フリーランス、働く場所を自由に選べるというのが魅力です。
そして、自宅の一部を事務所にしているなら、必要経費にできる部分があります。
フリーランスは働く場所を自由に選べる
事務所を借りることが当たり前だったのは、過去の話。
今は選択肢の1つでしかありません。
事務所を借りなくても、仕事ができる時代です。
今や、事務所で仕事をするだけでなく、クラウドツール、Wi-Fi、テザリングといったツールを使えば、カフェで仕事をすることだってできます。
私もカフェで仕事することありますが、PCを触っている人が多いのも、いわゆる「ノマド」が浸透している証拠。
そして、自宅の1室を事務所にしているなら、その事務所部分を必要経費にすることもできます。
自宅を事務所にするなら
自宅を事務所にしているなら、フリーランスにとっては、生活の場であるとともに、仕事の場でもあるわけです。
仕事に使っているのであれば、事務所として使っている部分は必要経費にできます。
さらに、部屋でPCに電気を使うこともあれば、ネット、電話を使うこともあるでしょう。
だから家賃だけでなく、通信費や水道光熱費だって必要経費にできるわけです。
必要経費にできるのはどれだけ?
問題はこれをどう仕事部分と生活部分に分けるかということです。これは割合を使って計算するのが通常です。
全体で100㎡の自宅の中で、仕事に使っているスペースが玄関すぐ横の部屋40㎡なら、床面積の割合で事業に使っている割合(40%)を計算し、事業供用割合とする
事業に使っている割合を「事業供用割合」として、支出額に掛けるといった感じです。
自宅が賃貸なら、「家賃×事業供用割合」が必要経費になります。
電気代やガス代、電話代なども、「×事業供用割合」相当を必要経費にすることができます。
この事業供用割合、他にもっと実態にあっている割合の計算ができるならそれでも問題ありません。
あと、わかりやすくするためには、仕事部屋を決めておくのがおすすめです。
税金を安くしたいからって・・・
といっても、70%を仕事用で使ってるってことにして、実際に使っていない部分まで必要経費にするとか、そういうのはやめときましょう。
過去の判例で認められなかったというのもあります。
実際に使っている部分だけはしっかり経費にしておきましょう。
精神的にもそれがいいです。税務調査がくるなんていったら、夜も眠れません。。。
持ち家ならどうなの?
もし、自宅が持ち家なら家賃がありません。
代わりに次のようなものを経費にしましょう。もちろん仕事に使っている事業割合だけです。
- 自宅建物の減価償却費
- 自宅の土地・建物の固定資産税
- 自宅の借入金の利息
- 自宅の火災保険などの保険料
経費になるかどうか? ポイントは仕事に関係あるかどうか?
経費になるか、ならないか?
判断はなかなか難しいものです。
今回の場合、自宅の一部を仕事に使っているわけなので、その部分は経費にできるという話でした。
でも、何が経費になるか、ならないかはどんな仕事をしているかによっても違ったりすることもあります。
ざっくりいえば、判断のポイントは仕事に関係あるかどうか。
他人にとって経費ではなくても、自分の仕事で考えると経費の可能性もあります。その逆もありますが・・・。
「他人が言っていたから」ではなく、「自分の仕事では経費になるのか?」と考えたほうがいいです。
一般的には、仕事に関係のないだろうというものでも、「仕事に関係あるものか?」「売上に関係のあるものか?」といったことを考えるようにしてみましょう。
仕事に関係があるなら、経費にできる道はあります。
【編集後記】
昨日は1日オフ。午前中はジムへ。午後は長女(9)が自転車に乗れなくなったとのことで、練習に付き添ったりと。旅行帰りの翌日ということもあり、ゆっくりしていました。長男(3)の幼稚園の制服に名前を書きました。今週から幼稚園なんだぁとジーンと来てました。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
長男(3)の制服に名前を入れる
塩屋 ドレッシングソルト