経理をするメリットは、現在の立ち位置を確認できることです。
変化の大きい独立後、経理をやっておきたい理由についてまとめてみました。
年1回の経理のデメリット
独立したら、確定申告をして税金を払うというのは、避けられないことです。
であれば、早めに状況を知っておきたいところです。
直前になってようやく利益がわかるというのでは、変化に気づけませんし、税金をはらうにも「こんなにお金はらうの…??」と資金繰りに困ることもあるわけです。
この不安を減らすには、
「利益が出ているかどうか?」
「税金をどのくらい払うのか?」
「このままだとどのくらいお金がもつか?」
ということを日頃からわかるようにしておくべきです。
となると、日頃から経理をやっておく必要があります。
めんどくさいと後回しにされがちな経理。
ただ、めんどくさい気持ちそのままに年明けに計算していては、新型コロナウィルスのような状況では、遅れをとることになります。
税金をはらう直前まで手を打つこともできず、いい流れには変えられないでしょう。
「守り」とされる経理は、攻撃へのスイッチにもなります。
日頃から経理をやっていれば、どのくらい売上があって、どのくらい経費をつかっているかもわかるし、翌月には何かしらの対応ができますから、手を打つ速さは違ってきます。
毎月の数字は正確よりもざっくりで
経理をして毎月数字を確認することで、利益が確認できますし、預金残高もいくらあるかがわかります。
とはいえ、経理をやらなくても、なんとなく現状のことはわかるかもしれません。
預金残高を見れば増えているか?減っているか?くらいはわかりますから。
ただ、なんとなくです。
仮に預金の残高が減っていたとしても、来月は大きな売上の入金があって増えるかもしれませんし、逆に預金残高が増えてるなと思っても、翌月に大きな支払いがあれば、一転して減ることも考えられるわけです。
数字をチェックするメリットは、どのくらいという程度がわかること。
8月の売上が100万円あれば、翌月には100万円の入金があると予測できます。売上が30万円の場合とでは、対応も変わってくるでしょう。
支払いも同様に予測しやすくなりますから、いってみればどこでお金が足りなくなるかも予測できるわけです。
このとき注意したいのは、毎月チェックするときは、経理の正確さにこだわりすぎないことです。
こだわりすぎると、数字をチェックするのが遅くなります。必要なのはざっくりでも速さです。
具体的には9月の数字は10月の早いうちに確認できるのが理想です。
「売上が減ったかも」
「経費を使いすぎたな」
「なぜお金が減っているの」
というように。ピンチに気づくのこそ早めにです。
申告をするときには、正確な数字で把握しなければいけませんが、毎月は判断ができるレベルであればいいかと。
ざっくり、8割正しければ判断するには足りるでしょう。細かい修正はその都度やっていけば大丈夫です。
今からでも日々やっておく
もし、経理をやっていないというのであれば、これからでもやっておきましょう。
請求書やレシートなどがあるので、直近まですすめることはできるはずです。
ここで、あえて経理を溜めてしまうデメリットを実感するのです。
それによって、
「ためてしまうとやりたくなくなるなー」
「毎日やればちょっとの時間で済むかも」
「イチから入力しなくて済む方法はないか?」
「データを連携できるんだ」
ということにも気づけます。
直近まで追いついたら、そこから先は毎日やってみましょう。
わたしは毎朝やるようにしています。
毎日なら量はしれていますし、預金残高を見て変化に速く気付けるようにしています。
じぶんの数字の変化とともに、新型コロナウィルスのような環境の変化もあるわけですから、しっかり数字と向き合っていきましょう。
事前に利益がいくら。税金がいくらか?というのがわかっているだけでも安心します。
税金の痛みを感じるのも早いわけですが、毎月数字を見ていれば、免疫ができてきます。
【編集後記】
昨日は午後からお客様と打ち合わせ。決算の着地見込みの確認と今後の話を。夜は長男(5)と久しぶりのSwitchタイムでした。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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