経理にExcelを使うかどうか。わたしはExcelをよく使っています。
会計ソフトが入力しやすいわけではない
経理をやるときに、Excelを使うかどうか。
わたしはExcelをよく使う場面があります。
クラウド会計を使っていれば、ネットバンクなどのデータ連携はできるのですが、経理はデータ連携ですべて対応できるわけではありません。
中には、クラウド会計でデータ連携できない取引もあります。
そういった取引をどうやって経理するか?
そこで、わたしはExcelを使っていますし、マクロを使って自動化することもあります。お客さまにもExcelを利用いただくことがあります。
クラウド会計はデータ連携ができるというメリットはあるものの、決して入力がしやすいというわけではありません。
むしろ入力はやりにくいです。(わたしにとっては。)
入力をするなら、Excelのほうがしやすいという印象です。
経理にExcelを使うメリット
Excelで経理するメリットには、次のようなものがあります。
最小限の入力で済む
会計ソフトに入力する場合、取引を1つずつ入力するというイメージです。
なので、時間もかかるわけです。
Excelであれば、数式を使うこともできますし、入力にもオートコンプリート機能を利用することができ、結果として入力は最小限で済みます。
Excelスキルを磨ける
経理をExcelでやると、関数を使ったり、ショートカットキーを使って入力の効率化ができます。
たとえば、毎月同額を計上するような仕訳なら、1行目だけ数式反映させて、
Ctrl+Dで同じ数式をコピーする。
あるいは、すでにある仕訳を会計ソフトからエクスポートして、利用することもできます。
取引日の年を2020から2021に置き換えてみたり、セルB3で「=EOMONTH(B2,1)」という数式を入力すると翌月末を表示させることができるます。
オートフィルで一番下までコピー。これをインポートすればいいわけです。
会計データのExcelインポート入門 経理を楽にするためにやってみよう(弥生会計版) | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
経理データのExcelインポート入門(マネーフォワードクラウド編) | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
会計ソフトのショートカットキーは会計ソフトでしかつかえませんので、覚えてもほかではつかえません。
でも、Excelなら他でも役立つスキルです。
入力を絞れる
表の形式に数字を入力していただき、そこから仕訳データを生成して会計にインポートすることもできます。借方とか貸方とかそれほど意識しなくてもいいかと。
たとえば、Excelの現金出納帳のようなイメージです。ほかでも応用はできますので。
マクロを使えばインポートファイルの作成は自動化できます。
インポートをやってみよう
Excelで経理をやるというと、インポートできるスキルは欠かせません。
「やったことないから。」ということで選択肢から外しがちですが、前述したようにExcelを使うメリットはあります。
これができれば、クラウド会計でデータ連携できないツールのCSVファイルを利用して、インポートすれば効率化にもつながります。
これまでに書いた記事でも利用例を紹介しています。
メルカリで買った本をどうやって経理する? Excelマクロを使うのがいい | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
Excelから支払データをつくる流れ(楽天銀行・法人口座.Ver) | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
Excelを使って経理をやってみていただければ。トレーニングは必要ですが、ミスすることで習得できることもあります。
【編集後記】
昨日はオフ。大雨だったので、早朝にウォーキングした以外は1日外出せずに子どもたちと遊びつつ自宅で過ごしました。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
CP+2021
子どもたちにとあることをお願いした