MFで楽天ペイの取引をデータ連携すると、楽天ペイと楽天銀行で預金の仕訳が2重になります。
その解決方法の1つは、「通過科目」を作っておくことです。
楽天ペイ×楽天銀行=翌日入金
楽天ペイは楽天の決済サービス。
クレジットカードや電子マネー、それらを使わないスマホ決済など多彩な決済ができるサービス。
実店舗でも、オンラインでも決済が可能で、決済手数料はカード会社によって3.24%〜3.74%です。
この楽天ペイ、指定口座を楽天銀行にすると、売上金は翌日入金、振込手数料が無料となるのです。
楽天銀行と楽天ペイの仕訳が二重に
この楽天ペイ、MFであればデータ連携をすることが可能です。(freeeでもできます。)
弥生会計なら下記の記事で対処します。
以下、金額は仮定のものになります。
【楽天ペイでの仕訳】
まずは売上が計上されて、楽天ペイで決済があった日に次のような仕訳が連携されます。
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売掛金 14,998 / 売上 15,500
手数料 502/
指定口座が楽天銀行であれば、翌日には入金処理がされることになります。
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楽天銀行 14,998/売掛金 14,998
ここまでが楽天ペイとのデータ連携で処理される仕訳です。
【楽天銀行での仕訳】
一方で、楽天銀行もMFと連携することができ、結果、下記のような仕訳になります。
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楽天銀行 14,998 / 売掛金 14,998
楽天銀行の仕訳が二重に
結果的に、楽天銀行で連携した入金仕訳と、楽天ペイで連携した楽天銀行の入金仕訳、
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楽天銀行 14,998 / 売掛金 14,998
こちらの仕訳が2つできてしまうことになります。
解決のカギは新しい科目にある
この2つできてしまう仕訳をどうするか?
1つの仕訳を「仕訳対象外」とすれば解決します。
ただ「対象外」のボタンを毎回クリックするのは面倒です。
(過去、MFにチャットで質問したらこの方法を勧められましたが。)
せっかくデータ連携しているのに、手間がかかりその効果は半減してしまいます。
この問題の解決策の1つが、通過科目をつくることです。
例えば「楽天Pay」などという科目を作ってみるわけです。(科目名はなんでも)
【楽天ペイでの仕訳】
まずは楽天ペイで決済した日に次のような仕訳が連携されます。
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売掛金 14,998 / 売上 15,500
手数料 502
翌日の送金仕訳を新しい通過科目「楽天Pay」を使って次のように変えてみます。
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楽天Pay 14,998/売掛金 14,998
【楽天銀行での仕訳】
一方で、楽天銀行のデータは、下記のような仕訳に変えてみます。
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楽天銀行 14,998 / 楽天Pay 14,998
そして、この「楽天Pay」は通過科目なので、残高はゼロになるはずです。
忘れずに確認しておきましょう。
まとめ
あえて、通過用の科目をつくることで、楽天ペイのデータ連携も楽天銀行のデータ連携も活かすことができます。
同じことは、A預金からB預金への振替、Amazonでカード決済をした場合のAmazonとカードでも言えます。
クラウド会計でデータ連携を活かすなら、あえて通過科目をつくることを考えてみましょう。
【編集後記】
昨日は長男の3歳の誕生日でした。ご希望のレストランに行き楽しめました。
長男の視力と聴力の検査を家でやって、ちゃんと見たり聞こえたりしているのを確認し、改めて成長を実感。元気に育ってもらえれば。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
長男の視力検査
長男の聴力検査
不二家 プリンショート