寄れるズームレンズ(TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6)と単焦点レンズ(SONY 35mm F1.8)の比較。

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ズームレンズといえば、遠方の被写体を撮影するというイメージがありますが、実際には寄って撮影することもできます。

単焦点レンズと比較しつつ、まとめてみました。

目次

単焦点レンズとズームレンズの特徴

デジカメの特徴の1つは、レンズの交換ができること。レンズにそれぞれの特徴があります。

たとえば、わたしが持っているのは

  • 単焦点レンズ   SONY   35mm F1.8(SEL35F18F)
  • ズームレンズ TAMRON  28-200mm F/2.8-5.6

という2つのレンズ。

わかりやすいズームレンズから触れると、ズームレンズの28-200mmというのは焦点距離。

28mmという広角から

200mmという望遠まで幅広く設定が可能なレンズです。

カメラ超入門 レンズに記載されている数字の謎。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog

スマホでも撮影サイズを変えることができますが、それと同じようなイメージと考えてもらえればいいでしょう。

その焦点距離の変更を変更すると、F値(被写界深度)も大きくなり、だんだん暗くなるというイメージです。(F値は小さいほど明るくなる)

わたしの持っているレンズだと、焦点距離の変更でF値は段階的に変わっていきます。

TAMRON  28-200mm F/2.8-5.6の焦点距離とF値(最小値)の動き

  • 28mm F2.8
  • 35mm    F3.2
  • 50mm    F3.5
  • 70mm    F4.0
  • 100mm  F4.5
  • 135mm  F5.0
  • 200mm  F5.6

たとえば、背景ボケを出したい場合、F値を小さくし、明るさを取り入れるというのが1つの方法です。

ただ、ズームレンズの場合、F値は単焦点レンズに比べると小さくないです。F2.8というのはズームレンズでは小さいほうですが。

もし、背景ボケを出したいというのであれば、単焦点レンズを使うというのは1つの選択肢です。

単焦点レンズなら、F1.4とかF0.9というものもあり背景ボケがききますが、それだけ値段は上がります。

その単焦点レンズは、焦点距離やF値は決め打ちです。わたしのカメラであれば、35mmという焦点距離とF1.8というF値になります。

じゃあ、ズームレンズのように、もっとズームで写真を撮りたいという場合はどうやって?という疑問にあたるわけですが、単焦点レンズの場合にはじぶんの足で動いて調整することになります。

もう少し近づいて大きくする

こうして一歩踏み込んでサイズを調整するのも単焦点レンズの特徴です。

ズームレンズは、1つの場所にいて遠くにある被写体をとらえることができます。

ズームレンズ「Tamron 28mm-200mm F2.8-5.6」で撮影してみた。

α7CにTamron 28mm-200mm F2.8-5.6(ズームレンズ)をつけると、こういう感じです。

焦点距離を上げると、ズームになり、その分レンズ筒は長くなります。(これで最長)

そのメリットは、28−200という焦点距離の長さです。近くのものも撮れるし、遠くのものも撮れます。F2.8-5.6という明るさを考えると、コスパのいいレンズかなと。

ズームレンズは重いものが多いのですが、重さ575gというとコンパクトなほうになります。

広角から望遠まで幅広く撮影できるので、その意味で使いやすいという見方もできます。

ということで。遠目から撮影してみました。

28mm F2.8 いちばん広角の写真です。

だんだんズームしてみます。

35mm F3.2

50mm F3.5

70mm F4.0

100mm F4.5

135mm F5.0

200mm F5.6

離れたところから撮影していますが、200mmだとかなりアップに撮ることができます。

仮に単焦点レンズでおなじことをやろうとすれば、足で距離を調整することになります。

やはり持ち味は違います。

このように被写体以外をぼかしやすいのが、単焦点レンズの特徴です。

被写体に近づくほどよりボケます。

被写体にも寄れるズームレンズ。背景ボケを活かした撮影もできる

では、ズームレンズは近接撮影に向いていないかといえばそんなこともありません。

被写体に近づき、背景との距離をとれば、背景ボケをだすことはできます。

実際に比較してみました。

単焦点レンズで撮影

まずは単焦点レンズで撮影したもの。単焦点レンズは小さめ軽めが特徴です。

テーブル遠目に置いてみましたが、この時点でかなり背景ボケは効いています。

被写体に近づくにつれて、

より背景ボケがきき、背景の玉ボケ(玉のようなキラキラ効果)も強くなっているのがわかります。

 

ズームレンズで撮影

では、今度はこちらのズームレンズで同じように撮影してみます。

先程のように段階的に撮ってみました。

28mm F2.8

それほど背景ボケは効いていないですね。

次が35mm F3.2。

背景はややボケてきました。

そのまま続けてみます。

50mm    F3.5

離れているので玉ボケは出ませんが、かなり背景ボケが効いてきました。

70mm    F4.0

100mm  F4.5

ズームレンズで、ここまでボケればいいかなとは思います。

さらに、135mm  F5.0

これが最大ズームで200mm  F5.6

カップの文字までしっかり読めるレベル、これはこれで面白い写真かなと。

ちなみに、ズームレンズでカメラを被写体に寄せて撮影すると、こんな感じで撮影できます。

単焦点レンズと同じように玉ボケもでますし、ズームレンズでもかなり寄れます。

被写体とは近く、背景との距離をとると背景ボケを出すことはできます。

Tamron 28mm-200mm F2.8-5.6はズームレンズでありながら、接写もしやすいレンズです。

ということで、単焦点レンズ、ズームレンズ選びの参考にしていただけるとうれしいです。


【編集後記】
昨日はオフ。早い時間に同時にコストコに買い物へ。空いていました。長男(6)にソフトクリームを買って帰宅。そのあとはひとりで撮影の練習などを。

【昨日の1日1新】
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