないでしょうが、毎日経理をしていれば、レシートの枚数はあっても1日3枚程度。
トレーニングは必要ですが、経理はできるようになります。
科目はつくっていい
会計ソフトには、科目が初期設定されています。
ただ、初期設定の科目だとなじまないという取引があったり、独自にチェックしたい経費もあるでしょう。
そういう場合には、初期設定の科目を使わずに科目をつくれば大丈夫です。
初期設定の科目を使って、あとで見たときにチェックしにくいというのでは元も子もありません。
じぶんがチェックしやすい科目をつくればいいのです。
そんなこと言っても、税務署に提出するときにはその科目を表示したくない、というケースもあるでしょう。
そのときは、決算書では決算書用の科目を表示すれば大丈夫です。
じぶんがチェックしやすいように科目をカスタマイズしてしまいましょう。
科目については、法律で決められたものはありませんから。
毎月100点でなくてもいい
経理は毎日、数字のチェックは毎月やるのがおすすめです。
たとえば、4月の数字を5月のはじめにチェックするというイメージです。
ところが、その数字を100%にするまでチェックしないというと、数字をチェックするタイミングは遅くなります。
2ヶ月以上遅れてはすでに過去の数字に成り下がります。
貸借対照表の残高があっている、取引のもれなくで精度が高いに越したことはありませんが、それよりもざっくりとでも早いタイミングで現状をつかむべきです。
預金の残高が正しくて、取引も90%の入力されているなら判断には影響しないでしょうね。
もちろん、税務署への申告をするときまでには、100%の精度にしておく必要はありますが、毎月と毎年では精度はちがっていいということです。
じぶんで経理をやるならわかりやすいのがいい
経理は慣れるまでに時間がかかるものです。
そのために毎日経理をやるという習慣をつくって、数字に触れる機会を増やすことは欠かせません。
経理をやるのに、基本的なルールを押さえておく必要はあるのですが、慣れてくればどこを崩さずに、どこを変えていいかというのも少しずつわかってきます。
せっかくじぶんで経理をやるならば、わかりやすいほうがいいはず。
経理をやっておけば、数字に慣れていくのはまちがいありません。
じぶんなりのアレンジをしつつ、経理も習慣にしてみていただければ。
【編集後記】
昨日はオフ。とある場所に行くものの、長男(7)が飽きてしまい予定時間より早く撤退することに。1つの場所にじっとしているのが苦手なのは親譲りのようです。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
とある場所