会社の株式は価値があるものとされています。その理由についてまとめてみました。
会社の株式の価値は変わる
会社の株式を見たことがあるという方は、ほとんどいないでしょう。
- 会社の名前や目的を決める
- 会社のはんこをつくる
- 定款をつくって、法務局へ提出する
- 資本金を会社の口座に入金する
- 会社の設立登記
というのが会社をつくるときのざっくりとした流れです。
ここまでに株券の発行は必要ありません。現在は発行しなくてもいいことになっています。
ただ、株式会社というだけあって、株式はあることになっています。ないのに「ある」というこの時点でへんな感じがしますが。
そして、上場株式のような市場はないのですが、株式の価値も時間の経過に伴って変わります。
出資した金額の価値とは限りません。
最初は資本金と少しの利益しかないのに、10年もすると、会社の状態も変わっているものです。
毎年利益を出せば、それだけお金も増えている可能性がありますし、純資産もそれにつれて大きくなっているはずです。逆に小さくなっていることもあるわけですが。
純資産の価値が会社の株価だとすると、やはり1年目と同じ金額、株価はずっと額面のままというのはないわけです。
逆に債務超過の会社なら株価はゼロになっている可能性もあります。
会社の株式に価値がある理由
目に見えないけど財産になる会社の株式。
株式に価値がある理由の1つは、議決権。(もう1つは配当をもらう権利。今はほとんどないかと)
会社の行動を決めるには、株が必要です。具体的には、株主総会で決めます。
株式を2/3以上、つまり67%以上を保有していると、会社の行動を自由に決めることができます。
たとえば、株式が過半数あれば、社長の選任も解任もできることになっていますし、67%以上の株式をもっていれば、定款を変更することもできてしまいます。
決議があれば、間接的に会社の資産を動かせるということです。負債が多いとそれはそれでタイヘンですが。
ということで、目に見えない株式ではあるのですが、その株式は重要だということになります。
誰が持つべきか?
大企業で上場しているならともかく、そうでなければ、経営と所有は一致させておくべきでしょう。
経営する社長が大半の株を持つ、ということです。
じぶんの意思を会社にきっちり反映できるかどうかがポイントです。
そして、会社があり続ける以上は、そのあとの株式の行方も考えておくべきでしょう。
いずれ会社を渡すなら、株式を誰に渡すのか?分散させても、決議できないなど困ることにもなるわけですから早目に考えておきたいものです。
目には見えない株式ですが、価値があり相続財産にもなるものです。気づいたらいつのまにか株価がすごいことになっていたということもあります。
中小企業の株式は、なかなか売れないので、定期的な株価チェックもしておいたほうがいいでしょうね。
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【編集後記】
昨日は4ヶ月ぶりにキャプテン翼マガジンの発売日でした。近所の書店で買う唯一の本です。すぐに読みたかったですけど、長男(6)と一緒に読むのがマイルール。ぐっとこらえました。
ただ、長男(6)は漢字が読めないので、登場キャラ全員の声優をやらないといけないです。3話分となるとまぁまぁタイヘンです。
【昨日の1日1新】
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