毎月の数字のチェックには、推移表をつかってみるのがおすすめです。
会計ソフトで数字をチェックする
自分で経理をする以上は、数字のチェックは早めにしたいものです。
わたしは1日に前月の数字をチェックしています。
クレジットカードの取引明細がデータ連携できるようになり、ざっくり、と言ってもかなり高い精度で数字をチェックできるようになりました。
なんて話をすると、「税理士だからできるんでしょ?」と思われることもたまにあります。
ただ、私が税理士だからできているというわけではなく、お客様も同じ様にチェックされています。
月の初めにざっくりとでも前月の数字を確認できるようになるには、じぶんで経理をするのが近道です。
誰かに入力をお願いしていたら、その入力が終わるまで待つ必要があるわけですが、じぶんで経理をするのであれば、じぶんのさじ加減1つです。
そのチェックにはfreeeやマネーフォワードなど会計ソフトの月次推移表を使ってみるのがおすすめです。
freeeはレポートから月次推移を。
マネーフォワードでは、会計帳簿から推移表を選ぶと確認できます。
月次推移表で数字をチェックするポイント
月次推移表は、毎月の数字を月別に確認できる資料です。
- 毎月どのくらいの売上があるか?
- 売上の推移は?
- 固定費が毎月どのくらいかかっているか?
ということもチェックしやすいです。
月ごとに並べてみると、また違った発見があります。
あるはずの経費がない
毎月発生しているはずの経費が特定の月だけ発生していないということがあります。
そういう場合は、科目間違いや補助科目の設定間違いで違う科目の数字になっていたり、経費計上のもれだったということがわかります。
思ったより利益が多い、少ない
推移表で月の数字をチェックしてみて、思ったより利益が出ているとか、利益が少ないということがあります。
利益が多いなと思ったら、その理由はいろいろあるのでしょうが、1つだけ挙げておくと翌月以降の売上が含まれている可能性があります。
10月に11月の売上が含まれていれば、10月の入金時には一度前受金としておき、11月に売上に振り替えるという処理をします。
逆に。思ったより利益が少ないという場合は、経費がダブリになっていないかチェックしましょう。
経費が大きすぎる
経費がその他の月に比べて大きすぎると感じたら、年払いの経費を払っているということがあります。
この場合は、年払いの経費を毎月均等額にわけて経費処理するようにしてみましょう。
あとは月末が休みのために今月2ヶ月分の経費が含まれているという可能性もあります。
その場合、前月の数字を見ると、ゼロになっているから気づきやすいはずです。それも修正すると毎月だいたいいくらくらい経費が必要かということも見えてきます。
それも推移表でチェックするからわかることです。
毎月1回で数字のチェックは11回できる
毎月、経理をして数字の精度をあげようと思うと、やはり経理した後のチェックは欠かせません。
たとえば、預金残高があっていないとなると、本当にその利益なの?本当にそれだけお金があるの?と疑ってしまいます。
ただ、そのチェックがある程度できれば、その数字が現在地となるわけです。
ざっくりでも数字の精度が高ければ、その数字を根拠に「この先どうするか?」を考えることもできます。
「どのくらい利益がでそう?」
「どこまでお金がもちそう?」
「税金はどのくらいになりそう?」
というように。
毎月数字を見なければ、申告するときに現実を目の当たりにするわけですが、毎月数字をチェックするを習慣にすれば、そのチャンスは11回です。
じぶんで経理をするなら、推移表を使ってみましょう。エラーチェックとしても使えますし、補助科目やタグを使うことで、家計簿的にチェックすることもできます。
ちなみに、わたしは推移表をダウンロードして、Excelでグラフを使ってチェックしています。
【編集後記】
昨日はオフで3人の日。いっしょにゲームをやったり、映画を見たりとゆっくりしました。長男(5)が「いちごのがいい」と注文したスタバのフラペチーノ。さすがに1人では飲みきれず、またしてもこちらに出番が回ってきました。
【昨日の1日1新】
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スタバ ベリー×ベリー レアチーズ フラペチーノ