残業をしても評価されるわけではありません。
残業しなくてもいいような工夫をしておくことも必要です。
キツかった残業から逃げ出した過去
残業。
働いていれば誰もが一度は経験することです。
私も会社員として勤務した期間は7年4ヶ月、もちろん残業はありました。
名古屋で勤務していた頃は、残業をしても20時とかには終わっていましたが、
その後、転勤して東京に1年ちょっと勤務していた頃が一番きつく、日中は会議に出席することが多く。
夕方、デスクに戻ってきて、そこからが自分の仕事です。途中、コンビニで弁当を買ったり、お店で食事をして、それからまた仕事。
深夜の1時とか2時頃にタクシーで東京の神谷町から当時、自宅があった横浜の鶴見まで帰宅(会社が負担してくれますが)、家に帰ってシャワーを浴びて寝る。
朝、フレックスで9時とか10時に出社するというそんなライフサイクルでした。
もう、夜の食事をする時間がムダ。お金も使わないといけないし、それをするならその分早く帰りたかったです。
そんな感じの人は多く、中には精神的に参ってしまった人も会社の中で何人もいました。
私もちょっとこれはキツイな~。なんとかして逃げないと!
そう思っていた矢先に、会社で早期退職の募集がされました。
私も迷わずに手を上げ、その後税理士試験の道に進むことになります。
募集人数は当時の全社員の1/5くらいの人数でしたが、あっという間に定員になったそうです。
苦しんでいた人はそれだけいたということでしょう。
こんなサイクルで仕事をしていたら、平日はおろか、激務の影響で土曜日や日曜日もゆっくり休めず、自分の時間も作れません。
給料はそれなりによかったのですが、私はそういった生活には耐えられませんでした。
残業をしていると評価される?
会社に入社した当初は、みんな残業をしていたので、「残業をしないと仕事をしていないと思われるんじゃないか?」とも思っていました。
でも私は残業をしていて、褒められたことなんてただの一度もありません。
周りの人が仕事をしていると、帰りにくいわ~という気持ちにもなるかもしれません。
事実、私も経理にいた経験もあり決算のとき、会計事務所でも確定申告の時期には帰りにくいわ~と思ったことも何度もあります。
でも、そういった気持ちは案外こちらの勝手な考えだったりもします。
そういったことを考えて1日の仕事をすることは、受け身であり、自分のために使う時間も減ってしまいます。
強制されるようなブラックな職場であれば、逃げるが勝ち、逃げるのもスキルの1つです。
自分の人生にも時間の限りがあります。人生80年だとすると私の場合あと13810日。
残業しても評価されるわけではないのであれば、なおさらその時間を自分や家族のために、自己投資や楽しいことのために使いたいと思うのは普通のことです。
1日を振り返ってみる 使える時間を創り出す
そんな経験もあり、私は長い時間残業することが苦手です。
目が✗(ばってん)になってしまいます。
実際、1日を見渡せば、残業から逃げるための時間、自分のために使える時間は意外とあるものです。
私の場合であれば、会計事務所に勤務していた頃は、昼は弁当を持参して、食事が終わったら外に出て、FPの勉強をしたり、本を読んだり自分のための時間を作っていました。
細切れの時間でも毎日となれば、それなりの時間になります。
同僚の方と一緒に食事に行くと、それはできなくなるので、完全に割り切っていました。
また仕事が忙しいときは、朝早く出社していました。
残業でなく、逆に朝早くから仕事をするというのも1つです。
残業をしないように1日を振り返ってみると、意外とそのために使える時間があったりするものです。
【編集後記】
昨日は午後から名古屋で個人型確定拠出年金(iDeCo)のセミナーに参加。今年の1月から変わったこともいくつかあり、その整理をしたかったので。参考になったこともたくさんあり、いい時間になりました。