オンラインセミナーを体験してみました。受ける側と開催する側の両方で体験してみたので、その違いについて感じたことを書いてみます。
受ける側と開催する側では大きな違い
3月以降、コロナウィルスの件があって、オンラインで仕事をする機会が増えつつあります。
何しろ、外出するのが難しいわけですから、こうした環境の変化にも対応していくことが求められるでしょう。
そんな背景もあり、オンラインでの提供サービスも増えていますし、じぶんもオンラインでの仕事に切り替えています。
- 顧問のお客様との打合せ
- スポット相談
- 個別コンサルティング
- セミナー
中でもセミナーについては、受ける側と開催する側での大きな違いを感じました。
受ける側としては、時間になったらPCの前に座り、ツールを使って部屋への接続ができれば話を聞くということでつながれば参加は大丈夫。
思ったことがあれば、チャットで質問するということもできます。
ただ、立ち位置を開催する側に変えると、その景色はかなり違うものだったというのが正直なところです。
移動はないけど準備にはかなり時間がかかった話
これまでは貸し会議室をネットで予約したり、電車に乗って移動したりということをやっていたわけですが、この移動時間というのは、オンラインになることで確かになくなったわけです。
前もって早めに現地に行っていたので、それもなくてすみました。
じゃあ、それだけ時間が短縮できるかといえば、そうでもありません。
今回、開催するにあたっては、これまで貸し会議室を借りて開催していたセミナー以上に準備に時間がかかりました。
チェックリストでやることを洗い出し
オンラインで話をするといっても、Zoomからいつも通り参加すればいい、という話でもありません。
参加者から開催者に立場が変わると、途端にやることが増えました。
会議室に入ってからだけでもやることは多いです。
- スライド表示
- 画面共有
- AirPods Proを装着
- 参加者の方が待機室に入ったら「許可」ボタンをクリックする
- 入室が終わったらロックをかける
- 始まる前に参加者の方の音声をミュートにする
- 休憩中はミュートの解除
- 質問があるかたまにチャットを確認
それに加えて、欲深いわたしは、さらにやることを増やしてしまいました。
- 入室後、始まるまでの時間の画像と音楽共有
- iPadの画面共有
- iPhoneの画面共有
などなど。これまでのセミナーと同じようにやりたかったので、結果としてじぶんからハードルを上げていたということになります。
音楽は今回初めての試みでしたが。
オンライン超入門(Zoom) セミナー開催前のつなぎの時間にスライドとBGMを入れてみた | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
オンライン超入門(Zoom編) セミナー中にホワイトボードを使う・よく使っているアプリを紹介する方法 | GO for IT 〜 税理士 植村 豪 Official Blog
じぶん発信だけにこだわりも出したくなってしまうというのが正直なところ。
となると、このやり方も研究する必要がありますから、準備に時間がかかるのはある意味当たり前のことです。
初にして本番でやることが多く、iPhoneでつくったチェックリストがなかったら、きっと何かしらやることを忘れていたでしょうね。
セミナー中でもこれを机の前でサッと確認できるのは、助かりました。
これだけ準備していても、実はPCにちょっとしたトラブルもあったのですが、なんとかやり切ったという感じです。
どう見えるか?のチェック
オンラインならでは。ですが、今回やったのはオンラインなら参加者側の画面ではどう映るのか?のチェック。
このチェックには時間をかけました。(開催者側のディスプレイだけ見ていてもわからないので。)
ときには、iPadProで、またあるときにはiPhoneを使いながらZoomにログインして。(子どもにもちょっと手伝ってもらいました。)
話す側だけを確認しても、思ったように映っていない可能性があるのは、オンラインならではです。
会議室でやるセミナーなら、同じ場所にいるわけでどう映るか?を考えるということはないですから。
最初は時間がかかるものという割り切り
新しいことをやるとなると、時間もかかりますし、労力もそれなりに必要になります。
でも、あたらしいことをやるときに時間がかかるのはつきもの。
これまでも、これからも変わらないでしょう。
ブログを始めたときも、告知ページをつくるときも、UiPathで初めてプログラミングをやったときも最初に一番時間がかかりました。
ですから、新しいスキルを身につけるなら、最初は遠回り。今回のような準備にかける時間は、やっぱり必要な時間だといえます。
それでも、回数を重ねるにつれて、かかる時間は減るわけですし(たぶん)、やってみてわかった改善点も見直ししていき、スキルもノウハウも少しずつ身につくわけですから、その意味でオンラインのメリットを本当の意味で感じるのはこれからなのかもしれません。
オンラインでセミナーをやってみて、大変な面はあったけど、得られた経験、スキル、買ったアイテム(マイク)、契約したサービス(有料契約)と新しい出会いがありました。
それはそれで大きな収穫です。
ということで。たいへんでも、時間がかかっても、興味があればひとまずやってみるのがいい、というのを改めて実感。
この大変だったという体験を参考にしていただければうれしいです。
【編集後記】
昨日は暖かい中、妻の考案で自宅のベランダにテントを出すことに。ランチは子どもたちのリクエストでお弁当でした。遠足で食べるお弁当は格別とは言いますが、ベランダで食べるお弁当もけっこうよかったりします。その後、寒くなってきたところでテントを撤収。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
ベランダのテントでお弁当