独立した後の世界は、独立をしてみないとわかりません。
実際、私も独立してからわかったこと、感じたことがありました。
独立後の世界は独立前には見えない
「いつか独立したい」
税理士試験を受験している頃から、そう考えていました。
そして、税理士試験に合格し登録してから、4年を過ぎたその年末に、独立しようと決めました。
時間かかりましたが、ようやく。
そして、そこからもうすぐ3年です。
自分の現在地は当初には想定していなかったような場所です。
- ひとり仕事
- Macを使う
- ブログ毎日更新
- HP自分で作る
- 拡大を目指さない
- 毎日スーツじゃない
- 事務所を借りない
独立してみて感じたのは、実際に独立してみないとどうなるかはわからないということ。
食べていけるかという不安と戦っていましたが、現在は食べていけています。
もっとも、これから先も保証されていませんので、やっぱり不安は消えません。
それでも、独立してどうだったかと聞かれれば、間違いなくよかったと言えます。
独立をしてみないと、学べないことがあったからです。
独立したからこそ学べた3つのこと
独立して学べたこと、独立したからこそ学べたと感じるものがあります。
①お金をどう使うか?
独立するとお金の使い方が変わります。
といっても、飲み会にガンガン行ったりとか、そういったことではなく、お金をどう使い分けるかということです。
それまでは給料としてだいたい毎月同じ額をもらっていたことから、考えると大きな変化です。
例えば、相続税の申告をすれば、ある程度大きな金額が入ってきます。
その売上として頂いたお金をいろんなところに配分していくことになります。
- 固定費
- 自分磨き
- 生活費
- 貯蓄
固定費ばかりにかけすぎていても、スキルアップはできないですし、生活費を取りすぎても、自分磨きに使えるお金がなくなります。
この配分のバランスをどうとるかというのは、独立しなければわかりませんでした。
「これ、仕事につながるな」と思うことに自分でお金を使えるということです。
ちなみにある程度、お金を持っておくことも大事ですが、貯めてばかりでは自分磨きができません。
お金をある程度回す(使う)ことも必要だというスタンスです。
例えば、自分磨きなら、
- 仕事に使うPCやツールにお金を使って触ってみる
- セミナーに行ってみる
- 本を買って読む
- セミナーをやってみる
といったようなものがあるでしょう。
また、固定費も選択肢はいろいろです。
- 事務所を借りる
- 電話を置く
- 人を雇う
- 広告を出す
- 会計ソフト
- 申告ソフト
どれを選ぶかは本人の自由ですし、反対もされません。
うまくいかないこともあるのですが、違ったなと思ったら、変えればいいだけです。
② 数字と向き合う
独立してから初めて体感することが数字と向き合うこと。
それまでは、決まった給料が振り込まれてやりくりしていましたが、今度は給料がなくなり、安定収入はなくなります。
自分の独立後の仕事から、食べていけるだけのお金を作る必要があります。
そのためには数字を見ておくことは欠かせません。
「プライベートと仕事のバランスは取れているか?」
「どちらも資金繰りは大丈夫か?」
といったことです。
借入れも、「自分が借りるのか?」「返せるのか?」というった思いも駆け巡りました。
もちろん自分の数字にも反映されるわけです。
お客様が経験している「行動して」、「数字を見る」ということを、ようやく実感できたのが独立してからです。
③ 時間の使い方
時間が大事だということは、独立してから特に感じたこと。
独立する前には、「仕事に追われたくない」、「自分の時間も作りたい」とか思っていましたが、できることは限られていました。
朝9時に間に合うように満員電車に乗っていかないといけません。
労働時間もある程度決まっていますし、残業があればさらに使える時間は限られますから。
独立してよかったことのひとつは、こういった時間の縛りがなくなったこと。
独立前のいわゆる勤務時間の中で、通常とは違った仕事もできるわけです。
税理士の仕事以外でもこういったことを仕事という位置付けです。
- ブログを書く、カスタマイズする
- タイピングを練習する
- VBAを学ぶ
- 本を読む
- セミナー資料をつくる、準備する
- セミナーをする
仕事中に本を読んでたら、言われるでしょうね。
ただ、独立してフリーランスになった今、サボろうと思えばサボることもできちゃうので、ルールは必要です。
そこでやっているのがタスク管理です。
自分でその日に何をやるかを最初に決めて、1つずつこなしていくというものです。
とはいうものの、1日の終わりまで決めた時間通りにはなかなかこなせません。
それでもその日にやるべきことが見えるだけでも、私にとっては大きいです。
それと、「時間をずらす」ということも意識しています。
ランチの時間を早めにしてみたり、平日に髪を切りに行ったり、ジムに行ったりということもしています。
逆に、今日のようなGWでもずっと休んでいるわけではありません。
ブログを書いていますし、自分磨きをしたり、家族と過ごしたりといった感じです。
独立したばかりの頃は慣れませんでしたが、今では普通のことになりました。
この「時間の使い方」、独立せずには意識しなかったでしょう。
今でこそ、あのペンタゴンのすごさがわかるってものです。
先が見えない楽しみもある
3年後、そして10年後の自分はどうなっているのか、もちろんわかりません。
考え方も、仕事のスタイルも、環境も大きく変わっている可能性だってあります。
だからこそ、そこに向けて自分を磨くことは必要なことです。
食べていくことの不安は消えないものの、独立には、これからどうなるかは自分次第という楽しみな面もあります。
現にこうして毎日ブログ書いているとは思わなかったですし・・。
独立しないと学べないことは他にもいろいろあります。
ひとりで仕事でも、ゆる〜いつながりを持てる、刺激しあえるつながりを持てること。
将来への不安もあるものの、やり方次第で思わぬ経験ができるのも独立の魅力でしょう。
独立を検討している人には、参考にしていただければ。
【編集後記】
昨日は午後からお客様訪問。GWということもあり、車も少なめな気がしました。今日から子どもたちもGWで休みです。せっかくだから休みのうちにどこかに一緒に行こうかと思うのですが、渋滞なんとか回避できないかな〜。^^;
【昨日の1日1新】
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