貸借対照表を見れば、会社の状況はある程度わかります。
損益計算書以上に、この貸借対照表が大事で毎回チェックしておきたいものです。
貸借対照表はわかりにくい?
毎期、決算書を作るわけですが、おなじみの損益計算書と一緒に作成する書類。
それが貸借対照表です。
ほとんどの方は最初に見るのは損益計算書。
売上、費用、利益と、利益とその構造はシンプルそのもの。
「貸借対照表は?」というと、正直、見られないことも多いです。
でも、損益計算書よりもより大事なのは、貸借対照表の方です。
決算書の並び順だって、貸借対照表→損益計算書と貸借対照表の方が先に出てきます。
貸借対照表、確かにわかりにくい面はあります。
そのまま見てもわからないなら、イメージ図にしてみるのがおすすめです。
決算日に健康診断でチェック
会社なら決算日が健康診断の日。
その健康診断の日までに、身体をいい状態にしておきたいところです。
「去年よりいい数値になるようにしたい」
「体脂肪率を落としたい」
健康診断をする前に、ベストの状態で望みたいものです。
もし、数字で見たら、リアルに凹むでしょうからね。
貸借対照表で言えば、メタボの原因になる次のようなことを検討します。
- 売掛金で未回収のままになっているものはないか?
- ずっと売れないで残っている在庫はないか?
- 固定資産でもう使うアテがないものはないか?
決算日時点での状態が、健康診断の結果として通知されます。
是非とも検討しておきたいところです。
メタボにならないために事前にチェック
人も貸借対照表もメタボになるのは避けたいものです。
健康診断の日(決算日)にスコアが出てしまいます。
貸借対照表で言えば、メタボにならないためには、できるだけ上の方の金額が多くなるようにします。
- 売って現金に変える
- 売れないなら捨てて損を出す
回収できない売掛金、売れない在庫、使えない固定資産を持ち続けることはメタボにつながります。
例えば、使わない車があるなら、維持費もかかるし、売った方がいいという選択肢もあります。
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 | コメント |
現金 | 20 | 固定資産 | 100 | 車を売った |
売却損 | 80 |
こんな感じでいらないものなら処分すれば、お金に変わるし、メタボの解消にもつながります。
金融機関からお金を借りていれば、この健康診断の結果を見せることにもなります。
そんなことも、健康診断の日(決算日)に向けて、貸借対照表を見ておきたい理由です。
まずはイメージ図で見てみることから始めてみましょう。
【編集後記】
昨日は法人の決算とセミナーの企画と告知ページの作成を。なでしこ勝って少しずつ上向きでいい感じ。この流れで男子W杯も楽しみたいです。
【昨日の1日1新】
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