「税金の記事、どこまで書けばいいのか?」という質問をいただくことがありました。
私が一番に考えているのは、ざっくりとわかりやすく書くことです。
税金や経理ネタはいくらでも複雑にできる
ブログネタには、自分が体験したことや考えを書いていますが、税金のことや経理のこと、決算書のネタを書くこともあります。
以下、税金のことや経理、決算書ネタを「税金ネタ」と統一します。
いわゆる仕事ネタです。どんなことができるかを知ってもらうために書こうとうするものの、税金、経理、決算書ネタというのは、専門用語もたくさんで、むずかしい記事になりがちです。
字ばかりではせっかくの記事も読まれません。
その反面、税金ネタとなると調べながらということもあり、書くのに時間も相当かかるわけです。
ちなみに私の場合過去に、ふるさと納税の記事で半日以上かかったことも…。
そんなことから、「税金ネタ」を書くときには、ルールを決めて書くようにしています。
税金ネタの記事を書くときに決めている3つのルール
税金のネタ。
実際、「どんな風にどこまで書くか?」というのは、悩ましい問題で、書くチカラが問われます。
わかりやすさを追求すると、税金の取り扱いにモレが出ますし、モレが出ないように細かく書きすぎると読んでもらえません。
そんな中、私が「税金ネタ」を書くときに意識しているのはこんなことです。
①専門用語は最小限に
税金の話は、正直いくらでもむずかしくできます。
でも、むずかしくしては意味がありません。
その上、専門用語が飛びかえば、読んでもらえません。
そんなわけで私が意識していることは、専門用語は最低限にするということです。
それでも「売上」、「利益」、「損益計算書」、「貸借対照表」など、最低限の用語は使わざるを得ませんが。
②図やイラスト・グラフを使う
税金ネタに一番効果的なのが、図やイラスト、グラフを使うこと。
ただでさえむずかしい税金ネタ。文字ばかりでわからなくなりそうなところを助けてくれます。
例えば、こういったものや、
こういうものです。
ただ、図やイラスト、グラフを作るとしても、パッと見でわかるくらいのものにしています。
そんなわけで、画像を加工するなどの時間もあり、税金ネタの記事を書くのには、時間がかかるわけです。
③条文は載せない
ブログを始めた当初、正確に書こう、書こうとして、条文を載せたりすることもありました。
根拠としては一番の材料で、載せたくなるのですが、ただ、条文を載せてもまず読まれません。
自分が読者として読むときにそうでしたから。
そんなことから最初の頃は載せていた条文、シンプルな記事にするために載せるのをやめています。
完璧を目指さない 不足を恐れない
税金の記事を書くとき、完璧を目指さないようにしています。
もちろん、正確でわかりやすいのに越したことはないのですが、
「間違ったことを書いたらどうしよう…」
「誤解されて伝わったらどうしよう…」
といった思いから税金ネタの場合、「あれも…あ、これも…」となり、記事がメタボになりがちです。
すべてもれなく反映させると、資料としては完璧ですが、読みたくない記事になっていることが多いです。(私の場合は特に)
読んでいただくためには、書く部分に関しては正確に書いても、補足なところは割り切って最低限しか拾わず、シンプルに。
ある程度内容が伝わればいい、という割り切りも必要かなと感じています。
さらに毎年、税金のルールの変更があった場合には内容が変わることも多いですし。
わかりやすく伝えようとするなら、ざっくり感は結構大事かと。
これはセミナーでも意識していることです。
そんなわけで税金ネタを記事にするのは、むずかしいですし、時間がかかります。
だからこそ、逆に「わかりやすくどう伝えるか?」、書くチカラを磨く、自分を出すといった意味では税金ネタはもってこいかなと。
【編集後記】
昨日は初の「『ひとり税理士』という生き方」出版記念セミナー。昨日も東京でのセミナーに続き、何度聞いても「休憩はいらない」の状況に。ありがたいものの、進め方の問題??とちょっと反省しつつも、開き直って時間までお話しさせて頂きました。仕込んだネタでもウケてよかったですし、その後の懇親会も楽しめました。帰りに、セミナーの中で紹介した本を、3人の方が早速書店に買いに行くというその行動力にただただ脱帽。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
【W杯ひとりごと】→期間限定
セネガルの身体能力はやっぱりすごい。あの結果にできただけでもよしかと。オフサイドトラップは武蔵FCばりに秀逸でいつの間にそんなワザを…。しかし、コロンビアは強かった〜、ホント初戦でよかった。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
「『ひとり税理士』という生き方」出版記念セミナー
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長男(3)とストライダーで公園へ
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