去年の6月に独立して1年と4ヶ月です。
独立したことで見えた世界があります。(子どもと同じように社会の山を登っています。(^^))
独立前と独立後の労働環境 何が変わったか
独立するまでに会計事務所に勤務していました。通算で7年くらいだと思います。
会計事務所の労働環境は事務所によっていろいろです。
大手の会計事務所に代表されるように、毎日残業が当たり前の事務所もあれば、大体定時で帰れるような事務所もあります。
私は、どちらかと言うと後者の事務所に勤めていました。18時頃には帰れていましたから。
そういう事務所を狙って勤務していましたが、採用いただいたことには素直に感謝です。
確定申告時期以外は残業もそんなになく、自分の時間もある程度は持てていました。
そのおかげもあり、できる範囲での自己投資もしていました。
ただ、確定申告時期は残業も多く、夜11時とか12時になる場合もありました。
会計事務所では、この確定申告特有の帰りにくい雰囲気があります。
周りの人がいるので少なからず気になってしまいます。
自分のその日にやることが終わったときに、その雰囲気が漂っていると、なかなかキツイものがありました。^^;
で、独立した後は、最初の頃こそ20~21時ころまで仕事をする毎日でしたが、今はどんなに遅くても18時半には仕事を終わるようにしています。
前回の確定申告の時期でも勤務時代に比べたら疲弊した覚えはありません。
当然、仕事量は違うんでしょうが、仕事量が多ければいいというものでもありません。大事なのは売上とのバランスです。
朝7時頃から仕事をしているので、残業をしたとしても、ダラダラするのがオチです。^^;
効率よく仕事をするためにはメリハリも必要ですし、そうなると時間内で効率よく仕事をする必要がある。そんな意識も独立してから芽生えました。(今の私にはブログもあるので余計にです。)^_^
売上を増やしてもその使い道までわからない 売上に対する意識も上がりにくい
売上、営業。
勤務時代、FPの資格を取得してからは、外部の交流も出てきて、紹介を頂くようになりました。
事務所としても、当然お客様を増やさないといけない、自分の給料にも少なからず影響するということもあり、紹介を受けていろんな方にお会いしました。
事務所として「売上をあげないといけない」という意識はあったものの、その後が続きません。売上を増やしてその後はどこへ?
もちろん給料が少し増えたりということはあったとしても、上がり方には当然に限界があります。
結果、増えたお金はどう使われたかはわかりません。事務所の損益も見えないわけで、ブラックボックスです。
紹介を受けたとしても、収入しか見えていないので、断ることなく基本的には契約まで至っていました。
中には顧問料と労働があっていない仕事もありました・・・。本来はあわない仕事はお断りするべきです。
報酬が低くても、会計入力は別の人がやってくれたりするので、労働と対価が合っていないということも感じにくかったりします。
そして、独立した今は、営業から請求書発行や資金繰り、事務のことまですべてを自分でやる必要があります。
一連の仕事の提供は、すべて自分でやることなので、労働と対価が合っているかどうかも勤務時代に比べれば判断がつきやすいです。
またやるべき仕事とやらない仕事の区別もつけています。今であれば記帳代行の仕事は原則受けていません。
自己投資などお金の使い方が大きく変わった
独立前にも自己投資は意識してきました。
しかし、税理士試験にもお金を使い、FPの資格取得にも使ったあとは、だいたい1万円以内のできるだけの自己投資が中心でした。
勤務であれば、自己投資は、給料としてもらった税金を引かれた後のお金で、さらに生活費を除いたお金の中ですることになります。
独立したあとでは、売上として頂いたお金の使い道は自分で決めることになります。自己投資をするにも税金を引かれる前のお金ですることができます。
お金を「浪費」に使うのか、「自己投資」につかうのかは、独立すれば自分次第です。
フリーランスとして仕事をしていく以上、商品は自分自身です。それだけに自分の価値を上げていくことは欠かせません。
お客様にとって、価値のある情報を提供し続ける必要があります。
税金のことだけでなく、いろんなことを学び、伝えていくことで新しい仕事が生まれるかもしれません。
そういった行動を意識することによって、必要以上の価格競争に巻き込まれる必要性もなくなると思っています。額面だけで判断されないような仕事を意識したいです。
独立した今、勤務していた頃との「違い」は確実に感じています。
【編集後記】
昨日は1日事務所で仕事。自分の事業の帳簿の状況把握をしました。月次は翌月1日にはほぼ確定させています。^_^