経理を楽にするには、経理のしくみをつくっておくことが大事です。
そのタイミングは独立してから早いうちがおすすめです。
経理のしくみは取引が増えてから?
経理のしくみをつくっておくことは大事なのでしょうか?
独立したばかりだと、経理にそれほど力を入れないということも…。
何事も量が少ないと軽視しがちです。
「経理はあとから入力すればいいや」
「とりあえず手入力すればいいんじゃない?」
と。
ただ、個人的には取引が少ないときこそ、経理のしくみをつくる大事なチャンスの時期だと思っています。
仕事を始めたばかりであれば、経理のデータ量も少ないはずです。
ただでさえ大変な手入力。ゼロにすることは難しいですが、減らすことはできます。
取引が少ないうちなら「経理のしくみ」もつくりやすいですし、取引が少ないうちなら、シンプルな状態で経理をすること、数字を見ることを学べます。
そして、経理を楽にするには
- 取引量を減らす
- 手入力を減らす
ことは欠かせません。
経理のしくみをつくるなら取引が少ないうちに
経理のしくみをつくるなら取引の少ないうちがおすすめです。その理由は次のようなものです。
数字をみないと判断できない
「営業しないといけないから、経理はあとで」と経理は軽視されがちです。
ただ、経理をして数字をみないと判断できないことも多いです。
数字をみていないから、結果として売上の拡大だけを求めることにもなります。
逆に数字を見ることで、売上ばかりを追わなくても、利益を増やす方法があるということに気づきます。
その目を養うためにも、経理のしくみを早めにつくっておくべきです。
経理のしくみを軸にする
経理で大事なことは取引を複雑にしないことです。
開業した頃に比べると、通常、取引というのは少しずつ増えていくものです。(増やしすぎないことも大事です。)
取引先に言われるがまま「わかりました」と取引パターンを決めてしまい…、気づいたら取引先ごとに締め日、支払日、入金日が違ってたなんてことにもなると大変です。
特に
- 取引先からの入金日がバラバラ
- 取引先への支払日がバラバラ
といったことは避けたいものです。
振込みにも時間が必要ですし。
そこから「経理のしくみ」をつくるとなっても、取引先に変更をお願いしたりとそのルールを変えるのは一苦労です。
そこで「経理のしくみ」を最初につくっておきます。
その「経理のしくみ」をイメージできていれば、経理をベースにした判断の軸ができます。
「このルールにしちゃうとウチの経理が大変になっちゃうわ」
経理が複雑になるような取引はできるだけ少なくしておきましょう。
そのためにも最初に経理のしくみをつくっておく、軸をつくることが大事です。
- 入金口座は少なめに
- 決済方法は振込とクレジットカードだけ
- 当月締めの翌月末入金
- 当月締め翌月末支払い
- 現金入金はしない
ほんの一例ですが、こういったことを決めておくだけでも経理の負担はかなり違うでしょう。
経理がめんどくさいところは仕事を見直してみる
経理のしくみを一度つくったら、それで終わりでもありません。
定期的に経理のしくみを見直ししてみましょう。
「どうやって会計にデータが入っているか?」を考えてみます。
新規の取引が出てきて、データをプリントアウトして紙を見て入力している、処理が二度手間になっているという部分があるなら、経理のしくみを見直ししてみる、または仕事の流れを見直ししてみましょう。
- 「データ連携できないか?」
- 「インポートを使えないか?」
- 「もっと経理が楽になるような仕事のやり方はないか?」
経理のしくみをつくっていると、そもそもの仕事のやり方を見直すべきだということにも気づけます。
経理を楽にするには、仕事の流れをできるだけかんたんにしておくのがおすすめです。
【編集後記】
昨日は資料を作成したり、これからの仕事のアイデアを色々出していました。夕方に家族と合流して外食を。最近、長男(3)はうどんと唐揚げが好きみたいでほぼ飛びつきます。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
げんきの郷のパン屋 レンコンコロッケパン
丸亀製麺 月見わかめ