「毎年、確定申告していないから今年も大丈夫」と思っているあなた。
でももしかしたら、確定申告をしないといけないかもしれません。
あ、贈与税の確定申告の話ですけどね。
本当に確定申告しなくてもいいの?
所得税の確定申告は、フリーランスや個人事業者を中心に3月15日までにするものです。
なので、確定申告にそれほど縁がないという方もいるでしょう。
ただ、そういう方でも実は確定申告をしないといけないかもしれません。
どんなとき?
例えば、親などから大きなお金をもらったようなときです。
でも、必要になるのは所得税の確定申告ではなく、贈与税の確定申告です。
贈与税の確定申告は所得税とは別の申告
確定申告といわれると、所得税の確定申告をイメージする方がほとんどかと。
ただ実際には、確定申告にもいろいろありまして、そのうちの1つが贈与税の確定申告です。
お金をはじめとする財産をもらったような場合に贈与税の確定申告が必要になることがあります。
あるあるの話で、所得税と一緒に1枚にまとめて申告すると思われることも多いのですが、実際の申告書はこんな感じで別のものなんです。
なので、所得税の確定申告をする必要がなくても、贈与税の確定申告はしないといけないといったケースも出てきます。
住宅取得資金の贈与の特例を使う場合など、税額は出ないけど申告が必要になるというケースもあります。
いつまでに申告?
じゃあ、その申告はいつまでにすればいいのでしょう?
贈与税の確定申告は1/1〜12/31の1年間に贈与で財産をもらった場合に申告が必要となります。
ただ、贈与税には基礎控除額というものが年間110万円あって、もらった財産の評価額の合計が年間110万円以下というケースなら贈与税はかかりません。
さらに贈与税の確定申告も不要になります。
投稿が見つかりません。投稿が見つかりません。あと、期限こそ3月15日で同じですが、提出できる期間は2月1日〜3月15日までといったところが、所得税の確定申告とは違うところです。
「あ、財産をもらったじゃん」と思い当たるなら、贈与税の確定申告をしないといけないか、年間110万円を超えていないかを今一度確認してみましょう。
いつの間にか贈与税の確定申告をしている??
いつの間にか贈与税の確定申告をしていたなんてことも実はあります。
???
寝てる間に自分で確定申告していたというわけではなく…。
親やおじいちゃん、おばあちゃんがあなたの名前で、贈与税の確定申告書を税務署に出しているというようなケースです。
しかも、そのもらったとされるお金や通帳の存在をあなたは知らないという…。
これがレアケースのようで、実はそうでもなかったりします。
なかなか気づけないかもしれませんが、もし気づくようなことがあれば、教えてあげたほうがいいかと。
「それは名義預金ってので、税務署がキラリと目を光らせているらしいよ」と。
【編集後記】
昨日は正月ということで夕方から実家へ。妹の家族も合流して食事した後は、神社に初詣に。正月から子ども4人が大騒ぎでしたが、楽しめました。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
家族と針名神社
長男(3)にお年玉
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