税金は払うべきものですが、いくら払うかを考えることも必要だと考えています。
ただ、やっていいものといけないものがあり、その見極めは大事です。
仕事を続けたければ税金を払うという仕組み
事業を続けるのであれば、税金を払っていく必要があります。
世の中、上手くできているもので、税金を払わないとお金がたまらないようになっています。
その税金の計算のもとになるのが利益(所得)。
この利益を減らそうと経費を増やした場合、利益が減り、税金も減るわけですが、経費を増やしたことで、それ以上にお金が出て行ってます。
むしろ、税金を払っていた方がお金が残るじゃん、なんてこともあるわけです。
お金を貯めるには、税金を払う必要があるというのは、そういうことです。
ただ、だからと言って税金のことを何も考えない、というのはちょっと違います。
税金を払うにはお金の準備も必要です。
「いくら払うか?」というのをチェックしておかないと、他のことに使ってしまって、資金繰りがピンチなんてことも想定できます。
なので、「いくらくらい払うか?」というのをチェックしつつ、払う税金をコントロールするという考え方も必要だと考えています。
やっていいコントロールは節税、やってはいけないコントロールは脱税です。
脱税はやってはいけないコントロール
やってはいけないコントロール、脱税。
- 「利益を減らしたいから売上を抜いて、無かったことにする」
- 「ありもしない経費を増やす」
- 「1,000万円を超えそうだから一部の売上をなかったことにする」(翌々年から消費税課税に)
いわゆる粉飾ってやつです。
税金を払いたくないという気持ちはあっても、これは絶対にやってはいけないやつです。
消費税は売上が1,000万円を超えた翌々年から払うことになります。ただし、2023年からちょっと消費税の仕組みが変わる予定です。
これを1回やってしまうと、もう抜け出せなくなります。
- 「領収書に数字を加える」
- 「レシートがあれば、とにかく経費処理する」
ということをやってしまっては、事業の本来の利益がいくらなのか?はまったくわからなくなります。
どこかで税務調査があれば、かなりの確率でバレます。
なので、
- 売上はモレなく計上する
- 仕事に関係あるものしか経費にしない
といったじぶんの軸をしっかり磨いておくべきです。
フリーランスや会社の経理の悩みのタネ「経費になるか?ならないか?」 その判断基準は自分自身にある | GO for IT
ちなみに。私は脱税意識のある方とは、仕事をしないようにしています。
節税はお金とのバランスから考える
逆に節税となるものは、検討してみる価値はあるでしょう。
ただし、節税をするなら余裕資金の範囲内でやるべきです。
まず、節税といわれるもののうち、追加でお金の払いを必要としないものは、やっておきます。
- 1月以降に支払った12月分までの経費をモレなく未払金で計上する
- 所得拡大促進税制などの税額控除
- 確定申告に適用できる所得控除をもらさない
- 青色申告にして65万円控除を受ける
その次にお金の支払いはあるものの、将来につながる節税を検討してみましょう。
- 小規模企業共済に加入する
- 個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入する
- 経営セーフティ共済(解約したときどうするかは事前に考えておく)
- 仕事を手伝っている妻に給料を払う(事前に届出することが必要)
フリーランスの年金 足りないところは自分で準備 付加年金・国民年金基金・iDeCo・小規模企業共済 | GO for IT
ただ、お金とのバランスは大事で、税金を払いたくないからという理由だけで、欲しくもないものを買っても、てもとにお金が残らないという事実だけが残ります。
青色申告ならモノを買った場合、30万円未満であれば、全額経費にすることができます。(年300万円まで)青色申告決算書の「減価償却費の計算」の摘要に「措法28の2」と記載することが必要です。
ということで、「本当に欲しいものなのかどうか?」は、よく考える必要があります。
本当に欲しければ、買って、結果として節税もありですが、本当に欲しいと思えなければ、「節税になるから」という理由だけで買うべきではないでしょう。
MacBook Pro(2019)と揺れる私 その結末は?
では、これを先週、発売されたMacBook Proの新型と揺れる私の心情を例に考えてみます。
「次出たら買うかも。」と思っていたMacBook Pro。
発売されたと知ったときは、かなり興奮しましたが、よくよく調べるとそれほど変更がないことがわかりました。
・CPUの性能アップ
・バタフライキーボードの性能アップ(音が静か)
・13インチは、ほぼ2017年モデルのまま(最新型15インチのみでTouch Barあり→いらない)
結果として、今回はスルーしました。
買うと、少しだけ節税になるものの、約24万円のお金が出て行くので、税金を払ったほうがいいかなという判断です。
一方で以前に買ったiPad Proは、10万円を超えるお金が出て行っても、その必要性を感じて買っています。
iPad Pro(2018年版)にあってMacやiPhoneXSにない使いやすさ | GO for IT
次のMacBook Proに期待することにします。
税金、確かに痛いんですけど、仕事も続けたいなら税金を払い続けることは覚悟です。
もちろん、ごまかしもなしです。
【編集後記】
昨日は法人の月次処理の後、外出。セルフカフェに入ってみました。無人でドリンクを買えばスペースを使えます。千種区にもあるようです。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
セルフカフェ