iPad Pro(2021)12.9インチを買ってみました。
M1チップ搭載のiPad Pro。iPad Pro(2020)11インチと比較しつつ、使用感をまとめてみました。
iPad Pro(2021)の変更点
写真左はiPad Pro(2021)の12.9インチです。
これまで、
- iPad Pro(2016)9.7インチ
- iPad Pro(2018)11インチ
- iPad Pro(2020)11インチ
と使ってきて、今回はじめて12.9インチを買ってみました。
今回のiPad Pro(2021)の特徴は大きく2つです。
1つはM1チップ。
MacでおなじみのM1チップが今回iPad Proに搭載されました。
MacBook Air(2020)で実際に大きな変化を感じています。そのM1チップが搭載されているというのは大きな変化です。
そして、もう1つはディスプレイ。まずこれまで利用していた11インチと12.9インチでは解像度が違います。
iPad Pro(2021)だと次のような違いがあります。
- 12.9インチが解像度 2,732 x 2,048ピクセル、画素密度264ppi
- 11インチは解像度 2,388 x 1,668ピクセル、画面密度264ppi
そして、12.9インチだけに搭載のLiquid Retina XDRというミニLEDディスプレイ。
ざっくりいうと最大の輝度が高くなり、よりはっきりと色が表示されるようになっています。具体的には、黒くなるべき部分がより黒く表現されるようになったというイメージです。
iPad Pro(2021)12.9インチとiPad Pro(2020)11インチの比較。
今回買ったiPad Pro(2021)と、これまで使っていたiPad Pro(2020)と実際にどのくらいの違いがあるのか。比較してみました。
雑誌
iPad Proは雑誌が読みやすいのがメリットの1つです。12.9インチならさらに読みやすくはなります。一画面でよりたくさんをながめることができるのも「大きい」のいいところです。
固定レイアウトの本を読みやすいのも、やはり12.9インチ。ただ11インチでも充分に読めるフォントサイズです。
写真で見ると、12.9インチのほうがより適した色で表現されていて、11インチの方は同じ色でも明るめになる感じです。Liquid Retina XDRの効果でしょうね。
ただ、すごく気になるほどの差かというとそうでもありません。
資料のチェック
資料のチェックのしやすさはどうか。大きい画面のほうがApple Pencilを使ってのチェックはしやすいでしょうね。
わたしはこれまでの11インチでもわりと大丈夫でしたし、大きな差は感じません。
動画の書き出し
Lumafusionを使って、1時間25分の動画を同時にファイルに書き出してみました。
LumaFusionレビュー Zoomでセミナーの動画編集はiPadでタッチ操作。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
Dropboxにファイル書き出し
書き出し、転送にかかった時間は、
- iPad Pro(2021)12.9インチが31分25秒。
- iPad Pro(2020)11インチは30分15秒
驚いたことに、2020年版のiPad Proの方が1分ほど速かったです。性能は確実に違うはずですが。
Airdropでファイル書き出し
Airdropで転送してみたら、
- iPad Pro(2021)12.9インチだと14分40秒。
- iPad Pro(2020)11インチは14分51秒
とiPad Pro(2021)の方がわずかに速かったです。
ネット調べだと、2021年版のほうが速いという結果ではありましたが、体感した限りほとんど差がないという印象です。
植村調べではありますが。
写真
写真でも比較してみました。これは違いが多少出たかなと。
この写真だとちょっとわかりにくいかもしれませんが、iPad Pro(2020)12.9インチの方は、影になるべきところは影にちゃんとなっている印象。しっかり色が出ています。
iPad Pro(2020)11インチのほうが、全体的に、明るく表現されています。
ただ、肉眼で見ている限りはほとんどわからないレベルです。
まぁ、わたしの目が節穴という可能性もありますが。
iPad Pro(2021)12.9インチを買ってもいいケース
実際に使ってみた上で、iPad Pro(2021)12.9インチを買ってもいいケースを考えてみました。
- 画面は大きいのが必須
- 少しでも画像のキレイさにこだわりたい
- 外に持ち歩かないで自宅で使うことが多い
- Facetimeのカメラ自動追従を体験したい
という方なら、iPad Pro(2021)、かつ12.9インチを体験してみてもいいのではないかと思います。
いっぽうで、iPad Proに大きさより手軽さを求めたいというのなら、11インチ。iPad Pro(2020)でも大差はありません。
画面の大きさは便利ですが、持ち運びを想定すると、大きさと重さはやはりデメリットです。
わたしは、Kindleを読んだりすることもあり、iPad Proを持ち歩きます。
リュックにはiPad Pro11インチ専用の収納ポケットがあったのですが、残念ながら12.9インチだと入りませんでした…。
それはいいとして。使ってみての感想としては、MacBook Air2020(M1チップ)のようにM1搭載で大きな進化を感じたかといえばそうでもないかなと。
- iPad Pro12.9インチ129,800円
- iPad Pro11インチ94,080円
という値段もあり、前述したような必要性を感じなければ、買い替えなくてもいいかなというのが本音です。
iPad Pro 12.9インチも使ってみてわかったことです。結局、両方を試してみないとわかりません。
便利さと手軽さ、値段で11インチとの効果の差を考えると、やはり、わたしは11インチの1択という結論です。
大きさと手軽さどちらを好むかでしょうね。それぞれですから。
いずれにしても、iPad Proはすばらしく、欠かせません。その役割はパソコンとは違った位置づけになるものです。
- Apple Pencilが使える
- パソコンより持ち運びしやすい
- Kindleや雑誌を読みやすい
わたしは仕事で使うのでiPad Proを選んでいますが、iPad Proでなくても、Apple Pencilは使えますし、32Gや64Gでもよければ、iPadでも充分です。
iPad Airは特におすすめで、容量(64GB)と音響の差があるくらいで、できることはiPad Pro11インチ(128GB)とさほど変わりません。Apple Pencilも第2世代ですし、7万円ほどで買えますし。
ということで、少し違った声があってもいいのかなと思い、書いてみました。
iPad Pro(2021)の購入を検討されている方の参考になればうれしいです。
【編集後記】
昨日は午後からセミナー開催、ご参加ありがとうございました。ただ、どういうわけか動画がうまく撮れていなくて凹みましたが。
【昨日の1日1新】
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