経理の壁を下げるには、ルールを決めておくというのがおすすめです。
わたしがやっているのは、毎朝の経理です。毎日ですから土曜日も日曜日も前日の経理をやっています。毎日というのは、一見すると負担がありそうですが、むしろその逆です。
経理の壁の高さを下げるには
じぶんで仕事をするようになると、確定申告が必要になります。
ただ、この確定申告をするにあたっては、経理をやっておくことが前提。
とはいえ、経理をじぶんでやろうと思っても、なかなか重い腰があがらない、結果、必要以上に壁の高さを感じてしまう…。
うーん、どうしよ、と。
もし、心あたりがあるならば、経理のルールを決めておくことをおすすめします。
- いつやるか?
- なにをやるか?
- どんなやり方をするか?
ということを決めておくのがおすすめです。
ということで、わたしが決めている経理のルールというのをお話します。
フリーランスにおすすめな経理3つのルール
毎日やる
毎日やるというのは、相当敷居が高いと思われることがあります。毎日はさすがにやれない…と。
でも、よーく考えると毎日やるなら、経理をする時間というのは少なくていいはずです。
1日に使う経費というと、レシートでいっても2〜3枚程度ではないでしょうか。
溜めてしまうから、レシートが30枚、50枚…となって、だんだんめんどくさくなり、いざ経理をしても何日もかかって「もうイヤだ…」となってしまう。
どのみちやらないといけないのであれば、毎日がいちばん負担感が少なくなるわけです。
かかっても、せいぜい10分といったところでしょうか。
買い物をすると、レシートをおさいふやケースに入れたりしていることと思います。
このときのレシートが溜まってワシャワシャとなるのがわたしは苦手です。
ただ、毎日やるなら、そのレシート2〜3枚程度で済みます。
そんなわけで、一見すると負担に感じる毎日がおすすめです。
仮に毎日できなくても、その翌日にはやる。2日以上溜めたらきっとその後も溜めてしまうでしょうから。
もし、わからないことがあれば、ネットや本で調べたり、教えてもらえばいい話です。
朝にやる
次に時間。いつやるか?
これは朝にやることをおすすめしています。わたし自身も経理は毎朝かならずやっています。
毎朝やると決めておけば、実行できる可能性が高くなります。仕事が終わってからの夜、というとその難易度は上がります。
そうとうに意思が強くなければ難しいでしょう。
そんなわけで、より確実な朝がおすすめです。
入力を減らす
毎日、毎朝、ときました。
今度は1日に経理をするボリュームについて。
毎日経理をするにあたって、会計ソフトに入力するというのを減らすことは必要です。入力が多いとそれだけ時間もかかります。
毎朝の経理を早く終わらせるためのしくみをつくるのです。
そこで、利用しているサービスのデータ連携が必要になります。
この点、ネットバンクも使っていない、クレジットカードも連携していないではとても10分では終わらないでしょう。(Excelを使ってインポートするという手もあります。)
でもネットバンクの場合なら、データ連携をすることで前日のデータは連携されてきますし、何かしら摘要も入っていますから、イチから入力をする必要はなくなります。
すでにデータがあるならそれを利用するというのが、経理を早く済ませるコツです。
じぶんで経理を毎朝やる本当のメリット
じぶんで経理をできるようになるとどうなるか?
- 毎月利益がどのくらいでているかわかる
- 年明けでなくても、どのくらい税金がかかるか?がざっくりわかる
- お金がどのくらいあるか?どこまで持ちこたえられそうかざっくりわかる
- 現在地を知って、この先どうする?を考えることができる
- 給付金の申請をすぐにできる
- お金を借りるときに必要な資料をすぐに出せる
- 数字を「これから」の判断材料として使える
- 年明けがゆううつにならない
毎日経理をするというのは、結果的に確定申告にもつながるわけですが、そもそもはじぶんの現状がどうなのか?を知り、これからどうする?に役立てるためのものです。
もし、経理をやっていなかったら?デメリットにはつぎのようなものがあるでしょう。
- 現在地がわからない
- お金がいくらあるかわからない
- いくら節税したらいいかわからない
- 新しい買い物をしていいかどうかがわからない
- 未回収のお金があるかどうかわからない
というように。経理をやっていないと、なにをするにも「なんとなく」で決めることになりますから、これではちょっと不安だし、「し、しまった…」となる危険度も高い。
仕事をする以上は経理をやって、数字に慣れておきたいものです。
経理は毎日やっていれば、慣れていくものです。毎日やるのであれば、その負担も最小化することができます。
ぜひ毎朝の経理にチャレンジしてみていただければ。
【編集後記】
昨日はオフ。父の日のお祝いをしてもらいました。長女(11)からは手紙。読むと感謝の手紙ではなく「これはやめてほしい」という要望。最後にありがたいコメントもあり、笑いとしては○(まる)な手紙でした。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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