M1ProチップのMacBook Proには、8コアと10コアのCPUのいずれかを選ぶことができます。
同じ14インチMacBook Proを触る機会があったので、どれだけ違うのか試してみました。
M1 ProチップMacbook 3つの選択肢
今回発売されたM1ProチップのMacBook Proでは、CPUとGOUの違いから3つのタイプから選ぶことができます。
その違いは、CPUやGPUの違いにあります。(Neural Engineはどれも16コア)
Macのりんごマークから、「このMacについて」を選び、
システムレポートをクリックすると、
CPUのコア数やGPUのコア数を確認することができます。このパソコンは8コアで
こちらが10コアです。
CPUとかGPUとかなんだろう?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ざっくりいえば、CPUというのがパソコン全体の計算処理の頭脳。GPUというのは、画像描写の計算処理をする頭脳です。M1チップのMacBook Airとも比較してみました。
その数字が大きい方が処理能力が高いことを意味します。
さらにCPUが8コアであるならば、その8を性能(パフォーマンス)と効率(電力効率)に割り振っているというのがMacの特徴です。
これを見ると、M1チップのMacBook Airは高効率が「4」、MacBook Proはいずれも「2」となっています。
この点からも、M1チップのMacBook Airのバッテリーのもちは、M1ProチップのMacBook Proに比べて長いというのもうなづけます。
いっぽうで、M1ProチップのMacBook ProはM1チップのMacBook Airに比べて、処理能力にウェイトを置いているのがわかります。
数字を見ると、MacBook ProとMacBook Air、それぞれの特徴がはっきりしています。
で、ここで気になるのはM1ProチップのMacBook Proの8コアと10コア。
数字の上では10コアのMacBook Proの方が処理能力が速いということになるわけですが、じゃあその性能はどのくらいちがうのか。
その実験をしてみました。
8コアと10コアのMacBook Proの違い
今回のM1Proチップの14インチMacBook Pro(16GB)を前提とした場合、その違いは、CPUとGPUです。3つもあるとどれを選べばいいのか?その選択肢には迷うのではないでしょうか。
ちなみにそれぞれに価格差としては、真ん中を選ぶと+22,000円。さらに上を選ぶと+38,000円かかります。
決して小さな金額ではありません。
その価格差でそれぞれ違いが出ればいいわけですが。
実際に肌感覚としてどのくらい違うのか?
14インチMacBook Pro(16GB)の1番高い機種と1番安い機種でどのくらい処理速度に差があるかを実際に比べてみようというのが今回のはなしです。
数字上の測定は、他のサイトでもやっているでしょうからそちらを参考にしていただくとして、ここでは処理速度の比較だけをしてみます。
ちなみに2つのパソコンにのソフト環境などはすべて同じにしてあります。
アプリ起動や動画の処理速度を比較みた
それぞれの処理速度を比較してみます。ふつうに考えれば10コアの方が速いということになるのですが。
まずはExcelの起動の速さを比べてみました。
これはほぼ差がありません。8コアは2.1秒、16コアは2秒で差は0.1秒ってところです。
次にChromeの起動を。
これも差がほとんどなく、8コアは2.2秒、16コアは2秒。
動画の書き出しはどうか。
10コアの方が処理速度は速いはずですが、驚いたことに8コアの方が16秒ほど速く動画の書出しが終了。
さらにパソコンの電源起動でもわずかに8コアのMacBook Proの方がわずかに速かったです。なぜか。
(普段、使い終わったらパタンと閉じるだけで電源をオフにしていませんけど。)
ちょっとした誤差はあるかもしれませんが、少なくともこの2つを比較したときに数字ほど大きな差にはならないという印象です。
ということで、MacBook Proの8コアCPUと10コアCPUの比較をしてみました。
値段UPほどの差はないかなというのが当社の結論です。参考にしていただければ。
【編集後記】
昨日はオフ。久しぶりに電車に乗って栄に出ました。SONYストアに行ったあとに、熱田神宮へ。七五三でしたが午後なので空いていました。直ぐ側のうなぎの蓬莱軒は15時で1時間待ちだったそうですけど。
【昨日の1日1新】
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スタバ広小路栄店
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