会計ソフトは便利になりつつありますが、苦手なこともあります。
CSVファイルをダウンロードし、Excelでカバーするのがおすすめです。
会計ソフトの弱点
便利といわれる会計ソフトにも弱点があると思っています。
その1つが自由度が高くないということ。
データを集めるのが得意なクラウド会計。
ただ、やりにくいこともあるのです。
たとえば、「粗利率は毎月何%くらいか?」を見たい場合、会計ソフトの環境では粗利率の表示がありません。
同様に「在庫と売掛金の割合はどう推移している?」をチェックしたいときにも、会計ソフトではすぐにわかりません。
それ以外にも会計入力はやりにくいとか、決算予測ができないというのも。(別のツールを使うならあるかもですが、わたしは使っていません。)
グラフはあるにはあるのですが、色も表示したいグラフもじぶんの好みでなく、自由度はありません。
こうした会計ソフトの弱点の解決策としてExcelを使うのがおすすめです。
Excelで会計ソフトの弱点をカバーする
会計ソフトの足りないところは、Excelで対処できます。
会計ソフトではCSVファイルをダウンロードできますので、貸借対照表や損益計算書のデータをダウンロードして、Excelで粗利率を計算したりグラフ表示してみたり、デザインも自由です。
たとえば、これをみると、4月と5月は粗利率が他の月と違うので、「4月の仕入があやしいな」と、探りを入れることができます。
こうしたことは、会計ソフトの推移表だけ見ていてもよくわかりません。(わたしは)
会計ソフトからCSVファイルををダウンロードしてみて、分析してみる、Excelでグラフにしてみると発見できることも多いです。
会計入力については、インポートがあります。入力するデータが多いほど、Excelを使ってインポートしたほうが早いですし、Excelなら関数を使ったり、コピペすることもできます。
こちらの記事を参考にしていただければ。
経理をするのにExcelを使うかどうか? インポートをやってみよう。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
経理にはミスがつきもの 間違いを見つけるならExcel。 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
経理でExcelのスキルを磨けるという特典
会計ソフトでできることもたくさんありますが、苦手なこともあります。
すぐに会計ソフトがじぶんの好みの仕様になるかといえば、そうでもないでしょう。
となれば、じぶんが毎月チェックしたい数字の分析資料をつくってみたり、エラーを探せるしくみをつくってみる。
それには、自由度の高いExcelを使ってみるというのがおすすめです。
Excelでやろうにも、じぶんの思うように反映されないこともあるかもしれません。
ただ、それを解決することでExcelのスキルを磨くこともできます。
会計をやりつつ、Excelの勉強にもなるというのが、経理でExcelを使う大きなメリットです。
【編集後記】
昨日はお客様と打合せ。現状の分析と今後の方向性などについて話をしました。そのあとは私用でした。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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