ひとりで仕事をしていると、ときにはブレそうになることもあります。
かといって、誰かがアドバイスをしてくれるわけでもありません。
そこで「ことば」の力を借りています。毎朝、見ているのは3つのリストです。
毎朝やっていること
毎朝、起きて必ずやっていることがあります。
1日にやることを決めるタスク管理に経理、タイピング、inbox整理など。
それと、リストを眺めることです。
リストを眺める?
そうです。
フリーランスは、周りに人がいないので、叱られることもないのですが、何かを判断するときに相談できる人もいません。
結局、じぶんで判断しますし、感情の浮き沈みもじぶんでなんとかしないといけません。それはそれでいい面もあるわけですが。
ときにはダメ出ししたくなることもあるわけです。
- 「行動が足りぬ」
- 「もっと工夫できんかね?」
とか。
ただ、あまりじぶんを否定しすぎてもいいことはないですし、前向きに行動できなくなります。ブログも書けなくなるでしょう。
じぶんに都合の悪いことは忘れるものです。(私は)
でも、その失敗を糧に同じ失敗を踏まない、前向きに行動できるようなしくみが必要でした。
それで私が毎朝見ているのがリストです。ちょっと見ただけではすぐにブレるので毎朝です。
じぶんが感じたことを思い出せるように記録する
人は都合の悪いことは忘れるものだ、さっきそういう話をしました。
ただ、それと反対にうれしい言葉をかけてもらっていることもあるはずで、フリーランスとしてひとりで生きていくためには、そのどちらもが欲しいところです。
現在、毎朝見ているリストは次のようなものがあります。
やらないことリスト
やらないことリストで、やってしまった失敗、やるべきでないことをリストにしています。
たくさんあるのですが、一部を紹介すると。
- 過去の失敗にいつまでもクヨクヨする
- スマホをやたらとチェックする
- 歩きスマホをする
- 満点を目指す
- まだまだです…と言う
- 忙しいと言う
- ため息をつく
- 駆け込みで電車に乗る
- ただただ人と比べる
といったようなことをEvernoteでリストにしてあり、これの最後に「…やらない」とつけて、ブツブツと唱えています。毎朝。
体験談ならこういう言葉の後ろにひもつきの失敗情報もさらっと書いてあるので、まぁ、失敗も忘れません。
ただ、書くのはその失敗にクヨクヨするためにではなく、その失敗の経験から学ぶ。軸を磨くため。
とまぁ、こういうことを朝の5時頃にブツブツといっているわけですから、その様子はちょっとしたホラーなのかもしれません。
まぁ家族は寝ていますし気にしませんが。うちの前を通った人は窓際から声が聞こえてびっくりするかもしれません。
うれしい声リスト
冒頭の写真は長女(11)が何年も前につくってくれた本のしおりです。
こういううれしい言葉はずっと取っておきたいところです。(ちなみにかいしゃではないんだけど…あ、会社もあるか。)
まぁ、それはともかく。仕事をしていれば、お客様や友人からかけてもらったうれしい言葉もあるはずで、そういった言葉をいくつ覚えているでしょうか?
私はたぶん何もなしで聞かれたら、3つ回答できるかどうか?(少なっ?)
記憶だけに頼っていたら、ぜったいに忘れます。でも、それはもったいない。
だから、うれしい言葉をかけてもらったら、さっとメモしています。これをEvernoteでリストにしています。
で、朝に眺める。
- 今日は参加するために有給取ってきましたー
- 子どものネタがほっこりします
- 他にないセミナーだったから
- ブログがわかりやすい
- 失敗談を語ってくれたのがすごくよかった
- セミナーやってほしいです
うーん、どれも天使のささやき。ありがたや。
なお、「どこまで真に受けるんだ?」という苦情は一切受け付けません。
ひとりがポジティブに生きていくためには、こういう言葉がとても支えになります。何度も救われています。
現在できていること、強みの確認でもあります。
何かを感じてくれたからこそ。そこはとにかく前向きに。前向きに…。
励ましの声リスト
うれしい声リストは、現在地の確認になるわけですが、これから先の行動にブレーキをかけないためにも勇気づけてもらうための言葉が欲しくなります。(私は)
いわゆる背中を押してもらえる言葉。でも、上司誰もいないから、目にして気になるものがあれば拾う。で、リストにして、眺める、それを励みに崖からダイブするという流れです。
勇気をもらえる「励ましの声リスト」としてまとめています。
ここでは3つだけ紹介しておくと
- とりあえずやってみて、それから考える
- 税理士独立も同じで、山と谷は必ずあります。
- 人生は一度きり。後悔のないように生きたいものです
こうした言葉が、うまくいくばかりでもなく、失敗もある。まずやってみよう。となかなか行動までの距離が長い私の背中を押してくれるわけです。
セミナーの告知とかそんな感じです。ええ、今も。
今日のブログ読まれていないなぁ、セミナー告知したけど、ゼロだったなぁというときにまたこういう言葉を朝じっくりと眺めます。
そうしてまた復活します。ブログに書いて身体に落とし込むこともあります。
毎朝、リストに載せているこういった言葉の力を借りて、過去(昨日かも)のじぶんへのダメ出しをしつつ、今のじぶんへの肯定もしておく。
さらに、もう1歩踏み込んでみようとじぶんを奮い立たせています。
言葉のチカラは思った以上に大きいものです。
どんなリストをつくるかは人それぞれですが、ひとりが強くなるために、毎朝リストを眺めてみるというのには一定の効果が得られています。よかったらいかがでしょうか。
いつでもメモできるように
じぶんへのダメ出しにしても、誰かのうれしい言葉にしても、これからにつながる言葉なら拾いもれしたくないものです。
iPhoneやAppleWatch、Mac、音声、タイピング、どこからでも入力できるようにしています。
突然、セミナーネタがパッと降りてくることもあります。
いつどこで出てくるかわかりませんからね。でもそれを「後でメモしよう」と記憶にとどめておこうと思うと、まず忘れます。
MacやApple WatchならEvernoteで、iPhoneならFastEverでメモを何かしらしておけば、Evernoteに連携されていますから翌朝にEvernoteを整理するときには思い出せます。
で、追加。多すぎるとできているものは減らしますが。
メモすることは、独立してから始めたことですが、おすすめスキルではあります。
【編集後記】
昨日は午前中にセミナー準備と法人の月次処理。午後から同族株式入門セミナーと懇親会。オンラインだと距離が関係ないというのはやはりメリットですね。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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