「節税!、節税!」と前のめりになる気持ちはわからなくもありませんが…。
経費にできるものをちゃんと経費にすることが何よりも節税になります。
税金の支払いは痛すぎるけど…覚悟も必要
多くの方が感じているかと思いますが、税金を払うのは確かに痛いです。
これは先日、我が家に届いた住民税の納付書。
いつも忘れた頃にやってくるこの住民税が一番痛みを感じます。
ふるさと納税をした方は、住民税から控除されているかをチェックしておきましょう。
でも、税金を払わないと、お金は増えないものです。だから今は覚悟しています。
ただ、そうはいっても、税金を払いたくない、あるいは減らしたいと、つい「節税!節税!」と前のめりになりがち。
その気持ちもわかるのですが、その前に考えたいのは、「経費にできるものをちゃんと経費にしているか?」ということ。
経費にできるものを経費にせずに見逃して、必要ないモノを買って、節税する以上にお金が減っていては、元も子もありません。
経費になるかどうか?の判断
「経費になるかどうか?」
その一番の判断材料は、仕事に関係あるかどうか?
仕事に関係あれば、経費になるでしょうし、仕事に関係ないものはもちろん経費になりません。
打ち合わせの途中に行ったランチ。偶然オープン日だったこともあり、まさかのワンコイン。
わざわざ領収書を発行してもらう必要はありません。むしろレシートの方が情報が濃かったりします。
人数、日付、時間、買ったものなどなど。
これは会議費になるわけですが、こういうのを経費にし忘れたり、さらに経費になるものをスルーしているケースもあります。
例えば、フリーランスの場合なら
- 携帯電話代のうち仕事に使っている部分
- 自宅の一部を仕事場にしているときの仕事場部分の家賃や電気代
- いつも使うクレジットカードと別のカードで支払った経費
- 12月に使ったサービスの料金で1月以降に支払ったもの
といったものは経費になります。
経費になるかどうか?というものがあれば、まずは「仕事に関係あるかどうか?」を考えてみるのがおすすめです。
前述したようなものは、仕事に関係すると言えるので、経費になる部分があるわけです。
「経費になるかどうか?」を判断できるのは誰?
経費になるかどうか?を一番正確に判断できるのは誰なんでしょうか?
例えば、さっきの領収書。
レシートからはわかりませんが、実は妻と2人で食べにいったみたいなこともあるわけです。
そうすると仕事に関係ないので経費になりません。
カメラマンの方なら。食材を買ったというレシートだけみると、経費になるかどうかはわからない。むしろ経費にならないでしょ?と思われる可能性もあります。
でも、写真を撮るためのアイテムとして買ったというなら、仕事に関係あることになるわけなので、経費になります。
では、レシートを会計事務所に丸投げしていたら、経費としてちゃん経理してもらえるかどうか?
それはなんともいえません。結局、入力する人がどう判断するかによるのが現実的だからです。
こちらの思いと違った結果になることもないとは言えません。
正直、レシートの情報だけで経費になるかどうか?を判断することは、なかなか難しいものもあります。
そういう意味で、経費になるかどうかをきっちり判断できるのは、そのレシートの背景を知っている自分だけ。
だからこそ、じぶんで経理をすることをおすすめしています。
それに、経費になるものをもらさずに、ちゃんと拾っていれば「節税したい!」と慌てなくてもいい可能性もあります。
結局、一番正しい判断ができるのは、そのレシートの状況をわかっている人です。
【編集後記】
昨日は個別コンサルティング。クラウド会計についてでした。ひとり社長の方、毎日数字を観れるようになりたいというやる気がビンビン伝わってきました。引き続きサポートします。
【昨日の1日1新】
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