税理士試験を終えて、税理士登録しても学べないことも多いです。
その1つに独立後の世界があります。
税理士試験にないもの
税理士になるには、税理士試験に合格して、2年の実務経験をクリアすることが必要です。
(それ以外にも会計の大学院を卒業する、公認会計士になって税理士に登録、税務署勤務からなどルートはいろいろあります。)
私の場合には、TACで税理士試験に専念すること3年。で4科目。
最後1科目は、勤務しながらの受験でした。
その4年という期間はそれなりに負荷があり、その成果として会計、消費税、相続税、法人税と学び、それは現在も活きているわけですが、ただ、実際は?というと受験では学べないことも多くあります。
その1つは税務調査の対応。
なぜか受験科目に実務でよく使うはずの税務調査は受験科目になく、勉強しません。おそらくほとんどの方は実際に税務調査対応に立ち会ってノウハウを学んだのではないかと。
このように実際にやってみないとわからないことは数多くあります。
独立もその1つといえます。
独立後に勉強することも多い
独立してから真っ先に感じたのは、未経験なことの多さ。
すんなりいかないことも多く、失敗もいろいろ重ねています。
値付けを間違えて「こんなはずでは…」と大変な思いをしたり、HPも何もないまま気づいたら1年過ぎていたとか、いろいろあります。
独立するまでに未経験だったこと、目の当たりにして仕事を通じて体験しています。
どういう仕事をやるか?
値付けをどうするか?
どうやって知ってもらうか?
入金管理
人を雇うか?
どうやって仕事を取るか?
どんなお客様と仕事をするか?
営業のかわし方
その1つ1つを目の前に来てから、めちゃめちゃ頭を使って考えてきました。
今でこそ、軸ができた部分もありますが、最初のうちは試行錯誤の連続でした。値付けは今もですが…。
正解はわからない あわなければ変える
税理士試験との共通点があるとすれば、正解はわからないということです。
税理士試験というのは、試験の答えがはっきり公表されるわけでもなく、じぶんの回答が正解になっているかどうかわからないことも多いです。
独立した後の仕事もこの点は共通していて、独立後の生き方、その答えも誰ひとりとして同じことはなく、十人十色です。
どんな独立がじぶんにあっているかは、じぶんでいろいろ試していくしかありません。
私の場合には、売上は拡大を目指さずに、食べていくための利益を出すために経費を抑える必要があり、人を雇っていません。
ITツールは気になるものがあれば、お金を使っています。
そして、じぶんを知っていただく方法として、ネットを選んできます。
もちろん、これが正しいかはわかりませんが、わからないならじぶんがやりたい方向性に進む方が納得はできます。
気になれば、いつでも変えることができるのはひとりのメリットです。
ときどき立ち止まって考えてみることが大事かと。
【編集後記】
昨日は実家へ。長男(4)がおばあちゃんからちょっと早めの誕生日プレゼントを買ってもらいました。夜、家に帰るとTVがついたり消えたりを何度も繰り返しているホラー現象になっていることが発覚。コンセントを抜いてもダメで先日、TVない生活もいいかも…なんて妻と2人で話していたので、それでTVが拗ねたのかもしれません。ただ、よくよく考えると子どもたちがAmazon PrimeTVを見たりするのでそうもいかず、予定外の出費になりそうです。
【昨日の1日1新】
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