「売上を増やす」より「利益を増やす」ことを考える

  • URLをコピーしました!

事業を続けるには、売上より利益を出すべきです。

目次

数字はざっくり押さえる

世の中では「年商○円」と、売上で評価されがちです。

確かに売上を増やすことは、事業を続けるためにもある程度は必要です。

特に独立したばかりの状態で、売上がゼロからのスタートであれば、まずは売上を増やすことから始めますし。

ただ、とにかく売上を増やせばいいかというとそうでもありません。

大事なのは利益。

まず、利益がないとお金は増えませんし、銀行からお金を借りるのにも利益が必要です。

 

お金のもとになる利益が出ていないと、銀行からは「貸しても返してもらえない」と判断されてしまいます。

売上が増えたとしても、その分売上を増やすために経費が増えてしまっては、結果として利益が減ってしまうこともあるわけです。

これでは本末転倒です。

逆に言えば、売上がそれほど大きくなくても、経費がその分少なければ利益を出すことも可能な訳です。

私が目指しているのはこっちです。

利益を出すには数字を見ることから

どういうスタイルで利益を出すか?を考える場合、やはり数字を見ることが欠かせません。

まずは現状を知ることからです。

「利益が出ているか?」

「どのくらいお金があるか?足りるか?」

「返済は毎月いくらしているか?」

「資金繰りに問題はないか?」

「利益をさらに出すためには?」

定期的に経理をしていないと、こういう情報を知りたくてもわかりません。

そんな中で売上を増やすことだけ考えていても、気づいたら経費をたくさん使っていたなんてこともあるわけです。

だからこそ、数字を見えるようにしておく必要があり、そのために毎日、経理することがおすすめです。

毎日経理をすれば、経理にかける時間はわずかです。

数字を見るためにやっておきたいこと

その年、その月の数字を見ていてもよくわからないという場合には、次のようなことをやってみましょう。

  • 前年と比べてみる
  • 前月と比べてみる
  • グラフやイメージ図にしてみる

実績をもとに、前年や前月と比べて何が増えたか?何が減ったか?

グラフで見ると、どんな傾向があるか?

グラフにしてみたりと、違う角度から見てみると、またわかることがあります。

そして、これからどうする?を考えるのにも、数字を使うことは欠かせません。

あわせて読みたい
損益分岐点は4つある 利益感度分析でどこから手をつけるかを考えてみよう   利益をいくらにしたいか。そのためにどこから手をつけるか。 それを考えるのに利益感度分析は効果的です。 損益分岐点は4つある 損益分岐点を聞かれると、真っ...
あわせて読みたい
貸借対照表のイメージ図をExcelで作ってみた 前期以前と比較すれば見えてくることがある 計算書を見るときは、損益計算書以上に貸借対照表が重要です。 貸借対照表の状態がよくなれば資金繰りもよくなります。 経営をする上で貸借対照表を見ることは欠かせな...
あわせて読みたい
逆算で考えると効率がいい 事業計画、売上目標、フリーキャッシュフローにも使える 逆算で考えることは、経営をする上で有効な考え方です。 判断スピードのアップにもつながります。 逆算で考える思考を意識する 自分の目標や行動を決定できる。 逆算で...
あわせて読みたい
キャッシュフロー計算書をグラフにしてお金の動きをざっくりつかんでみる お金がどうして増えたのか減ったのか。 イメージで見てみるとわかりやすいです。 お金の動きをじっくりみる 事業をしているとお金の残高はいつも気になります。 「増え...

 


【編集後記】
昨日は今月申告の会社の決算を完了。長男(3)とドラゴンボール超の映画を見に行く約束をしました。長男(3)はこれが映画デビュー、私も子どもと2人だけで映画を見に行くのはこれが初。内容は間違いないと思うのですが、2時間弱の時間、じっとできるのかが映画とともに個人的な見どころ。当の本人はテンションMAXです。作戦としてまずはトイレには先に行っておこうかと。

【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
とあるサービス解約


相続税申告・ひとりしごとをサポートします 植村豪税理士事務所

相続や贈与のことでお悩みの方、「決算書の数字が読めない」、「資金繰りを改善したい」、「クラウド会計を使ってみたい」というひとり社長やフリーランスの方のサポートに力を入れています。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次