税金を計算するのに、Excelで計算してみると、Excelも税金も理解が深まります。
さらにExcelを使っての自分なりの工夫もしやすいのでおすすめです。
仕組みを考えなくなってしまう怖さ
税金の計算は複雑怪奇です。
そのために税務ソフトや国税庁の確定申告書等作成コーナーといったものを利用するわけですが、複雑な計算式を考えなくても計算できるというメリットがあります。
一方で、仕組みを知らなくても計算ができるだけに、どうやって計算するか?という仕組みを考えなくなってしまうというデメリットもあります。
過去、某T●Cの税務ソフトを使ったことがあります。
入力自体はわかりやすく正直、税理士でなくてもかんたんな申告書ならつくれるほどでした。
ただ、それだけに危機感も感じました。「計算の仕組みを考えなくなってしまうのでは…?」と。
「なんでこうなるの?」のその理由がわからなくなってしまうということです。
仕組みを知らないと、「あぁしたい」「こうしたい」といった発想も出てきませんし、仕組みをそもそもわかっていないので、ミスにも気づきにくくなってしまいます。
Excelで計算すればできる しくみの理解・間違いチェック
そこで登場するのがExcelです。
Excelを使えば、必要な計算式を入力しないと、正しい答えが出てきません。
それだけに仕組みを知っておくことが欠かせません。
さらに、税務ソフトに計算してもらったことをExcelでも同じように計算してみることで、Excelスキルも磨けます。
1000円未満切捨ては、rounddownを使って。
千円未満切捨ての場合は、最後の「0」を「-3」にするんだ、といったように計算過程の中で身につけることができます。
もちろん。最後の答えが違えば、「なんで?」となるわけで、間違いのチェックにもなります。その結果、Excelが違っていれば、足りない計算を加えればいいので、Excelの精度も上がります。
Excelを使えば、じぶん好みでカスタマイズできる
Excelを使うことで、カスタマイズも自由にできます。
相続税の計算をもとに、相続税の実質税率と贈与税の実質税率を比較して、贈与分岐点を計算したもの。
つまり、いくらで贈与していけば相続税より、贈与税の方が安くなるか?を計算したものです。
「贈与税は高いのになぜ払うか?」を知りたければ東京に行ってみる | GO for IT
計算の仕組みさえわかっていれば、Excelを使えば自分好みにカスタマイズして計算することもできます。
例えば、上記のExcelでは、有利になる部分の贈与税の実質税率は、赤く反転するようにしています。これはExcelの条件付き書式を設定したもの。
こういった仕組みは、決まった機能しかない税務ソフトではできないものです。
これまでにもいくつかつくっています。↓↓↓↓↓
『いくら贈与すればいいのか?』をExcelで計算 相続税→贈与税・VLOOKUP関数 | GO for IT
節税か?お金か? Excelマクロを使った法人税のシミュレーション | GO for IT
Excelを使って計算してみることで、じぶんがやりたい計算の仕組みをつくれます。
税金の計算の仕組みを知っておくとExcelのスキルはかなり磨けるのでオススメです。
【編集後記】
昨日はオフ。午前中は熱田神宮で参拝。午後は実家に。先日、下取りしてもらったiPhone7の下取り確認のメールが届きました。だいたいネットで確認した金額で値崩れなく大丈夫そうな感じです。
【昨日の1日1新】
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