仕事でクレジットカードをつかうなら、やっぱりクラウド会計がおすすめです。
クレジットカード取引は悪か?
「クレジットカードで買い物をしないほうがいい」というのはよく言われることで、クレジットカードで買い物することにはマイナスイメージが先行しがち。
かんたんに買えてしまうことで、必要以上に支出することになってしまい、結果としてお金が貯まらないからということでしょう。
確かに、何も考えずについついカードで買い物ばかりしていたら、そのとおりかもしれません。
ただ、これも使い方次第かと。
とくに仕事のこと考えると、やっぱりクレジットカードの利用は選択肢にいれておきたいところです。
今は税金もクレジットカード決済ができる時代ですし。
セミナーなどネットで決済できるものも多くなりました。
私も逆にサービス利用して頂く方向けにネット決済を導入しています。
仕事に使うなら、クレジットカードを使うことにもう1つ別のメリットもあります。
それはクレジットカードのデータを活かせるという点です。
クレジットカードで買い物するならやっぱりクラウド会計がおすすめな3つの理由
クレジットカードで、仕事に使うモノを買うなら、クラウド会計を利用するというのはおすすめです。
それは次のような理由からです。
以下、MFクラウド、MFクラウド確定申告をベースにお話します。
① 会計処理にデータを活かせる イチから入力する必要がない
クレジットカードのデータ、クラウド会計を使うことでデータ連携することが可能です。
しかも、支払った明細ごとに連携されてきますので、これを仕訳に生かさない手はありません。
もちろん、日付や金額、支払先はデータに含まれています。
とは言っても、クレジットカードで買ったものの中身がわからないような場合には、摘要を修正して、買った先、買ったものくらいはわかるようにしておきたいものです。
amazonなど他のサービスとも連携がある場合
クラウドのよい点でもある連携ですが、クレジットカード以外にも連携できるサービスがあります。
amazonだったり、ASKULだったり、もちろん銀行も。
たとえば、amazonとのデータ連携をしている場合、それぞれで同じ取引が連携されてしまいます。
こんなケースの場合、両方ともそれぞれ活かして仕訳として連携させます。
amazon側での会計処理は?
まず、amazonで本を買って、クレジットカード(amazonカード)決済をしたという場合、amazon側では次のような仕訳で連携します。
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
新聞図書費 | 1,600 | 未払金(amazon) | 1,600 |
未払金(amazon)は未払金の補助科目がamazonという意味です。ちなみに、わたしは「未払金」でなく、「amazon」という科目を使っています。
クレジットカード側での会計処理は?
決済した手段はクレジットカード(amazonカード)なので、こちらはデータ連携されてきたタイミングで次のような仕訳で連携しておきます。
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
未払金(amazon) | 1,600 | 未払金(amazonカード) | 1,600 |
私はこちらも未払金でなく、「amazonカード」という科目を使っています。
その結果どうなるの?
これで両方の連携を活かした結果、それぞれの未払金(amazon)が消えて、下記の仕訳が残ることになります。
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
新聞図書費 | 1,600 | 未払金(amazonカード) | 1,600 |
同じ取引で未払金(amazon)がキレイに「0(ゼロ)」になっているかは、確認しておきましょう。
② はやいタイミングで連携される
カードで取引をした場合、早いタイミングで連携されるというのもメリット。
私の使っているカードの場合、早いものは数日中で連携されてきます。
少なくとも。もし、あなたがカード明細が郵送で届いてから、会計ソフトに入力するということをしているのであれば、郵送で届くまで待たなくてもよくなります。
(そこまで待たなくても、カード請求明細書をデータでダウンロードもできますが。)
これも私がクラウド会計を使い始めたときに感じたメリットの1つです。
クレジットカード会社によってはタイムリーではなく、締め日にならないとデータ連携してくれないカードもあるようです。ここは事前にカード会社に確認しておきましょう。
③ より精度の高い月次決算ができる
カード取引が早めにデータ連携されることで、月次決算もより精度の高いものになります。
カード取引がある程度あるなら、影響する金額もそれなりです。
より早く精度の高い数字で月次を把握したいなら、やっぱりクラウド会計はおすすめです。
クレジットカードを使うなら忘れちゃいけないルール
クレジットカード取引をするなら、忘れちゃいけないルールというものがあります。
例えば、こういったことです。
プライベートな支出と混在させない
クレジットカードを使うなら、仕事用とプライベート用を分けましょう。
利用した明細を仕訳するのに「これは仕事用、これはプライベート、これは…」とやっているのは非効率です。
それならば、仕事の買い物はすべて仕事用のクレジットカードで、とした方が絶対にいいです。
保存は領収書が基本 カード明細書だけじゃ足りない
クレジットカード取引をした場合、知っておくべきは、カード請求明細書は領収書にはならないってことです。
カードの請求明細は買ったお店が発行しているものじゃなく、カード会社が発行しているものだからです。
正しくは、お店が発行するカード決済時の領収書やお店からもらえるカードの利用明細を保存しておく必要があります。
とくに消費税の世界では、請求書や領収書の保存にキビしいですから。
ネットで取引した場合にも、領収書や請求書を紙で保管することになっています。
amazonなど領収書を出力できるようになっているものも多いですから、忘れずにプリントしておきましょう。
(本当は電子保存したいところですが、ハードル高いですし。)
ただ、こういったことさえキッチリしておけば、仕事用のクレジットカードを使ってみる価値は十分にあるかと思います。
【編集後記】
昨日はオフ。午後から実家へ。孫がくるとおじいちゃん、おばあちゃんともかなりうれしそうです。我が家の3人とおばあちゃんが買い物にいっているあいだに、わたしはひとりロボットと格闘していました。
【昨日の1日1新】
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UiPathのロボット完成