「借入れしたお金、何年で返せるんだろ?」
お金を借りているなら、何年で返せるかはチェックしておくべきです。
決定した後こそが大事
「入り口だけでなく、その後の出口のことも考える。」
その時だけでなく、将来のことも見ておく、といったことは必要です。
これを金融機関からの借入れで考えた場合、借りることができたけど、最後まで確実に返せるとは限りません。
つまり、
- 借りた後も、返せるかどうか?
- あとどのくらい借りれるのか?
- 年間、毎月いくら返すのか?
といったことを常にチェックしておくべきです。
債務償還年数を計算してみる
じゃあ、返済できるかどうかはどうやってチェックすればいいのか?
これは「債務償還年数」という指標があります。
営業利益で計算する場合もあります。
この算式で「借入金の返済にあと何年かかるか?」というのを知ることができます。
計算した結果、7年以内なら返済能力あり、15年を超えるようなら「危険」、「要注意!」という見方です。
毎年返していける返済額の目安、これは「営業キャッシュフロー」として次の式で表します。
営業キャッシュフロー=税引後当期純利益(営業利益)+減価償却費
実際のキャッシュフローとは違うざっくり計算です。
(きちんと計算しようと思うと、それなりに大変ですから、かんたんに。)
なぜ減価償却費を足すのかといえば、「お金が出ていかない費用だから」
もう少し掘り下げて話すと
税引後利益は減価償却費がすでに控除された金額です。
でも、減価償却費という経費について、何かお金を払ったかといえば、払った覚えはないでしょう。
過去、固定資産を買ったときにお金を払っているはずです。
つまり、お金を払っていない費用である減価償却費を利益に足し戻して、「営業キャッシュフロー」としている。
そういう話です。
たかが指標 されど指標 金融機関は見ている
「こんな指標なんか見たって…。んなもん机上の空論でしょ?」と思うかもしれません。
でも、金融機関は、この指標を使って、
「貸したお金はちゃんと返ってくるのか?」
とあなたの返済能力を見ています。
そうなると無視できる指標ではないでしょう。
これから金融機関に融資の話をしたいなら、「自分にどれだけ返済能力があるか?」は知っておきたいものです。
現状把握もしていない人に、果たして金融機関がお金を貸したいと思うかどうか?
逆に。これからの事業計画とともに「返済能力は〇〇くらいなので」とズバッと言えるなら、金融機関にとって好印象に映ること間違いなしです。
「たかが指標、されど指標」。
この債務償還年数とともに「年間返済額はいくら?」といったことも把握しておきましょう。
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【編集後記】
昨日は1日オフ。車を定期点検に出して特に大きな問題はなくホッとしています。やっぱり健康診断はやっておかないと。
【昨日の1日1新】
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