税金の支払いでお金はガクンと減る。仕事をするなら避けられない痛み。

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会社を経営していると、年に1回は痛みがあります。税金という名の痛みが…。避けられず、グッと耐えるしかありません。

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2021年8月2日に走った痛み

昨日(2021年8月2日)、痛みが走りました。

といっても、どこか体調が悪いとかそういう話ではありません。

税金です。

わたしの会社の決算が5月。会社の申告は2ヶ月以内、税金も払います。

5月決算だと、本来は7月31日に支払うのですが、月末が休みの場合には翌営業日の支払いになります。

それで冒頭の写真のように8月の預金残高がガクンと下がりました。まぁ、このあとさらに動くでしょうが。

会社をやっていれば、この痛みは年に1回必ずあるものです。

今後も会社を続けたいので、グッと歯をくいしばってこの痛みに耐えています。

税金を払わないとお金が増えないしくみ

世の中のしくみで、お金を増やそうとすると、税金を払うことは避けられないようになっています。

税金でお金が減るのに、お金が増えるとは、なんだか変な感じもするでしょう。

でも、それが実態です。

税金は利益(もうけ)にかかるものです。会社の場合はざっくり利益の30%が税金です。

会社の場合、その税金から逃げるとどうなるかを考えてみます。

たとえば、利益が500万円出ていて、税金を払いたくないからと、特に必要ないものに500万円の経費をパーッと使えば、利益は500万円−500万円=0円

500万円の経費を使うってけっこう大変だと思うのですが、まぁ、ここではそういうことで。

とにかく、これなら税金を払わなくて済みそうです。(実際には、赤字でも7万円の負担が必要です。)

ただ、500万円の経費を使ってしまっているので、お金は500万円減ってしまっています。

いっぽうで、500万円の利益がでて、グッと痛みをこらえて税金を払えば、税金は×30%で150万円にもなります。痛すぎます…。

ただ、出ていくお金は税金だけです。

結果として、お金は500万円-150万円=350万円は残るわけです。先程の例では、税金から逃げた結果、500万円も減っていましたから税金で150万円減らすのとは大きな違いです。

ということで、税金を払うか、税金から逃げるかで、お金の増え方は変わります。どっちがいいかという話ですね。

税金の痛みを和らげるには?

税金を払うのを避けられないのであれば、せめて痛みを和らげることはできないか。

感情的な話も含めて、わたしなりの対策を挙げてみました。

免疫をつけておく

税金の支払いは、痛すぎるだけに免疫をつけておきたいものです。予防接種のように。

いくらくらい税金を払うかが早くわかれば、免疫もつきます。

事前にシミュレーションしておきましょう。半年前でも、3ヶ月前にでも。わたしは毎月やっています。お客様のも含めて。特に消費税は痛いですから。

いくら位の税金を払うことになるかを予測しておくことで、税金を払う覚悟はできます。

会計ソフトに表示されている預金残高から、あらかじめ支払う税金をマイナスした分が残高だと見ておくと、実際に支払ったときに「まぁ、そうなるよなー。」とちょっとだけ痛みが和らぎます。ちょっとだけ。

事前にどのくらいかを知らないから、免疫がなく、結果として目の前に出てきた税金に驚き、あたふたすることになります。

ざっくりでもわかっていれば覚悟はできますし、資金繰りも考えることができます。

節税する

いくら位の税金を払うかを予測したのを踏まえて、次に「節税できるかどうか?」

できることがあればやっています。

まずは未払金計上したり、税額控除が使えるかどうか。これらはお金が出ていかない節税で、必ずやるべきものでしょう。

あとは、近いうちに必要になるものを手に入れておく、経営セーフティ共済(倒産防止共済)をやるといったこともありますが、こちらはお金が出ていくものです。

経営セーフティ共済については、いつかの解約時には掛金の全額を収入で計上する必要がありますので、一時的な節税にはなります。

税金は払うべきものですが、節税対策をするかしないかで、払う税金が変わります。

税金を何も考えずに待受けで払うのではなく、節税を考えることで選択肢をもてるようになります。

それらを踏まえて、節税するべきかどうかを検討しましょう。税金は減りますが、お金も減ります。手元のお金に余裕があれば…ということになるかと。

支払い方を工夫する

税金を払うならネット1択です。

納付書を書いて、銀行に行って、銀行で待って、窓口で手続して、その上でお金が減るとなると、痛みは増します。

お金だけでなく時間も失いますから。

ネットで払えば、お金の痛みだけで済みます。ダイレクト納付にしていると、申告してしばらくしてから期日に決済されるので、即効性の痛みではなくなり、ちょっと和らぐかなというのが個人的な感想です。

即効性の痛みのほうがいいという方もいるでしょうし、痛みは同じはずですので、気分の問題ですけど。


【編集後記】
昨日はじぶんの月次をまとめてから法人のお客様と打合せ。コロナの注射の予約がようやく取れました。チケットはだいぶ前にもらっていたのですが、なにせ予約がいっぱいで。駅前の眼科で、再度確認したら、ちょうど入ったというのでようやくです…。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
コロナ予防接種予約


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