好きなアーティストのライブは、楽しめるものです。
この楽しめるライブチケットを経費にできるかどうかを考えてみました。
久しぶりにライブに行ってきました
先日、星野源のライブに行ってきました。
妻がもともと好きで、どちらかというと私は触発された感じです。
私が曲を聞くようになったきっかけはラジオ。
radikoをかけながら仕事をすることがあるのですが、タイムフリーでオールナイトニッポンを聴いて、「お、面白いなぁ」と。
そこから曲も聞くようになり、今に至ります。
ライブ自体、ずいぶんと久しぶりに行ったのですが、やっぱりライブには格別の面白さと迫力があります。
もはや、単なるライブではなく、エンタメ性の強いもので、すごく工夫もされていて存分に楽しめました。
これからはもうちょっと色々と行ってみてもいいなぁ、なんて思っています。
こんなに楽しいライブですが、このライブチケットを経費にできるのかどうか?を考えてみました。
ライブチケットの勘定科目の考え方
このライブチケット代を経費にできるかどうか?は事業に関係があるかどうかで決まります。
ライブというとエンタメ性の強いもの、経費にすることに消極的になりがちですが、必ずしもそうとも言えません。
ライブチケットだから経費にならない、というわけでもなく。
経費になるとしたら、例えば、次のような使い道があります。
どれも、利用の証拠を残しておくことが大事です。あと、消費税の話は考慮外として考えます。
交際費
ライブチケットを買って、それを得意先の方にプレゼントするというのは、よくある話です。
「得意先の鈴木さん、ファンみたいだからプレゼントしよう。ラジオ聞いているって行ってたし、きっとよろこぶわー」と。
この場合のライブチケットは「交際費」で経費にすることができます。
仕事に関係がある人にプレゼントするというのがポイントで、仕事に関係ない友人にプレゼントしても、残念ながら経費にはならないというのは言うまでもありません。
もちろん、このお話はフィクションです。
福利厚生費
「じゃあ、確定申告終わったし、みんなでライブに行こう!」なんて事務所があるかどうかは定かではありませんが。
社員のみんなにライブチケットをプレゼントした場合、「福利厚生費」になります。
常識的な金額で、不公平なくみんなに…というのがポイントです。
(全員分用意するというのも、なかなか難易度が高いですが…。)
でも、ライブを楽しむには、こっそりとひとりで行きたいのが本音ではないでしょうか。
広告宣伝費
しごとのイベントの抽選などの景品として、不特定多数の方にもらえるチャンスがあるというのであれば、そのチケット代は広告宣伝費になります。
交際費との違いは、対象者を問わない不特定多数なのか、特定された得意先(仕入先)なのかというところです。
取材費・研究費
自分でライブチケットを利用する場合でも、経費になるパターンはあります。
例えば、音楽雑誌などのフリーライターの方の場合には、原稿を書くのがしごと。書くために実際にライブで楽しまないと、その魅力を「潜入レポ」として伝えることができません。
仕事に関係する、売上に貢献するわけですから、これは経費になるでしょう。
プロのミュージシャンがライブを見て、研究し、自分のライブにも活かすなんてのもあるでしょうね。
ポイントは、事業に関係すると説明できるかどうかです。
家族と行く
自分が家族と行くとなると、経費にするのは難しいでしょう。
いろんな考え方はあるのかもしれませんが、少なくとも私は経費にしません。
仕事に関係するか?というところで、答えが見つからず。
もちろん、家族で行ったのに、得意先の人といったことにするのは、なしです。
「経費にする」より優先したいこと
経費にできるかどうか?というのは、事業をやっていれば関心は高いものです。
ただ、経費になるかどうかばかりを気にしていると、仕事に関係ないものを経費にしたくなります。
結果、事業のバランスは崩れますし、数字を見ていても本質が見えなくなります。
もちろん、経費にするべきものは、きっちり経費にするべきですが、経費にならなければ、それはそれで仕方ありません。(もちろん税金はイタイのですが…)
税金をある程度払って行くのは、仕事を続ける以上、避けられないことです。
そこはあきらめましょう。
欲しいと思ったものを買い、やりたいことを楽しみ、経費になるかどうか?を考えるのは、そのあとです。
経費にならないから買わない、経費にならないから行かないというものでもないでしょう。
せっかくのライブ。そんなことを考えずに、わーわー思いっきり騒いで楽しみたいものです。
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【編集後記】
昨日は確定申告を中心に。ランチの会計で久々に2,000円札を見ました。ほとんど触ったことないです。なんかいいことあるかも。w
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