iPad Proにつけるカバーであり、キーボードにもなるMagic Keyboard。これまで以上にPCに寄り添ったカバーです。
私の体験を踏まえて、iPadのカバーを選ぶときのポイントついてまとめてみました。
iPad ProはPCか?タブレットか?
これまで、アップルから発売されているiPad Proのカバーには次のようなものがありました。
まずは、Smart Foiloといういわゆる通常のカバー。
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2つ目はSmart Keyboard Folioというキーボード付きのカバー。
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私がこれまで使っていたのは、このキーボードのついたカバーでした。
iPad Proの画面操作をキーボードでできるようになれば、Macに変わる PC になるのでは?という声は、常にあるのですが、私の中ではやはりiPadとPCは似て非なるものという結論が出ています。
ただ、Appleとしては、どうもiPadをMacに近づけようとしているのがうかがえます。
それがわかるのが、先日発売されたのが Magic Keyboard。
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キーボードが最新のMacに近いもの、そしてトラックパッドがついているカバーです。
iPadをどう利用したいか?でカバーを選ぶ
Magic Keyboardまで含めた3つのiPad Proのカバーの特徴をまとめるとこういった感じです。
- ◎→すごくいい
- ○→いい
- △→ふつう
- ×→イマイチ
- ー→機能なし
Magic Keyboardのつくりなど、ネットによくある情報には、ネットをご覧いただくとして、ここではMagic Keyboardの特徴を取り上げつつ他との比較をしてみることにします。
充電
SmartKeyboard Folioまでは、iPadそのものにUSB-Cケーブルを挿して、充電していましたが、
Magic Keyboard自体にUSB-C端子があり、そこから充電ができます。
iPad Pro自体のUSB-C端子には、iPhone11のUSB-Cケーブルを挿して充電することもできます。コードがすっきりしてこれは好印象。
これはSmartFolio、Smart Keyboard Folioにはない新たな機能です。
キーボード・トラックパッド
MagicKeyboardのキーボードには、2つの大きな変化がありました。
こちらがSmartKeyboard Folio。
これがMagic Keyboardのキーボードです。
ご覧のとおり、Magic Keyboardのキーボードは、最新のMacbookAirに近いタイプのもの。タッチ音も私が使っているMacbook Proと比べると、かなり静かです。
メールをしたり、ネット検索をしたりということであれば、PCとしても使えるレベルです。
iPadをPCとして、使いたい、というのであれば、キーボードをタッチしたときに、ペチペチ音がするSmart Keyboard Folioと、Macと遜色ないMagic Keyboardではかなりの開きがあります。
ただ、ショートカットキー、fnキーがない、F1〜F12までのキーがないなど、Excelをよく使う身としては、PCとして使うのは少々きびしそうではあります。
iPadのExcelではマクロも使えませんし。
トラックパッド
Magic Keyboardについたトラックパッドの感度はかなりよく、操作性はほとんどMacと変わりません。
トラックパッドで丸いカーソルを動かして、
アプリを開くこともできます。
3本指を左右に動かして、画面を切り替えたり、上にスワイプすると画面が最小化されるなどという点はMacと同じです。
この操作性は、PCとして利用したいという方にはおすすめポイントです。かなりいいです。
重さ
Magic Keyboardでは、よりPCの方向を向いたカバーだけに捨てていることもあります。
その1つが重さ。キーボードをMacに近づけているので仕方のないところでしょうが、Smart Keyboard Folioと比べても、300gの違いがあり、これまでの倍の重さになります。
手に持ってみると、明らかに重さを感じてしまいます。(重さ伝わりにくいでしょうが)
iPad Proに装着して持ち歩くとなると1,064g。むしろMacBook Air13インチの重さ(1,290g)に近いといえます。
うーん、重さ面では、確かにPCに近づいている…。
よく持ち歩くという場合には、Magic Keyboardの重さはデメリットでしょうね。
一方で、Smart Keyboard Folioの重さであれば、これまで使ってきて、それほど負担感は感じませんでした。
軽さをどこまで求めるかで、選ぶカバーも変わるでしょうね。
360度回転しない
タブレットの使いやすさで考えておきたいのは、カバーの可動性。これまで使っていたSmart Keyboardでは360度回転させることができました。
ところが、MagicKeyboardは、「ま、回らない…。」この写真の角度までしか動かせません。
Magic Keyboardのカバーの可動性は、残念ながら大きく下がっています。PCとして使う分には問題ないでしょうが、Apple Pencilをよく使う方なら、ここまでしか開かないMagic Keyboardは、ちとキビシイかと。
あっ、でもカバー外せば、いいんじゃないの?と思う方もいるかもしれません。
でも、わざわざカバーを外すかどうか?
あるいは、場面によって使い分ける二刀流という手もあるにはありますが。コスパで考えて判断でしょうね。
いずれにしても、ここまでみてきて、MagicKeyboardは、iPadをPCとして使いたい方向けのカバーとという結論に至りました。
iPad Proのカバーの選び方を考えてみた
ということで、私なりのiPad Proのカバーの選び方をまとめておきます。
iPadに何を求めるか?ですが、Apple Pencilをよく使うというなら、Magic Keyboard以外、PCとして使いたいというのであれば、Magic Keyboardが最初の選択肢になるでしょうね。
あとは持ち運びが多いかどうか?多少の重さより機能を選ぶか?
そもそも、キーボードが必要かどうか?
といったところでしょうか。好みもあるでしょうし。
iPad Proを使っている方の参考になればうれしいです。
【編集後記】
昨日は、午後からお客様とオンラインで打合せ。その後はとある企画などでした。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
Magic Keyboard