フリーランスとして独立したあとには、お金の動きは変わります。
それだけにトレーニングが必要です。
請求書の金額がそのまま入金される独立後
独立すると、収入の位置づけが変わります。
勤務していれば、もらえるのは給料。その金額には毎月大きな揺れはありません。
実際に手にできるのは、税金や社会保険も引かれた後の金額。
そのお金を食べていくために使い、旅行に行ったり、セミナーを受けたり、ときには貯めたりというイメージ。
これに対して、独立後のお金の動きは、固定ではありません。
仕事ができれば、売り上げはありますが、仕事がなければ売上はないわけです。
仕事をして、請求書に表示した金額が直接、じぶんの口座に入金されることになります。
その後、入金されたお金の行方を決めなければいけません。生活費で使うか、そのまま預金で持つか、将来にまわすかなど。
このバランスをどうとるか?
たとえば、生活費1つとっても生命保険などをかけすぎると、手もとのお金が出ていき、その分生活はキツくなりますし、経費を使いすぎても利益が減って、お金が減ります。
それだけにフリーランスには、バランスよくお金の行き先を決めるトレーニングが必要です。
入金額を決めるもの
給料の場合。毎月確実に収入がありますし、入金額も大体予想できるわけですが、フリーランスの場合はそうではないです。
仕事をとる前の、いくらで仕事をするか?という値付けから自分で決めないといけません。
このときの値付けも、独立すると新たにやることです。
どう売るかも人それぞれですが、結局、ここでの値付けが、そのまま入金につながりますし、利益にやお金にも影響するわけです。
その点で、会社員とは大きな違いがあります。
少なくとも安定しない分は予想がむずかしいですし、どんな数字になるかもじぶんの値付けやサービス内容、経費とのコントロール次第です。
仕事を続けるためには、利益を出して、さらにお金を増やす必要があるわけですから、そうなるようにすすめることが必要です。
ただ、値付けするにもそうそう上手くいかないこともあり 、やはり入金の決めてになる値付けのトレーニングは欠かせません。
マイルール お金をかけるべきところ・かけないところ
収入ばかりに目が行きますが、お金の使い方もトレーニングが必要です。
現実、独立する前と独立した後では、支払う税金の種類やインパクト、クレジットカードの引き落とし額すらも違うのです。
入金されてお金が増えても、その次でお金の行方も決めていく必要があります。
手持ちのお金が、いくらでも出てくるならともかく。そんなことはないわけですから、どこにお金を使うか?を選んでいく必要もあるわけです。
- ヒトにかけるか?
- モノにかけるか?
- 手もとに置くか?
- 運用するか?
- 生活費にするか?
私の場合は、ひとりで仕事をしているのもあり、お金をかける場所の1つはITと決めています。
ITには新しい体験ができるというメリットもあります。買ってみてイマイチなこともあるのですが、試してみないとわかりません。
場合によっては返品もできますし、返品ができなければ売りに出すこともできるので傷は深くならないことが多いです。
あとは 、本を買ったり、セミナーを受けたり、次につながるきっかけになりそうなものにはお金を使うようにしています。
一方で、お客様への影響もなく、じぶんへの刺激にもつながらないようなものは、それほどお金を使わないようにしています。
例えば、税務ソフトやスマホ料金といったものです。
税務ソフトは、独立したばかりのころに、データ連携を魅力に今にして思えば高いお金をかけていましたが、じっさいは入力しないといけない部分もあり、やめました。今はその半分以下です。
ここにお金をかけなくても、申告書の作成などお客様へのサービスの提供度合いが変わるわけではないですし、そこそこ使えればいいかなという感じです。
所得税は、確定申告書作成コーナーのできが良く、税務ソフトすら買っていません。
そしてスマホ料金。
電話するなら税務署くらいですし、データ通信で使えれば問題ありません。プランの見直しもデータ通信にあわせて毎月やっています。
今はだいたい2,000円台ってところです。
独立すると、お金の入りも出もそれまでと大きく変わります。値付けを間違えたり、無駄遣いしたりと最初からうまくできないこともありますが、トレーニングで少しずつわかってきます。
【編集後記】
昨日はオフ。基本は自宅でゆっくりと。午後は買い物などで外出したり、とある研究をしたりという1日でした。父親が11月で77歳。喜寿のお祝いをしようかという話がでてきました。年齢の割には父親はけっこう元気です。お祝いで妹家族と何かを…という話が。何をしようかをみんなで考え中です。
【昨日の1日1新】
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