「イタタタタ…」
…と言っても、ケガをしたとかそういうことではなく、税金を払いました。
税金を払うとそこまで貯まっていたお金が減ってしまうので痛いんです。
ただ、税金と向き合うのは、仕事をやるならもはや宿命と言えます。
預金残高が増えたと思ったのもつかの間…
お金を増やすためには、利益が必要だとはよく言われる話です。
もちろん、事業を続けるには、利益を出していく必要があります。
ただ、その利益。
売上と経費の差額でしかなく、金庫にお金があるとかいうものでもないし、目に見えるものでもありません。
だから、お金の動きをつぶさに見ておく必要があるわけです。(経理とか資金繰り表とかいったもので)
一方で、利益が増えたからお金も増えるか?といえば、そうとも限りません。
黒字倒産という言葉があるとおり、利益が必ずしもお金につながるとは言いきれません。
ただ、お金が減ったことを確実に感じる時期があります。
それは、税金を払うタイミングです。
5月決算だと、納税は7月。
先日、この痛みを感じ終えたところです。
赤字でも7万円の法人住民税は支払わないといけませんので、結局、年1回は預金の残高が減ることに。
最低の7万円だとしても、親知らずを抜いたかのような痛みを感じます。それが税金ってものです。
税金の痛みとうまく付き合うためにやっていること
この痛みは1年に1回必ず来るものです。
事業を続けるには、この痛みとはずっと付き合うことになるので、払いたくないという気持ちは捨てて、その日をどう迎えるかを考えた方がかえって楽です。
そのために次のようなことをやっています。
毎月数字をチェックする
毎月、いくら利益が出ているか?を見ておくようにしています。
決算が終わってから、いきなり目の前に税金がいくらかを見せられると、より痛みを感じるからです。
むしろそれまで不安もたくさんあります。
なので、毎月の数字を見て、「このくらいの利益なら、税金はどのくらいか?」というのを見るようにしています。
会社なら利益のざっと3割くらいで考えておけばいいでしょう。こうして不安を和らげています。
税金分のお金を別枠に置いておく
毎月の利益から必要な税金をざっくり計算して、その分のお金を別枠に置いています。
で、そのお金は納税まで触らないようにします。
メインの口座の残高になっていると、ついつい運転資金として考えてしまいがちです。
別枠においておくと、安心します。
私が今使っている銀行だと、目的別に枠を作れるようになっていて、そこに振っています。
ちなみに。消費税には、任意の中間申告という自分で希望して中間納付するというルールもあります。
これから消費税額が10%になるので、そのニーズも増えるのかもしれません。
節税してみる
税金を払うけど、どのくらい払うか?というのはこちらで決めればいいと思うのです。
その方法の1つが節税です。
気になるもの、将来につながると感じるものがあれば、やってみましょう。
ただ、税金を払いたくないから、飲み食いにパーっと使っちゃえというのはオススメしていない節税です。
そして、節税にはお金の支出を伴うものも多いです。節税しないほうがかえって手許にお金が残るなんてこともあります。
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じぶんのお金を増やすためには、税金を払っていく必要があるのも事実なので、結局はどこかで覚悟を決めることになります。
税金を払えるくらいのお金を持っておく
税金を払うためには、結局のところお金が必要です。
クレジットカード払いにしたところで、出ていく日が先になるだけなので。
であれば、お金をどのくらい持っているか?というのを日々チェックして税金を払えるくらいのお金は持っておくことです。
足りなかったら、銀行でお金を借りるということも選択肢になるわけですが、それでもお金がいくらあるか?この先お金は増えそうか?減りそうか?手元資金は充分か?といったことは見ておく必要があります。
モノを買いすぎたり、売上のお金を回収できていなかったりすると、利益が出ていてもお金がないってことにもなります。
そうして、お金の流れるパイプが詰まってしまうのは避けたいものです。
お金の流れをよくしておくことで、資金繰りは楽になるはずです。
それでも、税金を払うことでお金が減るというのはもう宿命とも言えるもので、慣れるしかないですね。
【編集後記】
昨日は、法人の決算やメールコンサルティングを。独立についてでした。あと、おととい書いた記事が妻に見られていたという悲報…。いつも見ていないのに…第8感(エイト・センシズ)が働いたんだとか。まぁ、悪いことは書いていないんだけどねぇ…。w
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
からやま 赤カリ定食