会社では利益を出すことが必要です。その結果、利益が貯まっていき純資産が増えると、会社の状況はよくなるわけですが、その一方で問題も生まれています。
それは、会社の株式の時価が上がっているということです。
会社は利益を出していくもの
会社を経営していこうと思うと、お金が必要です。
で、お金を増やすためには、利益を出さないといけません。
そして、利益には税金がかかります。
ということで、お金を増やすためには、税金を払っていく必要があるわけです。
まぁ、よくできたしくみです。
利益が出て、会社の純資産が増えていくにつれて上がっていくものがあります。
それは、会社の株価。
そして、会社の株式は相続財産になります。
見えない・売れない・税金かかる
会社の株式には3つの特徴があります。
それは、見えない・売れない・税金がかかるの3つです。
見えない
まず、会社の株式を目にしたことがあるという人はほとんどいないのではないでしょうか?
上場株式にしてもそうですが、株式が発行されていないのが通常。
株式が相続財産であることが知られていないのは、目に見えないことが理由の1つです。
売れない
見えないから財産としての実感もないですし、上場株式のような取引明細もなければ、配当金をもらえるわけでもない。
中小企業でも配当はできるのですが、今や純資産を増やしていくという経営が重視される世の中。
配当をする中小企業は極小です。
ということもあり、メリットを感じることはできず、買いたいという人もなかなかいません。
税金がかかる
通常、相続財産といえば、「売ったらいくら?」で換算できるものがほとんど。
ところが、この中小企業の株式については、例外的に売れないのに相続財産になるものです。
建前としては議決権があり、配当をもらえる権利があるので財産という扱い。
目に見えない、売れないのに、相続税がかかる。
中小企業の株式が相続を考えたときにややこしいのは、こんなところに理由があります。
株価をチェックしてどうやって移すか?を考える
この売れない会社の株価、業績を踏まえて毎年少しずつ動いていきます。
ということであれば、株価がいくらになるのか?をチェックしてみることが大事です。
その上で、後継者にどうやって移していくかを考えていくべきでしょう。
高齢になってから株価を計算してみたら、時価総額で数千万円になっていて、それだけでけっこうな相続税がかかる、払えるか?ということもよくある話です。
何と言っても、相続財産で売れない財産ですから、取り扱い注意。
対策はお早めに。
【編集後記】
昨日は午前中にお客様訪問。15時頃からはオフで私用をこなしました。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
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