利益を出すには、いろんなやり方があります。
ときには、仕入単価を上げる、固定費を上げることで利益を増やすことも戦略の1つでしょう。
萌木の村に寄ってみた
旅行中に山梨県の萌木の村に寄ってみました。この辺りはすっかり雪景色です。
標高も高く、辺りを見回すと、もうすぐ近くに山が見えているような場所です。
山の上でもこういった設備はしっかりあります。
言い忘れましたが、萌木の村は清里にあります。
愛知県からだと、中央道経由でおよそ3時間です。
萌木の村の名物 カレーライス
萌木の村のカレーの老舗ROCKは平成28年の8月8日に火災にあったようです。
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そんなわけで現在は再建設の工事中でした。
その経緯が書かれたメッセージと募金箱がありました。
ネットで検索すると、検索候補で「萌木の村 火事」などが表示されます。
詳細はHPにもあるので、気になる方はどうぞ。
[blogcard url=”https://www.moeginomura.co.jp/”]
そして、そのROCKを再起させるべく、敷地内でカレーライスのお店を簡易店舗でやっているようです。
このカレーは火災があったときも、冷蔵庫の中で奇跡的に生き残ったとのこと。
お店はこんな感じで、外でテント張りのお店になっています。
寒いのでテント内はストーブで暖気をとっています。
メニューはこんな感じでした。カレーライスで990~1,500円なので、正直安くはないでしょう。
普通外食でカレーを食べようと思ったら800円くらいで食べられます。
ただ、実際に料理を目の前すると、この値段も容易にうけいれることができました。
カレーライスのボリューム感が凄すぎました。カレーにレーズンバターや厚切りベーコン、半熟卵そして野菜、漬物と満載です。
一緒に注文したチャーシュー丼もこのとおりのボリューム感です。
イマイチ写真だと伝わりにくいので、コップの大きさと比較してみました。
さっきまであまりお客さんがいなかったのに、いつの間にか満員です。
このカレーは1,500円でも他のお客さんも納得しているということでしょう。
仕入単価を上げる戦略
単にカレーライスということでは、通常よくある外食のカレーとの比較すれば高いというイメージになります。
でもその土俵には乗らず、このお店がとった戦略は、原価を上げて利益を出すというビジネスモデルでしょう。
例えば、通常のカレー店が左の方だとすると(粗利率は飲食店の平均70%で計算)、右のように原価を増やして粗利率が60%になっても、価格に転嫁できれば利益を出すことができます。
原価を増やしても、それによって商品価値をあげることができ、客数を増やすことができた。
原価を増やしても、売上単価を高く設定し結果として粗利単価を増やすことができた。
といったことであれば利益を増やすことができます。
通常モデルと同じ利益を出そうと思ったら、お客さんが1日で66人くれば同じ利益を上げることができることになります。
(表は利益から逆算で計算してみました)
売上単価を上げる、仕入値を下げる、固定費を下げるばかりが戦略ではないですね。
仕入単価をあげてみたり、教育費や広告費といった固定費を上げるというのも1つの戦略でしょう。
今回のカレーで改めて、これを認識できたわけです。
そういった意味では、他と比較されないことが大事、改めてそう感じました。
【編集後記】
昨日から友人家族と長野に旅行。長野に入ったら雪景色で冬が到来していました。さすがに愛知県とはだいぶ違いますね。