仕事をしていれば、数字を見ることは欠かせません。
おすすめしたいのは、いろんな角度から比較してみることです。
数字を見ることは欠かせない
仕事をしていれば、どのくらいの売上、どのくらいの利益、どのくらいのお金があるのかということは知っておきたいこと。
でも、仕事を取って、請求して、入金されたかどうかを確認する、または経費を使って、支払い処理をするという処理だけしていては、どれも把握することができません。
それを押さえるには、やっぱり数字をみることが必要です。
数字はどのくらいあるかという程度も教えてくれます。
例えば、100円の利益なのか、1,000万円の利益なのか、現金が20万円しかないのか、1,000万円あるかでは、まるで判断が変わってきます。
利益や現金だけでなく、利益率だったり、全体的な資産のバランスをみるといったことも数字を使わないとわかりません。
そのためにも、数字を見ていく必要があるのです。
1年とか1ヶ月だけ見てもわからないかも
売上や利益、損益の構成を見るなら損益計算書を。
現金がいくらあるか、何にお金をかけているか、自分のお金と人から借りたお金の割合など資産状況なら貸借対照表を見ます。
貸借対照表の見方がわからなければ、こちらの記事も参考に。
でも、1年、あるいは1ヶ月の数字だけ見ていてもよくわからないこともあります。
数字を見るには、比べて見ることが一番です。
- 前月と当月
- 前年と当年
- 3年比較
- 5年比較
一つの方向だけでなく、いろんな角度から見てみるのがポイントです。
2年比較では、見えなかったことが3年比較や5年比較で見たら、問題点に気づけたということもあります。
貸借対照表だって複数年で推移を見る
損益計算書以上に、悩ましいのは貸借対照表。
その年だけ見ていたら、いったい何を見たらいいのかよくわかりません。
貸借対照表は、ただ数字で比較しても、わかりにくくイメージ図を使うことが効果的です。
3年や5年分の貸借対照表を並べてみましょう。
それぞれの意味はこちらの記事で。
こんな感じで見ると、気づくことはあります。
- 固定資産(黒)が2016年に大きく減っている→固定資産を処分した?
- 純資産(赤)は2016年で大きく減少して、2017年に回復している→2016年に大きな損失?
- 固定負債(緑)が2017年に減っている、その割に現金(青)は減っていない→固定資産売って借入金返済?
- 流動資産(紺)が減った→在庫減少?前受金ビジネスに移行して売掛金減少?
2017年に純資産が増えた理由など、わからないところは貸借対照表だけでなく、損益計算書を見ればわかってきます。
損益計算書も貸借対照表にしても、数字を見るなら比較して見ると効果的です。
前月比を見るなら、月次決算は欠かせません。
前年比、前月比など色んな切り口で見てみましょう。
何か気づくことがあるかもしれません。
【編集後記】
昨日は1日オフ。以前記事にしたみそ音が閉店したというニュースが飛び込んできました。個人的には気に入っていたのですが…。美味しいラーメン屋はなかなかないので頑張って欲しいです。その流れで夕方はラーメンを食べたくなり新規開拓。タンメンは細麺より太麺の方があうんじゃないかな〜。
【昨日の1日1新】
※「1日1新」→詳細はコチラ
桶狭間タンメン③