数字をチェックするときには、残高がいくらあるかもチェックしましょう。残高があっていると数字の精度もあがります。
「いくらあるか?」を確認する
毎朝、お金がいくらあるか?というのをチェックしています。
もし、お金がなくなったら、しごとができなくなります。そうならないようにするための予防でもあります。
そうして、独立後、銀行にお金を借りて手元のお金を増やした経験もあり、その後も。
また税金を払ったあとにいったん減ったお金が増えているかもチェックしています。これは税金を払って凹んだじぶんへの励ましの意味合いも込めて。
残高が動かない日もあるのですが、やらないと落ち着かないですし。後述する残高チェック以外の目的もあります。習慣にしているのでそうなります。
残高をチェックするのは手間でのもあるのですが、その反面、残高を見て安心することもできています。
残高をチェックするメリット
残高を確認するメリットをいくつか挙げてみます。
ボリュームがわかる
残高を見ると、どのくらいあるかがわかります。
- 預金残高がいくらあるか?
- 未回収のお金がいくらあるか?
- 借入金残高がいくらあるか?
- 未払金がいくらあるか?
- 役員借入金で会社に入れているお金がいくらあるか?
というように。
単なる残高だけでなく、お金と借入金のバランスもわかります。
そもそも残高を合わせる必要があるわけですが、借入金残高はだいたい600〜800万円くらいというよりも、残高を常にチェックして、ハッキリ言えるほうが安心できます。
経理のミスに気づける
残高をチェックすると、経理が間違っていることにも気づけます。
借入金を返済したのに、どうして残高があわない?
というように。
調べてみると、借入金の科目を元本と利息込みで経理していた、仕訳対象外にしていたといったことにも気づけるわけです。
手続きもれに気づける
残高を見ておくと、手続きもれに気づくこともできます。
- 源泉所得税を払ったのに、預り金が減っていない
- 今月入金があるはずの売掛金が減っていない
で、調べてみたら、
- 源泉所得税の納付を忘れていた
- 入金してもらえてなかった
というように。そのあとすぐに手を打てるわけです。
毎日預金残高をチェックしていたら、入金や出金がないのでそこでも気付けます。
源泉所得税の納付は1日でも遅れると、ペナルティがつく可能性があるのでやらないようにしましょう。
会計ソフトの貸借対照表の残高をあわせる
経理をやるなら、残高を合わせるという意識を持ってみましょう。
売上や利益を知りたいというのは多くの方が思うけど、残高についてはそれほど興味がないというケースも多いかと。
ただ、預金残高も売掛金残高など残高がキッチリしていれば、売上、経費、利益の数字の精度も上がります。
いっぽうで、預金残高もあっていないような数字をもとに出された利益は、本当かどうかわかりません。銀行にも「本当かいな」と怪しまれます。
たとえば、1つの売上の仕訳が実は二重で経理したものだった…というのであれば、それだけで数字が全然変わってしまいます。
そういうミスを減らすには、残高を確認しておくのがおすすめです。これもまとめてやるとなるとけっこうタイヘンなので、定期的に見るのがおすすめです。
【編集後記】
昨日は法人のお客さまと打合せ。資金繰りや月次、事業計画などについての話を。ZoomでiPad Proを共有してみたのですが、なかなか上手く行かず。以前は何の問題もなくやれたのに。別の方法に切り替えました。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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